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(2022年4月1日)【インターン募集】3か月間のインターンシッププログラム 参加者募集中!(4月15日締め切り)

2022年4月1日

2014年に創設された NPO法人アラジ は、西アフリカのシエラレオネ共和国において、シングルマザーへの奨学金制度や男子生徒への性教育プログラム(ハズバンドスクール)といった、教育支援を行っている団体です。

NPO法人アラジでは、インターンシッププログラムとして、週1・2日、約3か月間、国際協力やファンドレイジングについて学びながら、活動を通し社会に役立つスキルを習得していくインターンプログラムを実施しています。

今回の募集では、5月初旬~8月末まで参加可能な、3名のインターン生を募集します。

応募締め切りは4月15日(金)です。

オンラインまたは、事務局での参加(交通費支給)を組み合わせて参加可能で、時期、時間、日数、期間、関わりたい事業等、相談が可能です。

インターンとして仲間入りする前には、オンラインテレビ通話アプリZoomを用いて、代表下里と面談させていただきます。

まずはお気軽に、インターン登録フォームのご提出をお待ちしております。

(当インターン申請フォームは必ずインターンに参加する際に使用予定のパソコンからご入力ください。)

イ ン タ ー ン に つ い て

事務局インターン生として募集し、参加していただくお仕事は約3か月程度のボランティアワークを通した、日本国内での「広報ファンドレイジング」「物販販促」「現地活動マネジメント」などのボランティア活動体験になります。

求 め ら れ る ス キ ル

  • 基本的なPCスキル(Microsoft,Googleドキュメント全般)
  • Microsoft Office 2007 以降が入ったPCを持参できる方、ネット環境が整っている方に限ります。
  • 一定の英語力がある方。
  • 業務連絡ツールとしてSlack・Whatsapp、広報ツールとしてFacebook・Instagram・Twitter・note等を利用するため、PCと携帯の両方で利用経験がある方が望ましい。

イ ン タ ー ン 実 施 期 間

原則1か月~3か月間の間の、1日5時間以上24回までの勤務とします。

インターンとしてボランティアワークに参加する場合は、オンライン参加または事務局参加のどちらかまたは、組み合わせてご参加いただけます。

  • 平日2日(10時~12時/お昼休憩1時間/13時~17時)6時間程度
  • 土曜日(12時半~17時半)5時間程度
    体験時間や曜日、期間、事務局出勤orオンライン出勤 などについては、要相談

欠勤の場合は、欠勤の旨のみ連絡していただき、理由はお伺いしません。

交 通 費 に つ い て

事務局出勤時、往復1回上限500円

(インターン退勤時に合計額を口座振込にてお支払い)

主 な 業 務 体 験 の 例

要相談となりますが、できる限りやってみたいお仕事の能力が身につくよう、協力させていただきます。

①事務作業補佐
顧客管理/サポーター対応/取引先対応/メールマガジン作成/画像作成/活動報告書作成

②広報ファンドレイジング
公式Twitter更新/公式Facebook更新/公式HP記事作成/メールマガジン作成

③アフリカ雑貨販売事業
商品制作/写真撮影/画像編集/WEB更新ショップ更新/在庫管理/ショップ内メルマガ作成

④現地業務マネジメント
受益者管理/現地業務進捗管理/現地事業評価・分析・報告/写真整理/現地オンラインミーティング/日本活動レポ(英)/シエラレオネニュースピックアップ

イ ン タ ー ン の 途 中 辞 退 に つ い て

体調不良や、学業・仕事との両立不可など発生した場合は、まずは無理せず辞退の相談をしてください。

いつでも辞退可能です。

事 務 局 で 活 動 す る 際 の 注 意

COVID-19感染症対策を十分注意した上、作業を行います。
当日は事務局の窓を全開で作業いたします。温かい服装でご参加ください。
現在お茶菓子の用意ができないため、飲み物をご持参ください。
マスク着用の上、ご参加ください。
アルコール消毒は用意してあります
文 京 区 事 務 局 の 場 所 に つ い て
こちらの道案内を参考にお越しください。

最寄り駅:江戸川橋駅または早稲田駅
住所: 〒112-0014 東京都文京区関口1丁目44-3信生堂ビル4F
※4階までエレベータ―がありません。
3か月程度のインターン(無償ボランティアワーク)実施後には、正式にアルバイト採用(有給)に進む場合がございます。その際には、再度の面談や採用試験を実施します。

海 外 イ ン タ ー ン に つ い て

日本インターンを終了した方のみ、海外インターンに参加可能です。

ご興味のある方は、お問合せください。

インターン申請はこちら

(投稿)スタッフ 宮川

(2022年3月25日)NPO法人アラジの公式LINEを開設しました!

