SDGsが目標達成を目指す2030年までにNGOがどのような存在になるべきか、今後のNGO像を議論し実行に移す、「NGO2030」。新型コロナの感染拡大により、これまで以上に国際協力や支援のあり方・関わり方が問われる中、NGO2030では、「これからの社会を担う世代と一緒に考えたい!」という想いから、2020年より毎月1回ウェビナーを開催しています。
本年度は「SDGs”推進者”でぶっちゃけトーク!」として、SDGs達成に向けた “横断的な取り組み” や “業界を超えた連携の在り方” について本音にせまる内容をお届けしています。
■第17回のテーマは、「若手NGO起業家に聞く!国際協力NGOをライフワークにするには?」
若者のNGO離れが課題となっている昨今でも、様々な形で、海外でのサポートを開始・継続し、新しい方法で海外支援を実現させる、学生団体やアクティビストが多くいます。
本イベントでは、2014年に国際協力NGOを創設、NPO法人6期目を迎える、NPO法人アラジ代表理事の下里夢美さんから、国際協力の組織・財源・事業の0→1を作り上げてきたエピソードや、NPO法人・現地NGO登録の実務や行動規範・ポリシーの作り方について、全体像をお話しします。
また、NPO法人WELgeeリソース部門統括の、渡辺早希さんも交え、比較的新しいNPOで働くことになったきっかけや、ぶっちゃけ苦労話、今後のNGO業界に期待することなどを、対談形式でお話しする予定です。
海外で困難な状況にいる人々に寄り添った活動を展開したいと考える方、または実践する若手NGOの卵や、アクティビストの皆さんにとって、さらによりよい活動の実現への近道となれば幸いです。
こんな方におすすめのイベントです↓
学生団体を運営している方
海外で支援事業をはじめたい方
海外で支援事業を実際に行っている方
将来、NGO・NPOを自分で起業したいと思っている方
青年海外協力隊の経験のある方
イベント終了後にも、登壇者、NGO2030のメンバー、参加者が、少人数で意見交換・相談ができる放課後トークタイムを予定しています。みなさんのご参加をお待ちしております!
■開催概要
日時:2022年5月27日(金)18:00-19:30 ※17:55 開場
会場:オンライン配信(Zoomにて行います)※途中入退室 自由
参加申込み方法:こちらのより事前にお申込みください。申込みいただいた方に、後日、参加のためのリンクをお送りします。
主催:JANICワーキング・グループ「NGO2030」
登壇者
▷下里夢美(しもさと・ゆめみ)(30歳)
特定非営利活動法人Alazi Dream Project(NPO法人アラジ)代表理事
山梨県出身。世界最貧国、西アフリカのシエラレオネ共和国にて「誰もが夢にむかって努力できる社会へ」をビジョンに活動するNPO法人アラジ代表理事。桜美林大学LA/国際協力専攻を卒業後、2014年から活動を開始し、17年にNPOを起業、法人化。19年には現地オフィス設立。最も困難な状況に陥る子どもたちへの奨学金給付支援・農村部小学校定額給付支援、10代のシングルマザー復学支援・男子中高生への性教育プログラムなどに従事する。また、インタビューやテレビなど多数のメディア出演や、小学校から大学での講演会などにおいて、シエラレオネの貧困に関する諸問題の啓発活動を行う。筑波大学非常勤講師。二児の母。
下里夢美:note
下里夢美:Twitter @shimosatoyumemi
▷渡辺早希(わたなべ・さき)
NPO法人WELgeeリソース部門統括
1997年生まれ。母語は津軽弁。宇都宮大学国際学部卒業。初海外で訪れたヨルダンで難民と出会う。その後、韓国済州島でのイエメン人難民との関わりから、社会との「繋がり」や「居場所」を創出することの大切さを実感し、2019年夏よりWELgeeサロン事業部にインターンとして参画。2020年4月、リソース部門統括に就任。
■プログラム
18:00-18:05 NGO2030概要説明
18:05-18:25 若手NGO起業家、下里さんから聞く!現在の活動に至るまで~キャリアトーク~
18:25-18:30 渡辺さん自己紹介
18:30-18:45 対談
(トークテーマ例)
・比較的新しいNPOで働くことになったきっかけは?
・ぶっちゃけNGOを立ち上げ・運営していく上での苦労話
・NGO/今の活動含めて今後の展望、業界に期待すること etc.
※事前申し込みでの皆様の声を反映できればと思いますので、是非、申し込みフォームにご記入ください。
18:45-18:55 Q&A
18:55-19:00 アンケート、次回予告
■NGO2030とは?
大きく変化する世界情勢、人道・開発支援が置かれる状況、日本国内の情勢など、私たちを取り巻く環境は日々変化しています。こうした中、日本の国際協力NGO自身も大きく変革しなければならないという問題意識のもと、JANICのワーキンググループの一つとして「NGO2030」という有志グループを立ち上がりました。2018年より、日本のNGOが向かう方向性・姿について外務省NGO研究会から継続検討を行い、「3つの方向性と10のアクションプラン」の実現に向けて活動しています。