(2026年4月28日)4名の若者へのPCスキルトレーニング事業を開始しました。

いつもアラジを応援してくださっている皆様、誠にありがとうございます。
2026年3月より開始いたしました、シエラレオネの若者4名へのPCスキルトレーニング事業について、最新の活動状況をご報告させていただきます。

現在、4名の日本人ボランティアが「バディ」となり、Zoomを用いて一対一のオンライン指導を毎週行っています。

  1. ファティマタ(バディ:吉浦 諒子さん / 理事)
  2. アーリウ(バディ:川村 宣人さん / メキシコ在住マンスリーサポーター)
  3. アイサタ(バディ:古曳 正哉さん / 元インターン生)
  4. サラ(5月より、新しいインターン生が担当予定)

2026年4月23日に、最新の進捗と課題を共有する定例ミーティングを実施しましたので、その内容をご報告いたします。

成長を可視化する「PCスキル・チェックリスト」の活用

本プロジェクトでは、独自のチェックリストを用い、体系的な指導を行っています。

  • 3段階のステップアップ:「Basic Setup(初期設定)」「Typing」「Zoom操作」などの各項目を、Introduced(紹介済み)→ Practicing(練習中)→ Mastered(習得済み) の3段階で評価。最終的にすべてを「Mastered」にすることを目指します。
  • リアルタイムでの情報共有:スプレッドシートで全員の進捗を可視化。バディ同士が互いの教え方を参考にしたり、生徒のモチベーション維持に繋げたりと、チーム全体で高め合える仕組みを作っています。

指導進捗と各担当の状況

生徒一人ひとりに専属のバディがつき、個別の課題に向き合っています。

①ファティマタ(バディ:吉浦 諒子さん / 理事)

  • 毎週木曜、吉浦さんの仕事終わりの時間帯(シエラレオネ朝9時)に実施。
  • 課題: 通信状況により音声の疎通が不明瞭な場面がある。
  • 方針: 生徒が「理解したつもり」にならないよう、練習中に自己判断・自己認知を促す仕組みを強化。ファティマタの特性に合わせた明確な指示出しを意識している。

②アーリウ(バディ:川村 宣人さん / メキシコ在住マンスリーサポーター)

  • メキシコから毎週金曜午後に指導。生徒の意欲は非常に高い。
  • 課題: 現地の金曜午後は礼拝(コーラン)の音が大きく、集中を妨げる場面がある。
  • 対策: ネット速度は早朝(現地5〜6時)が理想的だが、現実的なラインとしてZoomとWhatsAppを併用し、音声トラブルをカバーしている。

③アイサタ(バディ:古曳 正哉さん / 元インターン生)

  • 初回レッスンの調整中。
  • 方針: 学習への意欲を高めるため、まずは「褒めること」を大切にしたコミュニケーションを重視。

④サラ(バディ:5月開始の新インターン生)

  • お子さんの体調不良により開始を延期していましたが、状況が落ち着き、5月からトレーニングを開始する見込みです。

シエラレオネ現地の通信・環境インフラについて

オンライン指導を支えるインターネット環境の確保は、本プロジェクトにおける最大の挑戦の一つです。

  • Wi-Fi事情と盗難被害: 現地ではWi-Fiルーターの盗難が発生するなど、予期せぬトラブルにも直面しています。現在は「Orange 1」というネットワークを使用していますが、以前使用していた「Qcell-Wi-Fi」は速度不足で指導にならないため、使用を控えるよう徹底しています。
  • ネット速度の工夫: シエラレオネでは、早朝(現地5〜6時)が最もネット速度が安定(最大10Mbps程度)しますが、バディとの時差も考慮し、最適な時間を模索しています。
  • オフィスの騒音: 現地事務所の隣が鍋作り工場であり、作業音が響く厳しい環境ではありますが、生徒たちはオフィスに来てPCに触れる時間を大切にしています。

今後のアクション

  • バディの川村さんが作成した指導用PDFをCanva化し、全員で共有・編集できるマニュアルを構築します。
  • オリジナル動画教材の拡充
  • 「Zoomのメニューバーを動かせること」など、基礎的な操作も、初めてPCに触れる生徒には説明が必要です。こうした細かな指導のコツを蓄積していきます。

通信環境の壁を越え、いかに「伝わる」指導を継続できるか、チーム一丸となって取り組んでまいります。引き続き、温かいご応援をよろしくお願いいたします。


活動の様子

(投稿)インターン森唯葉