2022年3月25日

NPO法人アラジの公式LINEを開設いたしました。

毎週金曜日の18時に以下のような情報を配信していく予定です。

  • NPO法人アラジの最新の活動報告
  • 現地の最新情報
  • イベント情報
  • サポーターに関する情報

ぜひご登録ください!

※個別メッセ―ジはお送りいただけない仕様になっております。ご了承ください。

お友達追加はこちら

(投稿)スタッフ 宮川琳

(2020年1月24日)女の子の性器を切りとるFGMにNO!~NPO法人アラジの災害孤児支援の事例から~ 

2020年1月24日

女の子の性器を切りとるFGMにNO!

~アラジの災害孤児支援の事例から~

女の子の性器を切り取る、アフリカに古くからみられる慣習・FGMをご存知でしょうか。

FGMとは英名で”Female Genital Mutilation(女性性器切除)といい、女性器の一部を切除あるいは縫合する行為のことを指します。主にアフリカ地域を中心に、古くから行われる慣習であり、伝統的な成人儀礼のひとつです。シエラレオネの農村部に住む女の子の9割は、FGMを経験しているとされ、秘密結社と呼ばれる土着宗教によって今もなお行われています。

FGMの4つの特徴

  1. 麻酔なしでクリトリスを切り取る、膣の入り口を縫うなど、女の子とって精神的に非常にショッキングなものである。
  2. 多くが10代未満の女の子に行われ、彼女たちの意思決定は全く考慮されていない
  3. 消毒なしで、地域の女性たちによって執り行われるため、その後の感染症の悪化で死亡するケースもある。
  4. 家族がデメリットをわかっていても、極めて伝統的な儀式のため、執り行わざるを得ない実情がある。

女の子への人権侵害であるとともに、健康面及び精神面で長期的な影響を及ぼすFGM。FGMの施術だけではなく、女性として生きる上で大切な役割・教えを学ぶ一連の儀式であり、なくてはならないものと考えられていますが、現代の都市部の多くでは、その儀式に支払うお金を初等教育にまかなったほうが将来的である、という見方も広まりつつあります。

今回の、災害孤児支援のレポートでは、支援しているとある女の子の里親が、「彼女を村の儀式へ連れて行き、FGMをさせる」という発言から、どうやってNPO法人アラジがFGM根絶にむけて取り組んでいくに至ったかを、実例をもとに紹介していきます。

私たちの活動地シエラレオネ共和国とは?

「世界で最も命の短い国」と言われるシエラレオネ共和国は、西アフリカに位置し、人口約800万人、毎年WHOが発表している“世界平均寿命ランキング”の、2018年のデータでは、平均寿命53.8歳(データのある国の中では、最下位)を記録している、世界最貧国の一つです。

災害孤児支援とは?

2017年に首都フリータウンで起こった土砂災害によって、両親ともを失った子どもたち10名が、里親宅に引き取られることになりました。

NPO法人アラジは、毎月の里親宅への家庭訪問を通じて、子どもたちの身体チェック・学力チェック(病院レシートのチェックや成績表のチェック)里親への聞き取りなどを行い、勉学を続けることができるように現金給付(月200,000SLL※約2,000円)のサポートを続けています。

私たちが支援している子どもたちの里親は、全員孤児となった子どもたちの親戚宅です。

ほとんどの子どもたちが、祖母宅へ行っていたり、母方・父方の親戚宅に遊びにいっていたりしたため、洪水による土砂災害によって流されずにすみ、災害を免れた子どもたちです。(土砂の中から生き残った子もいます)

全ての家庭が、もう一人子どもを育てるには厳しい生活状況で、2017年から約2年間、NPO法人アラジの現金給付を受け続けています。私たちは、子どもたちが勉学を続ける限り、このサポートを続けていきます。

どうして、孤児院ではなく、里親宅への支援なのか?

