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(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

2020年3月1日

(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

前回の記事⇒(2020年2月29日)学生スタッフ活動ブログVol.1「現地活動に参加したきっかけ」

2020年1月13日~2月28日までの約6週間(1.5か月)現地スタッフのシアとともに、NPO法人アラジ学生スタッフとして、現地活動を行った角田悠太です。

前回に引き続き、今回のブログでは、実際にどんな活動を行いどんな苦労や課題があったのか、活動報告を兼ねてご紹介していきます。

活動では以下の5つの事業を行いました。

(1)ポートロコ県 小学校教材支援

首都から車で2時間半、電気もガスもない森の奥深くにある2村の小学校「ンボロ小学校」と「マケレ小学校」。この二つの小学校には、充分な校舎・給食・トイレ等がないばかりか、日常的に子どもたちが学ぶ、教科書・ペン・ノートなども不足しています。

NPO法人アラジは、2016年から継続して、現在は2村の小学生200名に対して、教材給付支援を実施。子どもたちがどんな環境に産まれても、継続して学ぶことのできるチャンスを提供しています。

⇒活動詳細はこちら

この活動では、事前に小学校から必要なものをヒアリングし、町で教材を購入したものを両村の児童たちに直接渡してきました。以下は今回の教材支援の内容です。

マケレ村(児童約110名)
2020年1月:ノート、鉛筆、ペン、消しゴムチョーク、定規、黒板等を支援

ンボロ村(児童約80名)
2020年1月:ノート、鉛筆、ペン、消しゴムチョーク、定規、黒板等を支援

児童たちはペンやノートなどをもらうことができ大変喜んでいました。

ただ、現状の課題として、毎回支援してもらえると村の人たちが思ってしまっていることが挙げられます。私が初めて両村を訪れると、村の大人たちは、次は学校の校舎を建ててくれ、生徒たちが座る椅子を作ってくれなどと支援してもらえるのが当たり前かのようにお願いしてきました。

私は村の資源を活用すれば支援がなくとも、椅子の作成や、学校の校舎の建築は不可能ではないと村の様子を見て感じました。
何もかも支援してしまうと村の人たちの思考が止まり、すべて支援頼りになってしまうので、村にとって本当に必要な支援は何かを私たち側が見極めて進めていく必要があるのではないかと思いました。

現状として両村で教材を集めてくることは困難であり、教材は子どもたちの教育にとって必要不可欠なものであるため、引き続き支援を進めていきます。

(2)マケレ村、ンボロ村における貧困削減プロジェクト

2019年から準備を進め、マケレ村・ンボロ村において、現在、大人たちへの収入向上のための新プロジェクトを立案しています。そのパイロットとして、第1弾の支援モニタリングがスタートしました。

両村から選出した2グループに3,000,000Le(約3万円)を助成してビジネスの拡大、収入向上をはかり、同時に助成グループからの地域貯蓄も促すプロジェクトとなっています。

助成金を受け実際にビジネスを
新たにはじめた
ンボロ村グループの女性たち

滞在中は計4回のビジネス研修を終えた両グループのモニタリングを週一回行いました。

モニタリングでは…

  • 会計チェック
  • 今後のビジネスの予定
  • メンバーの人たちの収入は向上しているのか

などを確認しました。

新たな試みということもあり様々な改善点が出始めていますが、引き続きモニタリングを進め、正式なプロジェクトとして支援拡大できるよう、調整を進めていきます。

(3)フリータウン災害孤児支援

この支援事業では、2018年1月より、首都フリータウンで起こった大規模な土砂災害の影響で、両親を失い災害孤児となった子どもたちに、毎月里親宅への家庭訪問を通して、教育費を支給する奨学金給付支援に取り組んでいます。

⇒活動詳細はこちら

1月25日と2月22日の計2回、10名の災害孤児に家庭訪問を通じて支援を行いました。毎月子どもたちに200,000Le(約2,000円)を現金給付し、50,000Le(約500円)を、進学や急な医療費が必要となった場合の緊急時の貯蓄金として、NPO法人アラジが管理しています。

