(2024年6月17日)YoutubeチャンネルReHacQ−リハック−【公式】での「ひろゆきvs千原せいじ 世界の果てに、旅する訳」の千原せいじ氏の発言に対し、訂正を求めます。

特定非営利活動法人Alazi Dream Projectは、2024年5月26日に放送された、Youtubeチャンネル ReHacQ−リハック−【公式】での「ひろゆきvs千原せいじ 世界の果てに、旅する訳」の千原せいじ氏の発言に対し、訂正を求めます。

同氏は、放送内で、アフリカについて個人の見解を論じ、その中で危険な国としてシエラレオネ共和国について言及されておりますが、放送された内容に事実に反するものが多々含まれています。

■事実と認められず誤解を招く点

(1)国民の半分が腕がない

事実として同国は、1991~2002年のダイヤモンドの利権を巡る内戦において、当時の人口400万人に対して、推定4,000~10,000人(参照:Making Sense of Amputations in Sierra Leone,2018)に四肢切断が行われました。現在、同国の人口は 約800万人であり、事実と異なります。

(2)日本の支援がない

私たちNPO法人アラジは2016年より、シエラレオネ共和国内での支援活動を実施しております。2021年には同国内で法人を登記し、2023年には国内NGOのライセンスを取得、以後も精力的に活動地を広げてまいりました。

また、JICA(日本国際協力機構)のシエラレオネでの事業開始は、2004年に遡ります。2019年10月より正式にシエラレオネ支所となり同国で様々な事業を推進されています。

JICAシエラレオネ支所 HP:https://www.jica.go.jp/overseas/sierraleone/index.html

同氏の発言は、日本国民に対しODAに対する誤った認識を与えるものです。

同氏が危険な国にこそ支援が必要と訴える意図の中で、事実と反し、極端な表現が用いられていることから、国内外問わず影響力を持つメディアを通じた発言として、情報の受け手に誤った認識を生み出しており、訂正を求めます。加え、番組内では同国の過去の国民性を表す発言において、同国民に対する蔑視を含んだ表現がなされており、十分に配慮された上での発言とは捉えられず、発言の訂正を求めます。

今後、関連機関の動きを捉えつつ、精査の上で賛同できる内容については表明してまいります。

特定非営利活動法人Alazi Dream Project

役員一同