シエラレオネ洪水災害レポート#6 物資を届けました
前の記事でお伝えした通り、我々の今回の支援は親を亡くした災害孤児の支援をすることに決定しました。必要なものを届けるため、リージェントの被災地キャンプの方に協力いただいて孤児のリストを作成し、インタビューを実施しました。
物資購入、手渡しにて支援
インタビューの結果、学校が始まってからの勉強用具を支援することに決め、以下のセットを孤児77名分準備しました。
- スクールバッグ
- ノート(小)12冊
- ノート(大)2冊
- 鉛筆1箱
- ペン2本
- 算数用道具セット(定規、コンパス等)
これらを1セットとしてビニールバッグに詰めたもの
また、これらと別に、事情があり学校用具より現金のほうが適切だと判断した孤児10名に現金100,000リオンを渡しました。
孤児へのインタビュー動画
今回物資を渡した中から、2人のインタビュー動画を撮影できました。
イブラヒム・カマラくん
会話の訳:
・学校には通ってる?
→ううん。
・なんで?
→ママとパパが死んだから。
・なんで死んだの?村で?フリータウン?
→ここで。
・今回の災害で?
→うん。
・今誰が面倒見てくれてるの?
→おばさん。
・災害があった時君はどこにいたの?
→トイレに行くために外に出てた。
この子は、たまたまトイレに行きたくなって家の外に設置されているトイレに行ってるその瞬間に地滑りで家が流されたとのことです。なんというか、不思議な力で生かされたという感じがします。
イブラヒム・ダボくん
会話の訳:
・名前は?
→イブラヒム ダボ
・今回の災害で誰が亡くなったの?
→ママと弟
・学校に行ってる?
→行ってたけど学校が潰れた
・この災害で?
→うん
・何年生?
→5年生
・誰か助けてくれる人がいるならまた学校に行きたい?
→うん
この子はホリデイの間父親と村に行っている間に災害がおきたとのことです。
リージェントの子どもたちへの物資支援について
今回のレポートで報告した物資支援で使った明細です。
- スクールバッグ le80,000
- ノート(小)12冊 le15,000
- ノート(大)2冊 le14,000
- 鉛筆1箱 le10,000
- ペン2本 le1,000
- 算数用道具セット le20,000
- 大型ビニールバッグ le5,000
- 計le145,000×77人分=le11,165,000
- 現金le100,000×10人=le1,000,000
→ 合計le12,165,000(約17万7千円)
孤児院ドンボスコへの募金
リージェントの子どもたちのほかに、「ドンボスコ」という孤児院に預けられている子どもたちもいます。こちらは施設で物的には充足しているため、施設に対してお金で募金をしました。1人 当たり、Le145,000ということに決め、以下金額を渡す予定です。
le245,000×11人分=le2,695,000(約3万9千円)
今回、NPO法人アラジとして集まった支援金は、161,398円でしたので、残りは国際支援NGOあいで集まった支援金となります。
今回、2団体あわせて現地に送金した支援金全体としては、まだ少し余っておりその資金使途は検討中ですが、いったん物資を届けるというファーストステージは一区切りしました。
被災地キャンプについて、ちょうど1カ月後の11月15日までに全員が立ち退くよう言われており、政府からの援助はそこで終わりになるようです。そのあと何ができるか現地と検討しています。
支援金振込先
ひきつづき、銀行振込での支援を募集してます。
ゆうちょ銀行 | |
〇一八(ゼロイチハチ) | |
5675963 | |
トクヒ)アラジドリームプロジェクト |
お振込いただきましたら、お手数ですが
1.送金日
2.金額
3.振込名義
を添え、件名に「シエラレオネ災害支援金」と記載して、こちら(info@alazi.org)までメールをお送りください。
みなさまのあたたかいご支援お待ちしております。
(文責)支倉常明
Alazi Dream Project シエラレオネ災害復興支援チーム
代表理事長:下里 夢美
理 事:鈴木香緒理
理 事:支倉 常明