Category "シエラレオネ3分ニュース"

(2021年1月13日)3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「電気編」Vol.3

2021年1月13日

3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズvol.3「電気編」

NPO法人アラジを日ごろ支えてくださっている皆様、誠にありがとうございます。私たちNPO法人アラジは、シエラレオネ共和国において、困難な立場に置かれている子どもや大人たちへ、様々な支援事業を日々実施しています。

サポートを届ける人々は、ただ【支援が必要な、気の毒な人々】というわけではありません。私たちも日々彼らから、アフリカの壮大な文化や、生きる上で大切なこと、日本にはなかなか入ってこない貴重な情報を、学ばせていただいています。

今月も3分でわかるシエラレオネ紹介をお届けします。少しでもシエラレオネを身近に、魅力的に感じていただけましたら幸いです!

シエラレオネの電気事情

シエラレオネ政府は、2025年までに、740万人のシエラレオネ人すべてに電力を届ける「Power for all」を掲げており、様々な政策を行っていますが、現在シエラレオネでは、全人口のわずか15%しか電力へアクセスできず、地方ではその数は2.6%にまで下がると言われています。

これは、NPO法人アラジ、シエラレオネオフィスで使用している発電機です!

しょっちゅう停電するので、そのたびに発電機に切り替えるのですが、オイル発電は環境負荷も大きく、燃油代も高い上に燃費も悪く、電気は常に、悩みの種です…!

そこでよりクリーンでエコな、送電網を利用しないオフグリッド発電(ソーラー電力)が今、注目されています。

オフグリッド(電線を用いない電力)が今後の鍵に!

(2018年下里撮影)

オフグリッドの需要は2013年までにアフリカ全体の8割にまで浸透すると言われています。

しかし、シエラレオネ農村部においては、家庭へソーラーパネルを設置する場合、平均月収の約10倍と中々手の届かない価格になっていることや、ソーラーパネル設置までの交通網の未整備なども課題になっています。

また、政府はオフグリッド関連商品の輸入税や財/サービス税の撤廃などの政策を実施していますが、家電自体の製品保証が平均して1か月、もしくは一切ないなどの家電販売の歴史が浅いならではの問題もあります。

都市部の送電網を利用する一部の人々は、頻繁に停電し、電気が再供給される時に高圧の電気が流れ、家電が壊れるのを防ぐために、蓄電器に一旦電気を貯め、停電してもその影響を受けないよう対策している家庭もありますが、農村部においても、大型のソーラー発電所を作って小型の蓄電器に蓄電し、蓄電器や蓄電されたソーラーライトを小さな農村部の小売店で、電子マネーを用いて販売するなどの東アフリカを倣った具体的な構想が、今後は発展していきそう…!と、アラジのスタッフも一同、注目しています!

また、来月も、シエラレオネ3分紹介シリーズをお届けしていきます!

3分でわかるシエラレオネ紹介♪編集
下里夢美
花田優子

(2020年12月7日)3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「教育編」Vol.2

2020年12月7日

3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「教育編」Vol.2

NPO法人アラジを日ごろ支えてくださっている皆様、誠にありがとうございます。私たちNPO法人アラジは、シエラレオネ共和国において、困難な立場に置かれている子どもや大人たちへ、様々な支援事業を日々実施しています。

サポートを届ける人々は、ただ【支援が必要な、気の毒な人々】というわけではありません。私たちも日々彼らから、アフリカの壮大な文化や、生きる上で大切なこと、日本にはなかなか入ってこない貴重な情報を、学ばせていただいています。

今月も、支援者の皆様に、3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「教育編」Vol.2をお届けします。少しでもシエラレオネを身近に、魅力的に感じていただけましたら幸いです!

