災害孤児支援活動レポート#4 支倉はじめての訪問と契約更新
今回は、2018年4月~6月の活動報告です。6月は、支倉がはじめて訪問に同行させていただきましたので、その時の様子を中心にレポートいたします。
2017年8月に災害が発生し、2018年1月から始めた本活動も半年を迎えました。活動開始時、5月までの契約としていたので、今回は、契約の更新もあわせて行いました。
全員のヒアリングと契約更新
支援している10名およびその里親と話をしました。結果としては、全員毎日学校に通うことができ、ランチも食べることができているとのことでした。支援している孤児たちは、災害発生直後「ドンボスコ」という孤児院に入っていて、その後里親に引き取られていったのですが、今もドンボスコと連絡をとっているようでした。
健康状態も、何かあったら病院に行くことができており、問題ないようでしたが、まだ災害時のケガの痛みがあるという子もいました。また、支援金については、学費・制服・本などや病院代、薬代など、きちんと子供のために使ってくれていました。
ヒアリングを終え、結果としては、全員について2018年12月までという内容で契約更新を行いました。
ちなみに現在は、1人あたり約3,000円という同額を支援しているのですが、里親の収入額、学年、通っている学校が公立なのか私立なのか(地域に公立学校がなく私立しか選択肢がない場合があります)などによって、子供にかかっているお金が違うため、同額支援が公平ではないような気がしてきました。
次回更新までの課題とし、今後のルール作りをしていきます。
2つのサプライズ
私が訪問するということで、2つのサプライズを用意してくれていました。
1つは、支援している孤児の1人であるYealie が手が手紙を読んでくれました。
もう1つは、同じ地域の孤児と里親たちが集まって歓迎会を開いてくれました。
今回は、私だけ大歓迎されてしまいましたが、実際に支援の現場に同行させていただき、多大なる協力をいただけていることがあらためて分かりました。現地バートナー FC King Kongの皆さんに改めて感謝の意を表したいと思います。
ご支援のお願い
NPO法人アラジでは、現在「災害孤児支援金」を随時募集しております。
ご関心のある方は、こちらのページよりご確認ください。
(文責)支倉常明
シエラレオネ災害復興支援チーム
代表理事長:下里 夢美
理 事:鈴木香緒理
理 事:支倉 常明