(2019年2月3日)第6回現地活動を行った瀬谷からのちょこっと活動報告

第6回現地活動を行った瀬谷からのちょこっと活動報告

今回の活動レポートでは、昨年11月末からシエラレオネにて約1か月間、現地の様々なプロジェクトを進行してくれた、学生スタッフの瀬谷祐葵(せやゆうき)を皆様に紹介させていただきます。彼女がシエラレオネに出会ったきっかけや、今回の渡航で感じたことなどをインタビューしています。ぜひご覧ください。

●私がシエラレオネに出会ったきっかけ●

アラジのHPの活動報告レポートを読んでくださっている皆さまはじめまして!大学4年を休学してアフリカ生活を満喫中の瀬谷祐葵です。

小学生の時に始めたユニセフ募金でなんとなく途上国について調べていたところ「世界で一番命の短い国」として初めてシエラレオネのことを知りました。今回のボランティア活動にいたるまで、途上国に対して興味はあったものの特別何かしてきたわけでもなく、大学でもバイト漬けの日々を送っていました。

そんな中このまま何も知らずに大人になる自分に抵抗を感じ、実際に途上国へ行ってみようと思い切って休学。特に興味のあるアフリカ地域に行ってみたい、なんなら小学校ながらに衝撃を受けたこのシエラレオネという国はどんなところなのか、実際に行って確かめたい。そんな中、夢さんのブログを見つけ、アラジの活動に出会いました。

●第6回現地活動について●

11月末から現地入りし、12月24日まで首都フリータウンにある現地オフィスを拠点として活動を行いました。主に就労支援の一環として、アフリカ布を使った服や小物の発注を行っていました。市場で布の購入からオーダー表の印刷作成、完成品のチェック、たまに発注する服のデザインを考えることもありました。全くの未経験で苦労はしましたが、なんだかんだ楽しかったです。アフリカ布ってとっても素敵なんですよ(^^)

他にも災害にあった孤児たちの里親宅家庭訪問と生活費の支援、村にある政府未承認の小学校へ教材支援と、ゲストハウスがあるビルのオーナーとの契約交渉、訪問先や町中でのインタビュー調査など、とにかくいろんな経験をさせていただきました。

●シエラレオネに渡航してみて感じたこと●

とにかくシエラレオネにはいろんな国籍をもつ人が暮らしています。(インド・中国・イギリス・レバノンetc..)シエラレオネの公用語は英語ですが、中国語や韓国語またアラビア語も目にすることが多く、移民の多い国なので彼ら向けのスーパーやレストランもよく見かけます。とても国際色豊かでいろんな国の言語や文化に触れられるのがこの国の面白いところだと感じました。

一方で現地の人たちは、期限や時間を守らないのはざらです。(もちろんしっかりしている人もたくさんいます。)ある程度覚悟していたのと私も時間にルーズなところがあるので寛容でいたつもりなのですが、それを上回る行動には容赦なくキレていました。謝る前に言い訳か謝らない。挙句の果てに逆ギレされたときの気分は最悪でしたね。(笑) ここでの滞在歴の長い日本人たち曰く、ダメなことはその場ではっきり伝えて時に感情的に怒るのも大事だそうです。

●今後アラジが取り組むべき、見えてきた課題について●

村や地方でのインタビューでは、もちろん援助に頼らず働きたいけど仕事がない、ビジネスを始めたいけど資金や環境がないという意見もありました。首都ではビジネスコンテストが定期的に開かれていて毎度多くの応募が来るようです。ただ選抜されたグループでさえ、プレゼン方法や説明にどこか穴がある状況でした。従って、彼らの起業支援のために資金作りやスキルの向上、そしてプレゼン指導にアクセスすることによって、アラジが目指すシエラレオネの貧困消滅へ大きく前進できるのではないかと思いました。

…瀬谷による現地活動のちょこっとレポート、いかがでしたでしょうか?彼女が行ってきた現地活動についてより詳しくHPなどに今後も掲載していく予定ですので、ぜひご覧ください。下記に詳細リンクをご紹介します。

●瀬谷による災害孤児支援活動11月レポート

●瀬谷による下半期ポートロコ小学校支援・調査活動報告

●テーラー生活向上プロジェクトにて制作した商品はWEBショップにて販売中です。一人ひとり制作したテーラーの顔がわかるネットショップになっています。ぜひご覧ください。

WEBショップAlaziはこちら

第6回現地活動報告会のお知らせ

第6回現地活動を実施したスタッフの瀬谷より、第6回現地活動報告を行います。ぜひご参加ください。

【日時】3月9日(土)14:00-16:00
【場所】アラジ文京区事務所(東京都文京区関口1丁目44-3信生堂ビル4F)
【参加費】500円(アラジ会員・マンスリーサポーターは無料)
【内容】

●参加者の皆様の自己紹介
●シエラレオネ共和国について(現状と課題)30分
●第6回現地活動報告について
●今後の活動計画について
●質疑応答タイム
…etc

参加申込はこちら

(投稿:下里夢美)