(2021年3月3日)奨学金給付支援に関する大切なお知らせと、新スタッフ2名のご紹介

奨学金給付支援に関する大切なお知らせ

日ごろご支援いただいている皆様に、大切なお知らせがございます。

事業名変更のお知らせ

「フリータウン奨学金給付支援」を、3月よりシエラレオネのケネマ県都市部でも実施していくこととなり、支援事業名を「シエラレオネ奨学金給付支援」に変更いたしました。

新スタッフのご紹介

またこの度、ケネマ県での事業実施にともない、新スタッフを2名増員し、それに伴い、ケネマ県にもアラジ現地オフィスを設置することとなりました。

 

また、ケネマ県においては、今後月160時間以上の児童労働を行う最も困難な状況にある、片親家庭・里親家庭の子どもだけではなく、若年妊娠により退学し、初等教育を完了できない女の子への復学支援も実施してまいります。現在、プロジェクト公開の準備を進めております。

奨学金給付支援の貯金制度の廃止と新制度実施について

奨学金給付支援では、サポートする子ども一人あたり毎月50,000レオン(500円)を貯蓄し、急な事故や医療費、進学の際の入学準備金等に使用できるとする緊急貯蓄金制度を廃止とさせていただくこととなりました。継続してサポートを受けている家庭は順調に貯金ができていますが、新しく支援を開始する家庭の子どもが、急な事故や医療が必要となった場合、充分な費用を捻出できないことが理由となります。

サポートを届けるすべての家庭に平等に対処するため、今後は以下の措置を講じることとなりましたのでご覧ください。

(1)進学の際には、300,000リオン(約3,000円)の入学準備金を支給します。

(2)100,000リオン(約1,000円)を越える高額医療費が発生した場合、原則契約期間中に一度だけ、請求書かレシートの開示をすることによって、500,000リオン(約5,000円)まで支給できるものとします。

報告は以上となります。ご理解と、今後とものご協力をいただけましたら幸いです。

今後も、NPO法人アラジをどうぞよろしくお願いいたします。

(投稿)代表理事・下里夢美