シエラレオネ共和国は、1991年から2002年まで約10年間、政府とRUF(革命統一戦線)が内戦を繰り広げ、経済・教育・医療などすべてのインフラが破壊され、今もなお経済復興を目指している最中です。内戦が終わり、外国支援組織がたくさんの孤児院をつくりましたが、孤児院に入る子どもたちのほとんどが、孤児ではなく両親がいる子どもたちだといいます。孤児院に子どもを入れられるということは、貧困を理由に簡単に親が子どもを手放してしまう原因にもなります。

NPO法人アラジは、子どもたち一人ひとりが里親とともにコミュニティーに再統合され、一人ひとりが親の愛着を再形成しながら、健康に勉学を続けていける社会を目指しています。

紆余曲折を得ながら現在の、現金給付+貯蓄支援に

月に250,000Le(約2,500円)の現金給付からはじまったこの支援ですが、現在は、月200,000Le(約2,000円)の給付と50,000Le(約500円)をNPO法人アラジが一人ひとりのために貯蓄するという方針に変わっています。

里親宅にて、家計簿をつけてもらい、毎月何にいくら使っているかモニタリングをする予定でしたが、シエラレオネ内の小売店でレシートをもらうのことが不可能なことや、細かいお金の管理をすることが複雑で、会計簿をつけ提示してもらうことは、難しいことがわかりました。

また、子どもたちが急に手術が必要な大きな病気になったときに、貯蓄がないばかりに、病院にいくことを里親がためらい、病気の原因発見が遅くなったケースが過去にありました。

そのようなときのために、現在は、月50,000LeをNPO法人アラジが毎月孤児一人ひとりの貯蓄金として管理しています。子どもたちが進学するタイミングや、急な病気の時に、里親宅との関係が良好で、一定の基準にクリアしているなどのすべてのチェック項目を現地スタッフが判断し、貯蓄金を引き出すことのできる仕組みを作っています。

どうすればFGMを止められる?NPO法人アラジの事例から

実は昨年11月(2か月前)の家庭訪問で、ショッキングな知らせがありました。

災害孤児支援の対象である女の子の里親が、彼女を村のFGMの儀式へ行かせるというのです。

彼女の母親は土砂災害で流されて亡くなり
義理の父親がそのまま育児放棄したため
親戚宅に引き取られることになりました

災害から1年後…
ようやくアラジの現地スタッフ達に
笑顔を見せてくれるようになりました

現地スタッフの報告によると、彼女の里親宅の女性は全員FGMを受けており、文化として当たり前のことであるという認識であるということ、そして彼女は、実際に何をされるか、知らずに楽しみにしている様子だったということです。

左がアラジの現地スタッフ
シア・ブライマ
その他の里親宅にて

現地スタッフは非常にショックを受けてしまい、「彼女をFGMに行かせるのなら、この支援をやめなければならない」とまで言ってくれたようですが、このような事態を考慮し、半年に一度更新する契約書に、きちんと明記しておかなかったこちらの考え不足が招いた出来事でもありました。

その後、現地スタッフのシアが何度も里親宅に連絡を入れ、彼女はFGMを実施せずにすみました。

孤児支援の契約書には、今後FGMと児童労働の禁止を明言。

半年ごとに契約更新している、災害孤児支援の里親との契約書ですが、今後はFGMの施術と、児童労働の禁止を明言していきます。また、毎月の貯蓄金(50,000Le※約500円)の引き出しは、現地スタッフがFGMを施術していないことをチェックし、申請が下りる仕組みとしました。

FGMの施術は本人の意思を尊重して

FGMをすることに対して、外国支援組織側から「禁止」と明言するのは、大切な慣習・伝統的な文化という側面からみると、とても一方的なように思えます。とはいえ、こちらが譲歩していてばかりでは、苦しい思いをする女の子はいなくなりません。

本人の意思の尊重なく、施術されるFGMは権利の侵害です。長期的に女の子の体・心に多大な影響を及ぼします。

私たちは、農村部でのFGMについては、麻酔や消毒のある環境のもと、本人の意思を尊重したうえで、より安全に執り行われることを望みます。

また、今後、孤児となった子どもたちの支援は続けていきますが、今後も契約書には、FGMの禁止を明記していきます。

あと 6 名の里親サポーターを募集しています!

