NPO法人アラジ(正式名称:特定非営利活動法人Alazi Dream Project)は、西アフリカのシエラレオネ共和国で活動する国際協力NGOです。2014年に任意団体として創設、2017年にNPO法人化してから7年間で、述べ1,100名の最貧困家庭の子どもたちに、公教育への復学機会を提供してきました。 2021年4月にNPO法人として5期目を迎えた私たちは「あと1,000名の子どもに教育支援を届ける」ことをミッションに、「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」をビジョンに、現地シエラレオネの人々の尊厳を守りながら真摯に活動を続けてまいります。
代表理事 下里夢美
OUR ACTIVITY
私たちの活動
シエラレオネ共和国は、日本から約12,000km離れた西アフリカに位置する共和制国家です。人口約800万人と、アフリカ諸国の中では比較的小さな国で、1808年に奴隷制から開放された奴隷の移住地となり、その後イギリスの植民地時代を経て、1961年4月27日に独立しました。2002年まで11年間続いた内戦の影響により、2016年まで「世界で一番命の短い国」と言われていました。
2018年に政権交代した後、初等教育の無料化が推し進められましたが、入学時に制服・通学バックを準備できない、その後、給食費や文房具代が支払えないなどの理由で、自身の生活費や教育費を、自身の児童労働によって捻出せざるを得ない子どもがいます。
シエラレオネにおける初等教育完了率は82.7%(世界銀行)、さらに教室や手洗い場など、充分な学校設備の整っている学校はわずか52.3%、教員免許を有する教師はわずか41.3%(2019,教育省)しかおらず、教育現場は現在も様々な困難を抱えています。
SDGsの達成目標4.1に掲げる「初等教育の男女平等」はすでに達成していますが「すべての子どもが無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を終了できるようにする」目標達成にむけて、アラジも様々な行政・国際機関と連携し、尽力を続けてまいります。