(2022年7月11日)小学校定額給付支援の活動報告 ドアの修理と壁をペンキで塗装しました

小学校定額給付支援の活動報告 ドアの修理と壁をペンキで塗装しました

1.事業概要

シエラレオネの全国の小学校では、4,592の教室で子ども達が初等教育を完了するための、教室・椅子・机・黒板・教材・給食・トイレ・手洗い場などが未整備です。子どもたちが安心して学ぶことのできる環境は、まだまだ整っていません。

NPO法人アラジでは、子どもたちがどんな環境に産まれても、継続して学ぶことのできるチャンスを提供するため、毎月の定額給付支援で学校の初期設備や給食費、先生のお給料などを補助しています。

給付金は、学校運営組織によって管理・使用され、毎月、アラジの現地スタッフの現地訪問により、収支報告書のチェックや計画の見直しが行われています。学校運営組織への定額給付により、より自主的な自立した運営サポートを指導・実施し、いずれは地元教育省へ、公立小学校として引き継ぐことが、本活動のゴールです。

2.最新の活動報告

現在は、首都から車で2時間半離れた、電気もガスもない森の奥深くにあるポートロコ県・マケレ村にあるマケレ小学校361名の学校教育をサポートしています。

マケレ小学校は、外国支援組織が建設だけを行い撤退したため、運営が立ちいかなくなってしまった、経済的に困難を抱える学校の一つです。

本日は、6月に現地スタッフがマケレ小学校を訪問した際に、新たに学校設備が整備されたため、その様子をお伝えいたします!

学校の壁をペンキで綺麗に塗装しました!

学校のドアが壊れていましたが、新しくドアを修理しました!

昨年、支援金で購入した机が盗まれるという事件が発生したため、防犯セキュリティの強化にもつながりました。

学校の前の整備されていなかった階段を新たに整備しました!

3.今後の活動計画

マケレ小学校定額給付支援事業においては、引き続き周辺地域の子どもの入学を受け入れるとともに、学校設備の拡充・強化に務めます。

現在の活動実績を基に、事業規模を順次拡大させていく予定であり、最終的にはポートロコ県の教育省へ公立学校として引き継ぎを行うことが本活動の掲げるゴールとなっています。

子どもたちの産まれた環境に関わらず、継続した学びの機会を提供するべく、アラジはこれからも支援活動を継続していきます。

(投稿)スタッフ 宮川琳