写真右は災害孤児となったメアリー(仮名)
 18 名の家族は土砂の中みつからないままとなりました。
現地パートナースタッフ(中)が里親(左)に
ヒアリングを行っている様子です。

月 3,000 円で孤児 1 名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。孤児支援活動の支援拡大に伴い、6名の里親サポーターを募集しております。

毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 16 名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

(投稿)下里夢美

(2019年10月19日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

2019年10月20日

(2019 年 10 月 19 日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

こんにちは、代表理事の下里です。

前回の活動報告記事(2019 年 5 月 18 日)災害孤児支援活動レポート#10 9 月活動報告-里親サポーターのご紹介

前回の活動レポートから期間が空いてしまいましたが、2018 年 1 月より行っている当災害孤児支援は継続 1 年 10 か月が過ぎ、サポートを届けているどの子もみんなとても元気にやっています。

今回の活動報告では、実際に当プロジェクトにおいて里親サポーターを続けてくださったいる支援者のお一人から、応援メッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます!

災害孤児支援とは?

2017 年 8 月の洪水による土砂災害でシエラレオネの首都フリータウンにおいて、1,000名以上が亡くなりました。今回被災し生き残った 10 名の両親を失った災害孤児に対して、継続して学校に通い続けるための学資奨学金(医療費含む)を毎月里親宅への家庭訪問を通して届けるのが、当プロジェクトです。

里親サポーターとは?

日本の支援者の皆様に、毎月 3,000 円のご支援をいただき(クレジットカードにてマンスリー決済)1 名の災害孤児の里親になっていただきます。毎月、支援を届けている 1 名の子どもの様子をお写真とともにお送りさせていただいています。また年に 1 度、お手紙の交換ができます。年末には、NPO 法人アラジより特製カレンダー、年度末には年次活動報告書と、シエラレオネでつくったアフリカ布商品をお送りしています。また、各活動報告イベントには、サポーター割引価格でご参加可能です。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

里親サポーターのご紹介!

今回は、毎月サポートを届けている、アイサタ(6 歳)とサヨ(7 歳)の 2 名の里親サポーターになっていただいている、吉成優子さんを紹介させていただきます!

 

里親サポーター:吉成優子さん
グローバルフェスタアラジブースにて
なんと 2 日間とも店頭にてお手伝いいただきました!
(後ろで何かやっているのは私下里と事務局長の支倉です。笑)

アイサタ

小学校入学おめでとう!!
友達をたくさん作って、楽しい学校生活を送ってくださいね。
そして、勉強も頑張ってください。英語でお手紙書いてくれるの楽しみに待ってます。

サヨ

元気ですか?こないだ、熱を出したと聞いて、心配しています。早く元気になってください
ね。そして、おばあちゃんを大事にして、親戚や近所の人と仲良く暮らしてください。
学校では、何の勉強が楽しいですか?今度、教えてくださいね。

 

 

2 人とも写真を一人で撮る!となるとちょっと表情が硬いのですが、お手紙に興味津々で、特に吉成さんの写真に見入って楽しそうにお話ししていたそうです。

今回は二人から、お手紙の返事ももらいました。小学校に上がったばかりなので、難しいのではないかと思っていたのですが、思った以上にすらすらと、アルファベットをきっちりと書けていたそうです。

お手紙の返事を書くアイサタ

お手紙の返事を書くサヨ

 

 

こうして毎月支援している孤児の様子をお送りしているのですが、彼らが勉学を続ける限
り継続する当プロジェクトでは、子どもたちの成長をずっと見守ることができ、よりご支援
の実感をいただける支援活動になっているかと思います!

吉成さん、改めていつもご支援いただき、本当にありがとうございます!

あと 4 名の里親サポーターを募集しています!

