(2022年10月31日)インターン卒業生インタビュー(西村郁哉さん)

8月にアラジのインターンを卒業した西村さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

大学生の西村郁哉です。2022年8月から約3か月間、インターン生としてアラジの活動に携わらせていただきました。事務所の方には通うことができなかったので、オンラインで参加させていただきました。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

元々語学が好きで、大学の留学生のチューター業務など国際交流などには積極的に参加していました。しかし、交流にとどまるだけでなく、もっと社会問題の解決に直接関わる国際協力に携わりたいと考えていたところ、アラジのインターン募集要項を見つけました。代表の下里さんの思いと、元から携わりたかった教育分野、またシエラレオネという国やハズバンドスクールの取り組みといった独自性に惹かれました。経験も少なく、自分にふさわしいか不安な部分もありましたが、この機会を逃してはいけないと思い、すぐに応募しました。

どんな業務に携わりましたか?

オンラインでの参加でしたが、事務所でしかできない作業以外のあらゆる業務に関わりました。SNS投稿やホームページ記事作成、プレスリリース等を通じての広報業務を主に担当していました。また、現地業務マネジメントとして、給付や受益者の管理だけでなく、現地スタッフの方とのミーティングも行いました。他にもファンドレイジングや認定NPOの申請準備など、NPO全体の運営に直接関わる業務や、サポーターの方々との交流の場である国際協力勉強会の準備など、裏方から最前線まで多岐にわたるインターン活動でした。

インターンを通して学んだことは何ですか?

インターンでは常に、サポーターの方々、現地スタッフ、さらに新たに支援していただける可能性のある方々など、様々な形での人々との繋がりがあるため、まさにアラジとの橋渡しのような役割を担っていました。誰を対象にするかにより、広報やファンドレイジングのアプローチが異なるため、どのようにすれば一番効果的かつ印象的に伝えられるかを考える必要がありました。その点でのノウハウは非常に勉強になりました。

また、インターンを始めるにあたり、国際協力に関してどんなに崇高な大義を掲げても、運営をする上での実用上の問題があるのではないかと疑問に思っていました。実際にNPOの運営に携わることで、やはり社会情勢や支援母体の大きさなどに左右されるという、運営の大変さや脆弱さなど課題も見えてきました。しかし、代表の下里さんの思いの熱さや交流会でお会いしたサポーターの方々の支援の輪を見ていると、それぞれの人間的な魅力が活動を支えているのだと実感しました。こうした繋がりを大切にするというアラジの活動の中で、「自分もこのようになりたい」と思えるような人々にたくさん出会えたのが一番の経験でした。

今後思い描いているキャリアを教えてください!

国際関係にマクロレベルで関われるような仕事をしたいと常々考えていましたが、アラジでのインターンを通じて、個人の支援が目に見える形で実を結ぶようなミクロレベルでの支援活動にも携わりたいという思いが芽生えました。大きな視点で見ると、組織間の繋がりに見えるようなものでも、実際は人と人との繋がりが終局的には最も重要であると思います。そのため、インターンの業務上でもそうでしたが、国や組織間、ひいては人と人を繋ぐ「橋渡し」の役割を担えるような人物になれるよう、積極的に国際協力にこれからも関与していこうと考えています。また、インターンを通じて学んだノウハウを活かして、自分や関わりのある物事に関して訴求力をもって伝えられ、人々を動かせるよう、人間的にも成長していきたいです。あとは、今回の活動を通じてもっと身近に感じたシエラレオネに行くことですね。

西村さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

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(投稿)インターン 川上花菜