(2022年8月12日)シエラレオネ国内における反政府デモと今後のNPO法人アラジの現地活動について

日頃より、NPO法人アラジを応援、ご支援いただている皆さま、誠にありがとうございます。

代表理事の下里夢美です。

シエラレオネ国内における、反政府デモと今後のNPO法人アラジの現地活動について、最新の情報をご報告いたします。

8月10日(水)に、シエラレオネの首都フリータウン東部と北部において、反政府デモが発生いたしました。過去数か月における物価高騰等をはじめとする国民の不満と、ビオ大統領の退陣を求め、8月8日から10日にかけて反政府デモを行うとのFacebookでの呼びかけにより、10日午前にデモが発生いたしました。

デモ隊と治安当局との衝突により複数の死傷者が発生したことを受け、イギリス滞在中のビオ大統領に代わり、モハメド・ジャリー副大統領が、軍隊の派遣を要請するとともに、同日午後3時以降の無期限の外出禁止令を発令しました。また、一部インターネットの遮断もあるとの報告を受けています。

NPO法人アラジは、現地法人JaSiLe Foundationを設立し、2名の現地人スタッフを雇用しております。このデモに伴う現地スタッフ2名の無事は確認できております。

以上に伴い、NPO法人アラジでは、外出禁止令が取り下げられるまでの間、以下の対応を実施してまいります。

  • 現地モニタリング・ヒアリング等は一部中止
  • 口座凍結を踏まえた預金の引き出し及び、海外送金の一時停止

今後、予定しているプログラムの遅延が予測できない範囲で発生することが想定されます。

今後も、最新の情報を皆さまにご報告させていただきます。

今後とも、NPO法人アラジをどうぞよろしくお願いいたします。

特定非営利活動法人Alazi Dream Project

代表理事

下里夢美