子どもたちの体調や学校の成績、病院のレシートなどの確認、しっかりと里親のもとで生活できているかどうかをモニタリングしました。子どもたちは皆元気で、人懐っこく、子どもが苦手だったのですが、克服できました。

また、現支援事業のスキームを通して、来年度からは新たに10名の災害遺児・孤児のサポートを拡大していく予定です。現地NGOドン・ボスコと協力して、支援拡大の調整も進めることができました。

(4)アフリカ布商品制作事業

首都フリータウンのフォートストリートで働く、火事で家を失った15名のテーラー(布の仕立て屋)と一緒に、アフリカ布を使ったテーラーメイド商品やアフリカ雑貨販売の事業を行っています。

テーラー一人ひとりの住居再建や、商品のクオリティ指導、継続発注を通して、フォートストリート全体の収入向上を目指しています。

⇒活動詳細はこちら

この1.5ヶ月間で、5ショップのオーナーの元で働く約15名のテーラーとともに、アフリカ布を使った商品約630点のオーダーと商品開発指導を行いました。今回は、商品制作に関するマニュアルも作成し・各ショップに配布、現状の課題点を解決していくことができました。

テーラーさん達が、なかなか締切り守ってくれない、指示と違う布で、違う商品を作っているなど…様々なトラブルが起こる中、なんとか一つ一つ丁寧に作業を説明し、全ての商品を制作、回収することができました。

商品はどれも素敵なデザインなので、ぜひwebショップをご覧ください!

アフリカ布雑貨Alazi オンラインストアはこちら

(5)新オフィス移転と、ゲストハウスの再オープン

今回、旧オフィスの移転に伴い、新オフィスの物件探しから始まり、59A Wellington Stにあったオフィスは37D Wilkinson Roadに移転しました。物件は、2019年12月から現地スタッフのシアが内見を開始し、約10件を周ってやっと契約することができました。

オフィスの移転作業は、日本のように、引っ越し業者などがないため、引越しするためのバンを手配したり、退去するオフィスの壁をペンキで塗ったり、大工を手配して修理してもらうなどを行いつつ、3月から再開するゲストハウス事業に向けての準備を行いました。

オフィスと併設しているゲストハウスは、無事に再オープンすることができました。シエラレオネに訪れた際にはぜひご利用ください!

⇒ご予約はこちらから

様々な活動を、同時進行で行うことは非常に大変でしたが、現地スタッフのシアとそれぞれ協力して、なんとか無事にオフィスの移転まで完了させることができました。

 

 

 

 

 

 

最後の活動報告ブログでは、活動を通して得たことや、シエラレオネに実際に渡航して感じた課題点などをご紹介していきます。

⇒次回の記事(2020年3月2日)学生スタッフ活動ブログVol.3「活動を通して得たこと・シエラレオネに渡航して感じた課題点」

 

(投稿:学生スタッフ:角田悠太)

(2020年2月29日)学生スタッフ活動ブログVol.1「現地活動に参加したきっかけ」

2020年2月29日

(2020年2月29日)学生スタッフ活動ブログVol.1「現地活動に参加したきっかけ」

2020年1月13日~2月28日までの約6週間(1.5か月)、NPO法人アラジ学生スタッフの角田悠太さんがシエラレオネに渡航し、現地スタッフのシアとともに、現地活動を行いました。

全3回に渡って、角田さんが活動を通して感じたこと、またシエラレオネに実際に渡航して見えてきた、新たな課題点などを、ブログ形式でご紹介させていただきます。

【角田悠太プロフィール】

1999年群馬県出身(現21歳)首都大学東京 都市教養学部経営学コースの3年生(現在3年次を休学中)トビタテ留学JAPAN 新興国コース10期生。高校生から貧困問題に興味を持ち、大学入学後から様々な形で国際協力に携わる。2019年4月からは1年間休学し計7ヶ月間、フィリピンで国際協力のプロジェクトや社会企業でのインターンに参加。その後計1.5ヶ月間、アラジの学生スタッフとして現地活動に携わる。帰国後は社会貢献を仕事にしたい人向けのメディアcococolor earthの運営に携わる予定。

現地活動に参加したきっかけは?

