(2020年5月2日)新型コロナウイルス感染予防のための緊急支援のお願いと現地活動状況について

(2020年5月2日)新型コロナウイルス感染予防のための緊急支援のお願いと現地活動状況について

私たちが2014年から様々な支援活動を続ける西アフリカのシエラレオネ共和国でも新型コロナウイルスの感染が確認されています。NPO法人アラジでも現地での緊急支援として

  • ケネマ県への手洗い場設置支援
  • 農村部への布マスク配布支援

の二つを2020年4月29日より、実施していきます。

ケネマ県への手洗い場設置支援では、ケネマ県のパートナーNGO「Global Village Network」と協働して、ケネマ県への各コミュニティへの簡易手洗い場の設置支援を進めています。現在、48か所に設置、約500名へ支援を届ける準備を進めていますが、各世帯に設置することが望ましいため、こちらは随時支援を募集をしております。

農村部への布マスク配布支援では、NPO法人アラジ現地スタッフを中心に、アフリカ布商品制作事業を行う4名のテーラーが繰り返し洗って使用できる布マスクの制作をしており、随時支援先のポートロコ県・ケネマ県の小学生の通うコミュニティに配布予定です。布マスクの正しい装着の仕方や感染予防についてまとめた用紙も一緒に配布します。

緊急支援の現地活動状況については、新型コロナウイルス感染防止緊急支援特設ページをご覧ください。

皆様のご支援よろしくお願いいたします。

既存事業の活動状況について

農村部小学校支援

現在まで、ポートロコ県のンボロ小学校(約100名)マケレ小学校(約100名)へ下半期と上半期の2度、必要な教材支援を続けており、ケネマ県への小学校(約200名)への支援拡大も検討していましたが、都市部でのロックダウン(都市封鎖)が続いているため、現在活動を停止しております。

テーラーアフリカ布雑貨販売事業

現在まで、首都フリータウンの5ショップ15人のテーラーと一緒に、日本で販売するアフリカ布雑貨を制作・販売してきましたが、日本への商品輸送が難しい状況のため、現在はすべてのテーラーがコロナウィルス感染防止のための布マスク制作に従事しています。

災害孤児支援

現在まで、首都フリータウンにおいて災害孤児の里親宅への毎月の家庭訪問、現金給付の支援を続けてきましたが、先月4月に支援を拡大し、現在16名の子どもたちへ支援を届けています。こちらは、首都における外出禁止措置が解除されたタイミングで通常の支援活動を行っております。

 

 

様々に大変な状況ではありますが、今後もメインとなる活動を緊急支援に切り替える形で、状況をみながら、できるサポートを考えていきます。

今後とも、ご支援・応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(投稿)下里夢美