(2019年3月3日)シエラレオネ大統領・レイプ及び性的暴行に対する緊急事態を宣言-2019年2月8日

シエラレオネ大統領・レイプ及び性的暴行に対する緊急事態を宣言-2019年2月8日

画像(引用)BBC News

シエラレオネ政府は2月8日、2018年の女性に対するレイプや性的暴行の被害件数が、一昨年2017年の2倍を記録したことにより、性的及び性別に基づく暴力に対する国家緊急事態を宣言したと、BCC Newsが報道しました。

ジュリアス・マーダ・ビオ(Julius Maada Bio)大統領は水曜日(2月6日)、フリータウン州議会で、被害の3分の1を占める未成年者への性的暴行は終身刑に値すると宣言。しかし「現在の法の下では、多くの暴行は罰せられていない」状況であるという。

シエラレオネ共和国は、750万の人口を有する国で、2018年には8,500件以上もの性的被害件数が記録された。これは前年(2017年)比で、約4,000人の増加だ。この被害報告数の急増化の背後にある要因はいまだ明らかにされていない。

高まる国民の怒り

叔父による性的被害にあった5歳の少女の事件を中心に、国民の怒りは高まっている。

大統領は、事件を迅速に追及する特別治安判事裁判所とともに、性暴力の被害報告を調査するための専門警察部署の設置を宣言。BBC Newsのウマル・フォファナ(Umaru Fofana)氏は、この動きは、通常法律の改正を要する必要のある議会を、大統領が迂回することを可能にするとも言っている。

活動家は、「少数の事件は報告され、幸運にも起訴された。だが、5年から15年の禁固刑を科すレイプに対しての罰則はしばしば課されないでいる」と言う。

性暴力の被害者と協力して活動する女性弁護士グループの会長であるファトマタ・ソリー(Fatmat Sorie)氏は大統領の宣言を「希望の光だ」と表現すると同時に、性暴力に関するデータは全国のほんの一握りの報告結果であり調査は不完全であると主張。性的被害に関する正しい全国規模のデータ収集と、早急な対応が必要であると彼女は述べている。

原文:Sierra Leone declares emergency over rape and sexual assault

(投稿)武藤幸