(2024年2月20日)24年1月:代表下里出張報告(2)/初開催!性教育スピーチコンテストを実施しました!

こんにちは、代表理事の下里夢美です。

2024年1月12日(金)に成田空港を出発し、8度目のシエラレオネ現地出張に行ってまいりました。今回のHPでの活動報告記事(2)では、出張中に初めて開催した、性教育スピーチコンテストについてご報告します。

こちらはコンテストに参加した生徒や審査員、現地スタッフたちの様子です。コンテスト関係者全員がそれぞれの役割を全うし、大盛況かつスムーズな開催となりました。

コンテスト参加者たちの様子

活動をはじめて約10年。これまでに延べ2000人以上の子ども達に勉強の機会を届けてきました。しかし、そうした中で目の当たりにするのは、中学校2年生頃より広がっていく男女の教育格差です。

その大きな要因の一つに「若年妊娠」があります。6人に1人の女の子が、妊娠によって退学を余儀なくされてしまうのです。そんな10代で親になってしまう女の子たちに、私たちは電子マネーによる現金給付や、転校支援などをおこなってきました。

私たちのサポートで復学する10代シングルマザーの女の子の様子

そしてこの度、おこなわれてきた性教育プログラムをより継続的・文化的なものにするため、「性教育スピーチコンテスト」を実施しました。今回は11名の生徒がスピーカーとして登壇しました。

審査員を務める教育省関係者や学校の先生たち

避妊や性的同意、リプロダクティブヘルス・ライツなどを含む性教育をテーマに、生徒たちは3分という持ち時間のなかで堂々と発表します。

人前で意見を発することに戸惑いがない彼らの姿勢に感銘を受けました。

当日の会場には現地・日本メディアもかけつけ、大盛り上がり。優勝した女子生徒は、嬉しさのあまり涙を流していました。彼女は地元のラジオ局への出演が決まりました。

コンテストに優勝した女子生徒

参加者のなかには、アラジがサポートする10代シングルマザーや過去に女の子を妊娠させてしまった経験を持つ男子生徒も。

性教育について自身の経験を踏まえて伝える、という今回の経験は彼らのなかで一生の思い出になっていると思います。

この活動をシエラレオネ全土に広めて、社会を変えるきっかけにしたい。パイロット版での実施となりましたが、次回の開催も期待されるところです。

コンテストに参加した生徒たちと代表下里

開催に際してクラウドファンディングや毎月のサポートで応援いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

このように、私たちアラジが事務所を置く、ケネマ県の様々なステークホルダーを巻き込み、現在子どもたちの就学を大きく妨げている「若年妊娠」の根本解決に向けて、性教育プログラムを実施しています。

今年は約10000人への実施に向けて、準備を進めており、24年度の活動で累計約3万人に私たちの教科書を利用した性教育プログラムを提供予定です。現在、400人のマンスリーサポーターの登録を目指しています。

このような活動は、皆さまのご寄付に支えられて実現しております。
今後も皆さまの温かいご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

ご寄付ページはこちら

(投稿)代表理事
下里夢美