学生スタッフ角田さんと
災害孤児支援活動で
サポートしている子どもたち

NPO法人アラジ学生スタッフの角田悠太です。

1月13日〜2月28日までの約1.5ヶ月間シエラレオネで活動してきました。1.5ヶ月間でアラジの学生スタッフとしてどんな活動をしたのか、そして活動から何を学んだのかをお伝えできればと思います。

まず最初になぜ現地活動に参加したのかについてお伝えします。活動に参加した理由は2点あります。1つ目はNPO法人アラジの「子どもたちに教育を、大人たちに仕事を共に創る」というビジョンに共感したからです。

私は途上国の貧困問題に関心があり、収入向上支援や就労支援から貧困削減にアプローチしていきたいと以前から考えていました。アラジは行っている活動はまさしく私がやりたいと思っていることであり、少しでも力になりたいと思ったのがきっかけです。

2つ目は”世界で最も命が短い国”と言われるシエラレオネで就労支援や生活向上支援の可能性を活動を通して考えたかったからというのがもう一つの理由です。20年前の内戦、5年前のエボラ出血熱流行などの影響により、他のアフリカ諸国よりも発展が遅れているというのが印象的でした。

そして渡航するにあたって、現地の人がどうすれば収入を向上できるのか、自立できるようになるのかを考えながら活動に取り組みました。

滞在中は現地スタッフのシアと
協力して活動を進めました!

現地に到着してからは、いきなりスーツケースが1週間行方不明になるなど、想定外のトラブルが多々ありましたが、なんとか無事に活動を終えることができました。

次のブログでは、実際にどんな活動を行ったのかや、活動の際に苦労したこと・工夫したことなどをご紹介しています。

次の記事⇒(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

(投稿:学生スタッフ:角田悠太)

(2020年1月30日)学生スタッフの角田がシエラレオネで約1か月半の現地活動を実施しています!

2020年1月30日

学生スタッフの角田がシエラレオネで約1か月半の現地活動を実施しています!

NPO法人アラジ学生スタッフの角田悠太が、1月13日~2月28日まで、シエラレオネで約1か月半の現地活動を実施しています。

すでに現地入りして約2週間が経過し、順調に活動を頑張っています。

今回の活動では、昨年11月に来日していたアラジ現地スタッフのSia Brimaと共に以下の活動に従事する予定です。

災害孤児支援

  • 1月の家庭訪問活動の実施
  • 2月の家庭訪問活動の実施
  • 支援拡大に向けた調査活動

小学校支援

  • ンボロ小学校での上半期教材配布支援・ニーズ調査の実施
  • マケレ小学校での上半期教材配布支援・ニーズ調査の実施
  • 支援拡大にむけて調査活動の実施

テーラー生活向上支援

  • 5ショップ15名のテーラーとともに、約600点の商品制作・商品開発指導

ゲストハウス事業

  • オフィス兼ゲストハウスの移転業務
  • 現地NGO登録業務

 

また、2020年から本格始動予定の新プロジェクトの実施・モニタリングに向け毎週ンボロ村、マケレ村の2村へ、訪問し活動を行っています。

一部の活動は既に完了していますが、最初の一週間、スーツケースが届かなかったり、現地スタッフシアとともに、嘔吐・下痢など体調を崩すという波乱万丈で、なんとか現地での厳しい環境の中で頑張ってくれています。

 

今後も、体調やセキュリティ面など気を抜かず、1か月半の滞在で、全ての事業が前進できるよう、日本からできるサポートを日本スタッフ側も進めていきます。

 

リアルタイムでの活動報告は、引き続きメールマガジンやNPO法人アラジ公式Twitterなどで皆様にお知らせしていく予定です。

メールマガジン登録 →HPのTOPページより登録が可能です

NPO法人アラジ公式Twitter

 

引き続き、現地活動を見守ってくださると幸いです。

 

(投稿)下里夢美

 

(2020年1月4日)新年あけましておめでとうございます!12月マンスリーサポーター募集キャンペーンのご報告

2020年1月4日

新年あけましておめでとうございます!