シエラレオネのビックリ!教育制度

シエラレオネの義務教育は、6歳からはじまり中学校3年生までです。
日本と同じ、小学校6年・中学校3年・高校3年制なのですが、より細かく見ていくと、日本とは全く違う教育システムがあり、なるほどな…!と感じる部分も多くあります。

先日、シエラレオネの中学進級試験であるNPSE(National Primary School Examination)に、2020年は過去最高の約150,000人が受験したというニュースを読みました。

792校の生徒は100%が合格したという一見喜ばしいように見えるこのニュースですが、たいして300校の生徒の合格率は0%だったという衝撃の内容でした。

進級テストの合格点は230点で、何歳でも受験することが可能だそうで、通常5月の第1土曜日に一日かけて行われます。

2018年に政府による公立小学校無償化が始まったシエラレオネですが、点数上位の児童のほとんどは、都市部の私立小学校に通っていると言われています。

農村部の小学校に通う児童は、進級試験を受けに行くまでの交通費がない、中学校に進学するには家族ごと引っ越さなければならない(アラジ2019年5月現地調査より)などの問題で、小学校卒業が最終学歴であるという子どもも多くいます。

経済的な要因による、教育格差が如実に表れる結果だと感じました。


私たちも、2018年からポートロコ県のンボロ小学校・マケレ小学校の学校運営をサポートしていますが、全ての子どもが初等教育を完了するために、日々効果的なサポート方法を模索しています。(12月半ばには、小学校支援の事業更新情報を皆さんにお知らせする予定です!)

ちなみに、学年が上がるごとに進級テストもあり、小学1年生でも留年があるシエラレオネですが、現地スタッフのシアは、10歳のときに飛び級して中学生になったそうです!

いつも一緒にシエラレオネのニュースピックアップをお手伝いしてくれている花田さんは、この飛び級システムに大いに賛成していて、「日本にもあればいいのに!」とおっしゃっていました!

3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ♪編集
下里夢美
花田優子

(2020年10月24日)3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「農業編」Vol.1

2020年10月24日

3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「農業編」Vol.1

日ごろより、NPO法人アラジを支えてくださっている皆様、ありがとうございます。私たちNPO法人アラジは、シエラレオネ共和国の首都フリータウンや農村部において、困難な立場に置かれている子どもや大人たちへ、様々な支援事業を日々実施しています。

支援を届けている人々は、ただ【支援が必要な、気の毒な人々】というわけではありません。私たちも日々彼らから、アフリカの壮大な文化や、生きる上で大切なこと、日本にはなかなか入ってこない貴重な情報を、学ばせていただいています。

今月から、支援者の皆様に、3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「農業編」Vol.1をお届けします。少しでもシエラレオネを身近に、魅力的に感じていただけましたら幸いです!

シエラレオネの主食はお米!

こちらの料理はシエラレオネで大人気のローカルフード「キャッサバリーフ」!

キャッサバというお芋の葉っぱを、ドロドロに煮詰めてつくったシチューです!キャッサバのお芋は、日本でもおなじみのタピオカの原料としても有名!

じゃがいもの葉っぱから作られたシチューは、「ポテトリーフ」と呼ばれていてます。旅行者の多くは、最初はキャッサバの葉っぱのシチューなのか、じゃがいもの葉っぱのシチューなのかわからないかもしれません。

市場にはいろいろなスパイスが売られているのですが、中でもオレンジの箱に積まれている「マギーキューブ」は大人気で、とうがらしとマギーで味付けされたシエラレオネのシチューは、辛くてとってもおいしいです!

シエラレオネの主食は、私たちと同じお米。なんと、自国で生産するよりも安価な米が手に入るということから、約4割のコメを輸入しています。

こちらのニュース(Chief minister Francis set to make millions of dollars from farming)では、ケネマ県のDavid John Francisという大臣が、市場の平均価格より僅かに安く、高品質で栄養価の高い”ECO Rice”という名の独自のブランド米を作り上げたことが、取り上げられています。

現在シエラレオネでは、コロナ感染症によるロックダウンや高騰する輸入米の影響で、7割の人々が食料危機に陥っています。ビオ大統領も公約に掲げている通り、このECO Riceが食料自給率上昇に、貢献することを期待したいですね!

3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ♪編集
下里夢美
花田優子