(2024年11月26日)学校建設プロジェクトが完了いたしました!

学校建設プロジェクトの完了報告

 日頃より、NPO法人アラジへのご支援を賜り、心より御礼申し上げます。この度、日本寄付財団様のMaaaru Project、戸田建設(株)様のご支援、並びに日頃ご支援いただいているマンスリーサポーターの皆さまご支援により、2023年3月から始まったシエラレオネ共和国ケネマ県における学校建設を2024年10月に完了させることができました。

 地域ボランティアの約60名の協力を得て、2023年3月から始まった小学校の建設。順調に建設が進んでいたものの、追加資金が必要なことが発覚し、プロジェクトを進めることが困難になり、一時は建設を中断しておりました。2024年7月から建設を再開し、10月に無事に学校建設が完了しました。

 完成日には、子どもたち・教師・地域の人々が集まり、子どもたちが嬉しそうに歌い、皆で学校の完成を祝福しました。

 旧校舎は土で造られていたため、光が入りにくく、室内の通気性が悪いため暑くなりやすいという問題と、雨天時に浸水をしたり、建物が歪んだりするという安全面での問題があり、子どもたちの学習が妨げられていました。

 しかし、新校舎はコンクリート造りであるため、風通しがよく、光が入り、子どもたちが学びにより集中できる場となりました。

 また、近隣の小学校までは徒歩2時間以上かかることから、低学年の子ども達の学習の機会が妨げられている等の課題もありました。現在は、3つの教室を使いながら日々授業が行われており、地域の約300名の子どもたちが、毎日学校に通うことができています。

学校運営は教育省・地域コミュニティに引継ぎが完了しております。これで、2018年から続いた私たちの学校建設・給食支援のプロジェクトは終了となります。今後は「せっかく学校に通えても、性暴力や売春など予期せぬ妊娠により中退してしまう女の子」にフォーカスし、若年妊娠をしても再び学校に通うことのできるよう、電子マネーでの現金給付支援や、中高での性教育に力を入れていきます。

 「誰もが夢に向かって努力することのできる社会」の実現に向けて、学校建設は大きな一歩となりました。改めまして、この度の皆様からのご支援、誠にありがとうございました。

                         (投稿)インターン 水原