12月マンスリーサポーター募集キャンペーンのご報告

NPO法人アラジを日ごろ支えてくださっている皆様、新年あけましておめでとうございます。

2019年にはたくさんのご支援をいただき、誠にありがとうございました。

12月に行ったマンスリーサポーター募集キャンペーンでは、目標金額の月/20,000円増にわずかに届かず、95%の達成率で、月/19,000円の増額となりましたが、たくさんの方にNPO法人アラジを知っていただくきっかけとなり、改めて周りの皆さんに支えられて活動が継続できていているのだなぁと実感できました。

 

2020年の目標

2020年は大まかに以下のプロジェクトの事業拡大を目指しています。

災害孤児支援

現在10名の子どもたちに毎月支援を届けていますが、《20名》に支援を増やし、計30名へ事業を届けていく予定です。

災害孤児支援について詳しくはこちら

テーラーメイド事業

現在まで、テーラーの多く店を構えるフォート・ストリートの大規模火災によりはじまった「テーラー生活向上支援」と明記している当プロジェクトですが、テーラー全員の自宅の再建が完了したため、今年からは、より対等な立場での活動を目指し、「テーラーメイド事業」と名前を変えて活動していきます。

現在5名のベテランテーラーと、10名の若手テーラーとともに様々な商品を開発・日本における販売活動をしておりますが、さらにシエラレオネの魅力発信と、持続的な収入確保のため、2020年はさらにアイテムを増やし、提携テーラーも増やしていきます。

テーラーメイド事業についてはこちら

小学校教材支援

農村部の小学校にはまだまだ教育機会を得られず勉学を続けることが難しい子どもたちがたくさんいます。

現在2校200名の子どもたちに上半期と下半期の1年に2回支援を届けていますが、《3校300名》に事業を拡大していきます。

小学校支援についてはこちら

新プロジェクトがいよいよ本格始動予定!

農村部における貧困削減プロジェクトとして、2019年より準備を進めてきた新プロジェクトがいよいよ本格的にスタートします。

3月末の19年度決算後には、改めて皆様にご報告できればと思っていますので、しばらくお待ちください。

 

 

2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

投稿:下里夢美

(2019年12月30日)12月22日(日)国際協力大忘年会に代表下里が登壇しました

2019年12月30日

12月22日(日)に国際協力大忘年会に代表下里が登壇しました!

 

2019年12月22日に開催された、「国際協力大忘年会」に代表下里が登壇させていただきました。

当日は、運営・関係者の皆様含め約100名の国際協力を志す若者が会場に集まりました!

下里は手前・青いドレスです。

妊娠中のため、集合写真時に椅子を用意してもらいました!

こういった心遣いにはじまり、とても素敵な運営の皆さまたちでした!

当日は…

✔国際協力を通して世界を良くしたいと思っている方!
✔国際協力/ソーシャルビジネスを仕事にしたいと思っている方!
✔今後の国際協力の新しいロールモデルの方々とお話ししたい方!
✔切磋琢磨できる仲間が欲しい方!

を対象に、代表下里とともに

原貫太さん (フリーランス国際協力師)
新谷佑也さん(NPO法人 The PeaceFront代表)
田才諒哉さん(国際協力サロン代表)
延岡由規さん(元 認定NPO法人テラ・ルネッサンス職員)

の5名が、それぞれパネルトークをさせていただきました。

 

第1部「~最前線を走る国際協力ワーカーのプランニング」

 

第2部「国際協力で食べていく~持続に必要な「私」の〇×〇×〇~」

 

第3部「ぶつかる壁と乗り越え続ける私〜あの時があったから今がある〜」

以上の3つのトークライブに出演させていただきました。

また当日はシエラレオネのテーラーさんの手作り小物の販売もさせていただき、たくさんの方にシエラレオネを知っていただく機会となりました。

 

主催者の神澤さんと、今年シエラレオネに渡航した杉山さん、杉山さんはアラジの名刺入れを購入してくださいました!

いつもありがとうございます!

