(2023年8月10日)新任理事・副理事長を迎えました。

この度、NPO法人アラジの7月理事会で、2名の新任理事と副理事長の就任、4名の理事の退任が可決されました。新しく就任された理事・副理事長・そして退任される理事の方からの退任メッセージをご紹介いたします。

尾崎隆志さんディアッロ亜紀さんが新たな理事として就任されました。

新任のご挨拶

理事(新任)
尾崎 隆志

7月の理事会にてアラジ理事として就任致しました尾崎隆志です。

私の経歴ですが、オーストラリアの大学で国際協力に関連する専攻を勉強する傍ら、いくつかのNGO団体でボランティアとして様々な活動へ携わりました。特に最も関わっていたのは、人権擁護団体であるアムネスティインターナショナルです。当時アムネスティでは大学生向けのサミットがオーストラリア国内で初めて開催されましたが、私が州地区のサミット代表の一人としてのみならず、運営委員会メンバーとして携わることも出来ました。こうした経験とアムネスティ内部の方向性を決めるための様々な重要な報告書へ目を通せた経験を通じ、財源規模の大きな非営利団体の戦略についても知ることが出来たは、大きな学びでもあります。

オーストラリアの大学を卒業後、日本へ帰国して会社員として勤務する傍ら、2年ほど前から週末の時間を使ってアラジのオフィスでボランティアをしております。こうしたボランティア経験もあいまって、今回理事として推薦して頂き、大変光栄に思います。

さて理事として感じることは、私自身が知らなすぎることが多すぎることです。シエラレオネという国の成り立ちや社会や経済の情勢、加えて日本国内における非営利団体の収益基盤や寄付動向を含め、様々な事を理事として今後は大まかにでも知っていく必要があると感じています。ただ同時に大学時代に得た人権に関する知見や国際協力に関するセオリーは、アラジの理事として関わっていく上で、役に立つのではないかと感じております。

私の活かせる知見と今後得るべき知識を総動員し、アラジに関わる全ての方々と一緒にシエラレオネのより良い未来のために頑張りたいと思います。今後とも宜しくお願いします。

理事(新任)

ディアッロ 亜紀

シエラレオネで生まれ育った夫と共に暮らして8年。
人から人へとご縁が繋がって、この度、理事就任を拝命することとなりました。
更に縁を繋いで行って、「人を大切にする」視点を大事にしながら、アラジの次のステップを共に歩めるのを楽しみにしています。

アラジでは年々、活動幅もボランティアスタッフの参加形態も広がり、どんな人も関われる間口の広い団体になっています。国内外で話題になっている『リスキリング革命(Reskilling Revolution)』。身に着けたプログラミング・データ分析・語学といったスキルを活用できる場所がアラジにはあります。

ニーズとシーズをマッチングしながら、好循環を沢山生んでいきたいと夢見ています。

この度、理事である渡邊裕樹さんが副理事長として就任されました。副理事長就任に際してのメッセージをいただきました。

副理事長

渡邊 裕樹

この度、副理事長に就任致しました渡邊裕樹です。
日頃よりアラジへの温かなご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
遠く離れたシエラレオネ共和国の子どもたちに想いを馳せ、動き出したアラジの活動は、来年10周年目を迎えます。
事業が安定的に、そして着実に成長していく為には、お付き合いを頂いておりますステークホルダーの方々より信頼され、想いを託して頂ける事が重要であることは言うまでもございません。
また、一言に「信頼関係」と言いましてもいろんなカタチがあると私自身考えるところですが、それぞれの方がそれぞれの人生の中でアラジと出会い、重なって頂いた事に深く感謝し、その機会、過ごす時間が皆様にとって少しでも誇れるような、そんなアラジでありたいと思っています。
今後、皆様とはいろんな場でコミュニケーションをさせて頂きます。共に社会を変える仲間である皆様とお会いできる機会を楽しみにしております。
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

退任のご挨拶

今回、支倉常明さん、塚本隆明さん、成岡由枝さん、嶋博史さんの4名の理事の方がご退任されました。退任に際してメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

