(2021年2月10日)2021年1月の活動ハイライト

2021年1月の活動ハイライト

2021年から、毎月、前月の活動報告をまとめてお送りする「前月の活動ハイライト」記事を更新していきます。

ぜひご覧ください。

都市部

奨学金給付支援

都市部で経済的に困難を抱える、小学校1年生〜中学校3年生を支援対象にした子どもと保護者に、毎月の家庭訪問による奨学金給付支援を行っています。

今月は、郊外に引っ越した2名が支援終了となりましたが、新たに1名のシングルマザー家庭の子どもに支援を開始し、1月は合計18名に家庭訪問による現金給付とモニタリング調査を実施しました。

支援開始のヒアリングは50項目以上に上りますが、1月から家庭の経済状況のチェック項目の追加や、公立小学校と連携して、最も脆弱な状況に置かれている子ども(通学以外の時間に月160時間以上の児童労働を行う子ども、シングルマザー家庭、里親家庭で生活する子ども等)のヒアリング調査を丁寧に行い、今後もサポートを拡大していく予定です。

写真は新しくサポートを開始した男の子です。2018年から初等教育は無償化してるシエラレオネですが、通学バックや靴を変えないなどの理由で、月160時間以上の売り歩き労働や、物乞いをしている子どもは、シエラレオネ国内全体では4割に上ると言われています。

農村部

小学校定額給付支援

現在までに3校のプライベートスクールを支援してきたアラジですが、現在はマケレ小学校(生徒数280名)に対してサポートを行っています。私たちがサポートを届ける小学校は、外国支援組織が学校施設だけを建て、撤退してしまったケースがほとんどです。

郊外の森の奥深くにあるマケレ小学校も同様の問題を抱えており、地元教育省は予算的な問題から、まだまだ公立小学校に認証することは難しく、アラジのサポートを必要としています。

私たちは、毎月定額の現金給付を先生をはじめとした学校運営組織に届け、毎月、収支報告書をチェックし、学校運営に必要な設備・教材・全校生徒280名の給食・先生5名への給与の補助を行っており、いずれは地元教育省に運営を引き継げるよう、様々な調整を行っています。設備・教材の手配はせず、学校運営が自主的に継続してマネジメントできるよう、サポートを行っています。

2020年11月から定額給付支援を開始しており、現在徐々に児童全員が着席できる椅子の整備が進んでいます。

その他の事業

COVID-19の影響で、アフリカ布を使った現地での制作事業、ゲストハウス事業などは縮小を余儀なくされていますが、ロックダウンが解除され、学校教育が再開していることから、さらに、都市部での奨学金支援、農村部での小学校定額給付支援に力を入れていく所存です。(※2月現在は、コロナ感染症陽性者増を受け、1月25日より、2週間の移動制限が行われております)

日本事務局

認定NPO法人very50様にご依頼いただき、代表下里が、京都の高校でオンライン授業を行いました。

また、奨学金給付支援では、4名の方がドリームサポーターに登録してくださいました。ご支援いただき、本当にありがとうございます!

ご支援のお願い

NPO法人アラジでは、毎月1,000円をご支援いただく、マンスリーサポーターとして、活動を支えてくださる仲間を募集しています。

クレジットカードをお持ちの方であれば、下記のURLより、メールログイン認証の後、ご支援いただくことが可能です。

マンスリーサポーターが1名増えることで、シエラレオネ農村部の1名が充実した教育を受けることが可能になります。

また、都市部の奨学金支援においては、毎月3,000円のサポートで、一名の成長を毎月メールで写真とともに見守る支援制度もございます。

アラジのマンスリーサポーターになる

コロナ禍で緊急事態に陥る子どもは増え続けており、皆さんのご支援を必要としています。

どうぞよろしくお願いします。

NPO法人アラジ

代表理事・下里夢美