ちなみに、アラジの商品はすべてネットショップでも購入できますので、ぜひご覧ください。

→WEBショップ「Alazi」

主催者の、神澤清(かんざわ きよし) さん、児玉紗梨奈(こだまさりな)さん、河原礼奈(かわはら あやな)さん、新居真由香(にいまゆか)さん、須藤 唯 (すとう ゆい)さん、高橋知花 (たかはし ともか)さん、別所梨央(べっしょ りお)さん、素敵なイベント開催本当にありがとうございました。お疲れさまでした!次は皆様のためにできることを、一緒に考えていきたいです!

 

投稿:下里夢美

(2019年12月16日)代表・下里が映画感想文コンクール『シエラレオネ・ダイヤモンドの来た道』表彰式に審査員として出席しました

2019年12月16日

代表・下里が映画感想文コンクール『シエラレオネ・ダイヤモンドの来た道』表彰式に審査員として出席しました!

2019年12月14日(土)、代表下里が、特定非営利活動法人ダイヤモンド・フォー・ピース主催の短編ドキュメンタリー映画『シエラレオネ ダイヤモンドの来た道 採掘現場の声』映画感想文コンクールの審査員として、表彰式に出席しました。

今年はじめから本格的に、特定非営利活動法人ダイヤモンド・フォー・ピースに協力させていただく形で開催してきた映画鑑賞と感想文コンクールですが、下里からは、小学生・大人部門を主に審査員として採点させていただき、当日の表彰式では、皆さんの前でご挨拶させていただきました。

日本に住んでいると、なかなか世界のリアルな現状に目を向けることは、意識しない限りとても難しいと感じています。ぜひ、この素晴らしい機会を通して、世界のこと、アフリカのこと、シエラレオネで起きていることに、皆さんに関心を持ち続けて欲しいと思いました。

このような光栄な機会に、ご参加させていただけましたこと、特定非営利活動法人ダイヤモンド・フォー・ピースの皆様はじめ、関係者の皆様方、本当にありがとうございました。また、感想文コンクールに参加していただいた皆様方、映画を視聴してくださった多くの皆様、本当にありがとうございました。

 

映画感想文コンクール及び本企画については、特定非営利活動法人ダイヤモンド・フォー・ピースの公式HPをぜひご覧ください。

2019年映画感想文コンクール

 

(投稿)下里夢美

 

 

(2019年11月16日)11月16日(土)現地スタッフSiaを交えた活動報告&新プロジェクト説明会を行いました

2019年11月16日

11月16日現地スタッフSiaを交えた活動報告&新プロジェクト説明会を行いました!

11月16日(土)に、東京神楽坂にて、現地スタッフのHarilyn Sia Brimaを交えた活動報告会を開催しました。

当日は25名の参加者が集まり、日ごろ皆さんのご支援で行ってきた活動の成果発表や、農村部における新プロジェクトの活動計画をお話しさせていただきました。

スライド発表のあとは、現地スタッフSiaがつくったシエラレオネのローカルフードのキャッサバリーフをいただきました!容赦なく辛口で、皆さん、辛い辛いといって、食べていました。(下里はこのキャッサバリーフが大好きです!)

当日は、2名のシエラレオネの留学生も、インターネットでイベントについて知り、参加してくださいました。スタッフのSiaも彼らとクリオ語で話しとてもうれしそうでしたし、2名の参加者さんも、キャッサバリーフはとても懐かしかったようです。

「シエラレオネのためにありがとう」と言われたときは、とても感動してしまいました。

今後も、新プロジェクトについての説明会は、個別で1対1活動報告会で行っております。ご興味のある方はぜひご連絡ください。

活動報告会にご参加いただいた皆様、日ごろ活動を応援していただいている皆様、改めまして、本当にありがとうございます。

(投稿:下里夢美)

(2019年11月14日)シエラレオネの現地スタッフシアが11月6日~19日の間、来日しています!

2019年11月14日

シエラレオネの現地スタッフシアが11月6日~19日の間来日しています!