副理事長(退任)支倉 常明

NPO設立から声かけていただき理事として関わらせていただきましたが、最近は、実質的に関わる時間も減っていたため、次の方へバトンタッチさせていただきます。

NPO設立当初、私ふくめ理事はたくさんいつつも、活動主体としては夢さんが1人奮闘していた頃から、ここまで頼もしい仲間がふえ、組織化されたことを嬉しく思っています。

新しい理事のみなさん、あとはよろしくお願いします。

理事(退任)塚本 隆明

 下里代表理事との出会いは2014年3月9日のアラジ第1回目のイベントでした。知人の繋がりで参加したのですが、代表理事の強い思いとバイタリティに衝撃を受けたことを覚えています。当時、私はシステムエンジニアとして従事していましたが、異なる道を模索していました。結果として社会福祉の世界に飛び込むことになりましたが、代表理事に強く影響を受けての事でした。

 代表理事とアラジを通して様々な経験も積ませていただきました。その経験は現在の仕事にも活かされています。そして9年という年月を得たとしても代表理事の強い思い、バイタリティは一切衰えることなく、コロナ禍を通しても、より力強く動き続け、それに呼応するかのようにアラジも発展し続けています。私にとっても嬉しく、励みになることでした。

 去年から大学で授業を持たせていただいた流れで、11月に台湾にて国際シンポジウムで困窮者支援について登壇することになりました。また来年度から新たに事業を起こすことにもなっています。これらも代表理事、アラジとの関わりがあってのことです。

 理事は退任しますが、アラジへの思いは変わりません。正会員として応援し続けていきますので、改めてよろしくお願いいたします。

理事(退任)嶋 博史

この度はアラジの理事を退任させていただくことになりました。

2017年7月のNPO法人化当時から、理事として団体の成長を見守ることができて、貴重な経験ができた6年間でした。

下里代表理事との出会いは、まだ大阪在住だった7年前当時に思いつきで参加した音楽関係者の勉強会で、夢さんがお手伝いをしてたことが最初の出会いでした。

そこでシエラレオネという世界で最も平均寿命が短い国の存在を初めて知り、海外支援の啓発と合わせて誰もが夢を実現できるために応援するイベント活動を行っていることに感銘を受けました。

その後はソーシャルドリームコンテストの音響スタッフに声がかかり、理事就任の話を受けて自分もチームの1人として迎えてくれたことは嬉しかったです。

2017年の東京移住後も、都内の貸し会議室で開催していた夢プレゼン交流会でスタッフとしても関わり多くの異業種の人達と出会うことができました。

いつも参加される皆さんが、様々な分野で前を向いて行動されているのを見て、大きな刺激を受けた記憶があります。

個人的なプライベートでは職を転々としたり、コロナ禍で自身の表現活動を転換せざるを得ない状況で決して安定しなかったのですが、そんな中で2021年から非常勤スタッフとしてアラジの会計業務を担うことになりました。

これまで海外渡航歴も数日間の旅行くらいで、国際支援活動に関わった経験はありませんでした。

それでも今の自分ができる役割として、日本事務局でのサポーター・ボランティアの皆さん、シエラレオネ現地とのつなぎ役として、事務作業や各種管理などを行っています。

そこは互いの信頼関係があるからこそ成り立つ役割で、関われたことでとても光栄に思います。

やはりアラジと関わり始めた当初に、近い未来シエラレオネに限らず多くの人々が救われるかもしれない可能性のある活動だと直感のが大きいです。

これは今もなお自分の生きる方向とも結びついている気がしていて、アラジの成長過程を見届けたい想いは変わっていません。

理事はこの度退任しますが、今後も会計担当の兼任で日本事務局の事務局長として関わっていきます。

皆さんありがとうございました。

これからも引き続きよろしくお願いいたします。

新たな体制でよりよい支援を届けられるよう、チーム一丸となって活動を進めてまいります。今後ともNPO法人アラジへのご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

(投稿)スタッフ 小川伸代