写真右は災害孤児となったイェーリ―
結局 18 名の家族は土砂の中みつからないままとなりました。
現地パートナースタッフ(中)が里親(左)に
ヒアリングを行っている様子です。

 

月 3,000 円で孤児 1 名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 10 名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

月 1,000 円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

 

投稿:下里夢美

(2019年6月25日)災害孤児支援活動レポート#9 5月事務局長の支倉が家庭訪問に同行しました

2019年6月25日

(2019年5月18日)災害孤児支援活動レポート#9 4月活動報告-5月事務局長の支倉が家庭訪問に同行しました

こんにちは、事務局長の支倉です。

前回の活動報告記事(2019年2月2日)災害孤児支援活動レポート#8 1月活動報告-試験的に家計簿指導がはじまりました

2019年4月30日~5月18日、アラジとして7度目の現地活動を行いました。今回は、2019年4月分の里親宅家庭訪問(5月5日(日))を行った支倉より、活動報告をさせていただきます。

今回は、私が実際に家庭訪問した際の孤児たちの様子や、家計簿指導の様子などについて報告していきます。

街の様子

5月5日(日)ケケで里親宅まで訪問します。

現在は現地パートナー団体の車が使えないため、ケケと乗り合いバスで移動しています。
(シエラレオネでは、三輪バイクタクシーをケケと言います!)

街の様子はこんな感じです。

山肌に家が建ち並ぶのが見えます。どこの地域でも2017年に起こった土砂災害が再び発生しないといいのですが…。

アミナタ(4歳)の家庭訪問

今年1月にお腹が腫れ、腹水が心配だったアミナタですが、無事に病院へ行くことができました。先月保育園の運動会も終わり、元気にやっているようです。日本のサポーターさんからお手紙をもらい、一生懸命返事を書いてくれました。

マルチダ(10歳)の家庭訪問

今回、日本では子どもの日!ということで、大阪在住のサポーターさんが、風船とシールのプレゼントを送ってくださいました。10名の子どもたちへ、平等に渡すことができました。写真は、10歳になったマルチダです。

1年前はまったく笑顔をみせてくれませんでしたが、今ではこんなに笑顔いっぱいになりました!

マルチダの里親宅で、今年からはじまった家計簿指導の様子です。

そもそも書き方を理解してくれていない問題もありますが、2月で更新が止まってしまっています。残額の計算などは良いので、買ったものとその値段だけでも書くよう再度お願いをしてきました。

イェーリ―(15歳)とセイラ(3歳)姉妹の家庭訪問

彼女らはクリスチャンで、日曜の礼拝帰りだったので、お揃いのきれいな服をきていました。シエラレオネの人は、クリスチャンは教会に行くとき、ムスリムはモスクに行くときに正装としてアフリカ布で仕立てたドレスを着ます。

こちらも、1月から更新されておらず、再度記入のお願いをしてきました。

アーリー(8歳)モハメド(6歳)・アイサタ(6歳)マリアツ(4歳)里親訪問

アーリー、モハメド、アイサタ、マリアツは、現在もなお土砂災害の起こった地域の里親宅にて生活しています。彼らの里親訪問は、毎回4人一緒に行っています。

日本のサポーターさんからいただいた手紙に返事を書く、アーリー。

アブライ(14歳)・アダマ(5歳)

土砂災害で両親を亡くしたアブライとアダマはいとこ同士です。アブライのいとこ、アダマの姉にあたるフランシスが里親になっています。アブライはこの2年ですっかり逞しく成長しました。アブライは、この訪問の翌週にある卒業試験のための合宿に行って勉強を頑張っているとのことでした。

1年ぶりの再会でしたが、みんな元気に、大きな問題はなく学校へ通えているようで安心しました。

顔の見える支援を続けたい

少しでも多くの子どもたちが、「不慮の事故や災害で中退せずに学び続けられるように」サポートを続けます。

世界的にみても雨季の降水量の多いシエラレオネの首都フリータウン。2017年に大規模な土砂災害が発生し1,000人あまりが犠牲になりました。時たま「人災」だったと言われるこの大洪水。森林伐採やコンクリートにするための石採掘などで地盤が緩いところに、人口増加により安価な家を建設する人々が増え、さらに水路がゴミで埋まって水が流れにくくなり、並行してコレラの蔓延も懸念される。原因の何をとっても途上国ならではの問題のように思えます。

NPO法人アラジとして、2017年8月の災害発生時には80名の災害孤児に対して約30万円の教材支援を届け、さらに私たちの現地オフィスの近くの里親宅に対して10名に限定して、毎月の家庭訪問を通して継続的に教育費と医療費を届ける支援活動を行っています。

引きつづき里親サポーターを募集しています。

月3,000円で孤児1名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は10名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

→月3,000円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

→月1,000円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

投稿:支倉常明