2019年11月6日~11月19日のスケジュールで、現在シエラレオネでNPO法人アラジのほぼすべての現地事業を執り行っている現地スタッフのHarilyn Sia Brima(ハリン・シア・ブライマ)が来日しています。

2019年5月に事務局長の支倉が現地渡航した際に、契約にいたった彼女ですが、継続的にリモートワークをこなし、2020年から本格始動予定の農村部での貧困改善のための新規プロジェクトにおける準備のため、2週間に1回のペースで村訪問を行ってもらっておりました。今回の渡航では、代表下里との顔合わせと、農村部での新規プロジェクトのための最終調整を行っています。また、日ごろの業務の労いも込めて、東京観光も楽しんでもらおうと計画しています。

【渡航費のご報告】

今回の渡航は、日本人駐在員を置かず、シエラレオネ人の現地スタッフが主体的に自国のために行動し、プロジェクトにいたるということをとても大切にしている私たちにとっては、欠かせないものとなっています。そのため、今回の渡航費を活動経費から捻出させていただきました。

  • ビザ申請書類作成:行政書士(43,200円)
  • シエラレオネ原本書類送付×2(9,520円)
  • シエラレオネ⇔ガーナ:航空券代(65,804円)
  •  ガーナ3泊4日:滞在費・ビザ代金(約15,000円Le→$→Cedi→¥未精算)
  • シエラレオネ⇔日本:航空券代(143,631円)

総額約:277,155万円

シエラレオネには日本大使館がなく、シエラレオネ人が日本に渡航することは膨大な書類作成が必要で大変に困難でした。ビザ申請人のシア自身が、招待人(事務局長:支倉)の原本書類をもって、ガーナの日本大使館まで渡航する必要があったため、金額がかさんでおります。また、シエラレオネ人を日本に短期で呼ぶケースはあまり例がなく、書類作成の一部を専門の行政書士におまかせしました。

【滞在費をPolcaで集めています】

今回の彼女の渡航には、約28万円の費用がかかっておりますが、滞在費・観光費の部分をサポーターの皆さんから募っています。これまでに、45名の方から66,500円のご支援をいただきました。本当にありがとうございます!

500円のご支援で、現地スタッフシアの滞在活動報告を毎日お送りするTwitterグループへのご招待、3,000円以上のご支援で、シアと代表下里と個別面談できるリターンをおつけしています。こちらは、あと12月初旬までご支援を募集しておりますので、応援していただける方はぜひお願いいたします。

Polcaのご支援はこちらより

【滞在中のスケジュール】

  • 11月6日(水)成田到着(入国)
  • 11月7日(木)東京事務所訪問・現状業務の確認
  • 11月8日(金)水族館観光→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月9日(土)サポーターの皆さんと遊園地・会食→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月10日(日)日曜礼拝→定期理事会の開催・お寿司屋さんで懇親会
  • 11月11日(月)打ち合わせ→サポーターさんとスカイツリー→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月12日(火)上野動物園観光→新規プロジェクト打ち合わせ
  • 11月13日(水)サポーターの皆さんと会食→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月14日(木)新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月15日(金)サポーターの皆さんと会食→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月16日(土)活動報告会&新プロジェクト説明会
  • 11月17日(日)横浜観光→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月18日(月)孤児支援プロジェクト打ち合わせ
  • 11月19日(火)成田にて出発(帰国)

 

皆様からのご支援で、以上の滞在日程を予定しております。

はじめての日本のお寺を満喫するシア

はじめてのお箸に挑戦中!

サポーターの皆さんと遊園地へ!

 

 

この度は、たくさんのご支援いただきありがとうございます。

彼女の滞在が今後の活動にとっていいものとなるように19日までに打ち合わせを重ねてまいります。

 

(投稿)下里夢美

(2019年10月19日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

2019年10月20日

(2019 年 10 月 19 日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

こんにちは、代表理事の下里です。

前回の活動報告記事(2019 年 5 月 18 日)災害孤児支援活動レポート#10 9 月活動報告-里親サポーターのご紹介

前回の活動レポートから期間が空いてしまいましたが、2018 年 1 月より行っている当災害孤児支援は継続 1 年 10 か月が過ぎ、サポートを届けているどの子もみんなとても元気にやっています。

今回の活動報告では、実際に当プロジェクトにおいて里親サポーターを続けてくださったいる支援者のお一人から、応援メッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます!

災害孤児支援とは?

