(2018年10月13日)災害孤児支援活動レポート#5 孤児たちから支援者のみなさまへ

災害孤児支援活動レポート#5 孤児たちから支援者のみなさまへ

2018年7月~9月の活動報告です。孤児支援をサポートしていただいている支援者のみなさまへ孤児たちがメッセージをかいてくれました!

この孤児支援活動では、毎月、現地パートナーが家庭訪問をして支援金を手渡していて、いつも現地から写真を送ってもらっているのですが…なんと今回は、支援している10名の孤児たちが支援いただいたみなさまの名前入りのメッセージボードを書いてくれました!

これは嬉しい!皆、元気そうな笑顔を見せてくれました!

孤児の中で、まだ文字の書けない子はこのような感じでアシストしながら書いてくれました。

シエラレオネの子供たちの名前事情!?

今回、このメッセージを書いてもらって、彼らの名前についていろいろと発覚しました。孤児の名前は里親と契約している書面にもいつも書いているのですが…

  • マルティダではなくてマティルダが正しい名前だった
  • 以前「ニックネーム」だと聞いていた名前が本名だと本人も家族も言っている

などがいろいろ発覚して、現地スタッフも混乱気味です。

毎月通って信頼関係はできているので、名前が間違っていたからどう、ということもないのですが、謎ですね。そういえば大人たちも、本名と違うニックネームを使っていることが多い気がします。

教育費無償化の影響

最貧国シエラレオネ、9月から教育無償化へ 大統領の公約(AFP通信)

先日、こんなニュースが日本語にも訳されて流れてきました。実際に9月の新学期から公立学校について無償化は開始されたようですが・・・

私たちが支援している子どもたちは、通える範囲に公立学校がなく、私立学校に通っているので基本関係ないようなのですが、孤児の1人は「政府から3冊のノートとバッグが支給された」と言っていました。

そもそも、無償配布だった教科書が生徒にわたる前に売られそれを生徒がストリートで買うとか、教材を買わないとテストを受けさせてもらえないとか、政権交代前から、いろいろ腐敗している状況はあったようですが、少しは改善したのか、今度また現地でヒアリングしてみたいと思います。

引きつづき里親サポーターを募集しています。

月3,000円で孤児1名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は10名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

→月3,000円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

→月1,000円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

(文責)支倉常明

シエラレオネ災害復興支援チーム

代表理事長:下里 夢美
  理 事:鈴木香緒理
  理 事:支倉 常明