(2026年8月16日)教員向け性教育トレーナーの記念式典を開催しました!

当事業について

NPO法人アラジの現地法人JaSiLe Foundation(ジャパン・シエラレオネファンデーション)は、事業地であるシエラレオネ・ケネマにおいて、2026年1月より、学校での性教育を強化するための教師に対する研修を実施しています。

この研修は、思春期の予期せぬ妊娠や中途退学を防ぐことを目的に、学校の先生が正しい知識と指導方法を身につけ、継続的に授業を行えるようにする取り組みです。

今回はまず試験的な取り組みとして、5校から10名の教師が参加しています。

この研修はJICA基金によって実施され、教育省と保健省が連携して学校現場での質の高い性教育の定着と普及を目指しています。


教員向け性教育トレーナーの記念式典を開催しました!

いつもNPO法人アラジの活動を応援していただき、ありがとうございます。

NPO法人アラジの現地法人JaSiLe Foundation(ジャパン・シエラレオネファンデーション)は、シエラレオネ・ケネマ市にて、性教育トレーナー育成事業の研修と最終試験を終えた先生方を称える記念式典(授賞式)を開催いたしました!

会場となったケネマ市のホールには、研修を修了した教員をはじめ、地域リーダー、教育関係者、政府機関や現地ステークホルダーが一堂に会し、子どもたちの教育と健康の改善に向けた節目を共にお祝いしました。

地域社会と行政が一体となった記念式典

式典の司会を務めたオーガスタン・A・サノー(Augustine A. Sannoh)氏の歓迎の挨拶で幕を開けた式典では、復学支援や性教育を通じた若者への啓発活動など、アラジ/JaSiLe Foundationの取り組みが紹介されました。

また、現地行政や関係機関の代表者からも期待と祝辞のメッセージが寄せられました。

  • ケネマ地区評議会 ジェンダー担当官(Abibatu Amara氏): 「性教育は10代の妊娠を防ぐために不可欠です。若者に性に関する正しい情報を提供することで、自ら責任ある選択をし、自らの未来を守ることができるようになります」
  • 関係機関からの後押し: シエラレオネ教員組合(SLTU)、警察の家族支援課(FSU)、教育省(MBSSE)、保健省の代表者が登壇し、10代の妊娠削減と若者の保護に向けた性教育プログラムへの継続的な協力を力強く誓ってくれました。

現地マネージャーPidiaより:事業の成果と今後の展望 JaSiLe Foundationマネージャーのジョセフ・アリウ・ピディア(Joseph Allieu Pidia)からは、今回の教員研修のねらいと事業成果が発表されました。

  • 教員研修の成果: 5校から選抜された10名の教員がパイロット版研修を修了。各学校や地域で包括的性教育を広める「性教育アンバサダー(トレーナー)」として育成されました。今後はさらに多くの学校へ拡大予定です。
  • これまでのインパクト: 2021年の設立以来、99名の10代シングルマザーの復学を支援。さらに、166校以上の小中学校で7万8,000名を超える生徒たちへ性教育を届けてきました。

修了証の授与と参加者の声

式典のハイライトとして、最終試験に合格した先生方一人ひとりに認定証が手渡されました。

研修を受けた教員の代表であるジョセフィン・ティアンゲ・モモドゥ(Josephine Tiangay Momodu)先生は、アラジへの感謝を述べるとともに、「研修で得た知識を実際の教室で実践し、みんなで協力して10代の妊娠を減らしていきましょう」と同僚の先生たちへ力強く呼びかけました。

今後の取り組み

式典の締めくくりには、政府機関、学校、地域社会、保護者、支援団体がより強固に連携し、子どもたちが正しい知識と適切なガイドラインを得られる環境を作っていくことが再確認されました。

認定証を受け取った10名の先生方は、それぞれの赴任校に戻り、子どもたちへ直接性教育を届けるステップへと進みます。アラジは今後も「年に最低3回、30人以下のクラスでの実施」をモニタリングし、現場の先生たちを伴走支援してまいります。

地域全体で子どもたちの未来を守るこの取り組みを、引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。

引き続き、応援をよろしくお願いいたします!

(投稿)代表理事・下里夢美