2017 年 8 月の洪水による土砂災害でシエラレオネの首都フリータウンにおいて、1,000名以上が亡くなりました。今回被災し生き残った 10 名の両親を失った災害孤児に対して、継続して学校に通い続けるための学資奨学金(医療費含む)を毎月里親宅への家庭訪問を通して届けるのが、当プロジェクトです。

里親サポーターとは?

日本の支援者の皆様に、毎月 3,000 円のご支援をいただき(クレジットカードにてマンスリー決済)1 名の災害孤児の里親になっていただきます。毎月、支援を届けている 1 名の子どもの様子をお写真とともにお送りさせていただいています。また年に 1 度、お手紙の交換ができます。年末には、NPO 法人アラジより特製カレンダー、年度末には年次活動報告書と、シエラレオネでつくったアフリカ布商品をお送りしています。また、各活動報告イベントには、サポーター割引価格でご参加可能です。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

里親サポーターのご紹介!

今回は、毎月サポートを届けている、アイサタ(6 歳)とサヨ(7 歳)の 2 名の里親サポーターになっていただいている、吉成優子さんを紹介させていただきます!

 

里親サポーター:吉成優子さん
グローバルフェスタアラジブースにて
なんと 2 日間とも店頭にてお手伝いいただきました!
(後ろで何かやっているのは私下里と事務局長の支倉です。笑)

アイサタ

小学校入学おめでとう!!
友達をたくさん作って、楽しい学校生活を送ってくださいね。
そして、勉強も頑張ってください。英語でお手紙書いてくれるの楽しみに待ってます。

サヨ

元気ですか?こないだ、熱を出したと聞いて、心配しています。早く元気になってください
ね。そして、おばあちゃんを大事にして、親戚や近所の人と仲良く暮らしてください。
学校では、何の勉強が楽しいですか?今度、教えてくださいね。

 

 

2 人とも写真を一人で撮る!となるとちょっと表情が硬いのですが、お手紙に興味津々で、特に吉成さんの写真に見入って楽しそうにお話ししていたそうです。

今回は二人から、お手紙の返事ももらいました。小学校に上がったばかりなので、難しいのではないかと思っていたのですが、思った以上にすらすらと、アルファベットをきっちりと書けていたそうです。

お手紙の返事を書くアイサタ

お手紙の返事を書くサヨ

 

 

こうして毎月支援している孤児の様子をお送りしているのですが、彼らが勉学を続ける限
り継続する当プロジェクトでは、子どもたちの成長をずっと見守ることができ、よりご支援
の実感をいただける支援活動になっているかと思います!

吉成さん、改めていつもご支援いただき、本当にありがとうございます!

あと 4 名の里親サポーターを募集しています!

写真右は災害孤児となったイェーリ―
結局 18 名の家族は土砂の中みつからないままとなりました。
現地パートナースタッフ(中)が里親(左)に
ヒアリングを行っている様子です。

 

月 3,000 円で孤児 1 名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 10 名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

月 1,000 円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

 

投稿:下里夢美

(2019年10月1日)9月28日・29日にグローバスフェスタに出店しました!

2019年10月2日

9月28日・29日にグローバスフェスタに出店しました!

こんにちは、代表理事の下里夢美です。

9月28日(土)・29日(日)と、お台場プロムナード広場にて行われた、グローバルフェスタ2019に2日間出店させていただきました!

1日目にお手伝いいただいた皆様!

日ごろサポーターとして、アラジの活動を支えてくださる皆さんです。

2日間とも、お手伝いいただいた、片山さん・吉成さん、長い時間本当にありがとうございました!

うちの息子も、看板息子として、店頭で活躍しました!笑

また、お手伝いいただいたスタッフの皆さんも、お友達をたくさん呼んでいただき大感謝です。

当日は大人から、お子様まで、たくさんの方がブースにお見えになりました!

大人気のアフリカンピアス・レジンピアス各種は、15点以上販売することができました!

大人気の名刺入れは、今後もアラジの目玉商品になりそうです!

 

 

2日間で【61,600円】を売り上げることができました!

 

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます!

売上げは、シエラレネでの各支援事業に、大切に役立たせていただきます。

 

 

(投稿)下里夢美