Category "活動報告"

(2021年1月14日)ファンドレイジングチームメンバーのご紹介 No.5

2022年1月14日

アラジのファンドレイジングチームのメンバーをご紹介します!

NPO法人アラジをご支援、応援していただいている皆さま、誠にありがとうございます。

本日は、アラジのファンドレイジングチームに所属する宮川 琳(みやがわ りん)を紹介いたします。

自己紹介をお願いします!

こんにちは!

NPO法人アラジのスタッフの宮川琳(みやがわ りん)と申します。

インターン2期生として活動していました。

普段は何をされていますか?

去年の4月から1年大学を休学して、NPOのサポートをしている会社で働いたり、ある国際協力団体のファンドレイジング活動を行ったりしています。

ファンドレイジングチームにはどのようなきっかけで参加されたのですか?

NPO団体の資金調達方法に興味があったので、参加させていただきました。

ファンドレイジングチームではどのような業務を担当していますか?

アラジを応援してくださっている皆さまに書いていただいた応援メッセージをSNSに投稿したり、活動報告の記事を書いたりしています。

支援者の皆さまへメッセージをお願いします!

何とかしたいと思っているだけでは、世界の圧倒的な格差を埋めることはできません。

少しでもアラジの目指す世界に共感していただける方、シエラレオネの現状を何とかしたいと思われた方は、この機会に一緒に立ち向かってくださる仲間になっていただけると嬉しいです!

NPO法人アラジでは、ファンドレイジングチームを中心に2021年12月10日から2022年1月20日まで、100名のマンスリーサポーターを募集するマンスリーファンディングを実施しています。

アラジへのマンスリーサポーター登録で、困難な状況でも勉強を諦めない子どもたちに、あなたの力をかしてください!

マンスリーファンディングのページはこちら

(投稿)

(2022年1月7日)インターン卒業生インタビュー(栗田紗希さん)

2022年1月7日

1月にアラジのインターンを卒業した栗田さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

こんにちは!
2021年11月から2022年1月まで事務局インターンに参加させていただきました、大学3年の栗田紗希と申します!
大学では「公共経営学」を専攻し、行政・企業・NGO・地域コミュニティなどの様々な立場から社会課題への取り組みを学んでいます。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

高校3年生の時にカンボジアでの教育ボランティアに参加して以来、「国際協力」に関心を持つようになりました。
途上国の「教育」「児童労働」「孤児」「女性の権利」などに関心があり、アラジの活動内容に興味を持ったとともに、「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」というビジョンに共感し、応募を決めました。

どんな業務に携わりましたか?

「10代のシングルマザー復学支援」中間報告書の作成、SNS広報、支援者情報のデータ分析など、様々な業務に関わらせていただきました!

インターンを通して学んだことは何ですか?

NPOは、本当にたくさんの方々からの温かいご支援に支えられているということを学びました。
応援してくださる方々との日頃からのコミュニケーションや、具体的な成果を活動報告として開示していくことがいかに重要かということを学びました。
途上国への関わり方はたくさんあると知ったので、自分なりの方法で今後も貢献していけたらと思っています!

思い描いている今後のキャリアについて教えてください!

途上国の人々がもつ可能性を、現地の人と共にカタチにしていきたいです!
またより多くの人が、社会課題に関心をもつ「最初の扉」をつくる存在になりたいと思っています!

栗田さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

インターン生・ボランティアさんを募集しています!!

NPO法人アラジでは、インターン生やボランティアさんを随時募集しています。

東京の事務局または、オンラインのどちらでもご参加可能です!

ご興味のある方は、下記リンクより詳細をご覧ください!

インターンをお考えの方はこちら

ボランティアをお考えの方はこちら

(投稿)スタッフ 宮川琳

(2021年12月27日)ファンドレイジングチームメンバーのご紹介 No.4

2022年1月5日

アラジのファンドレイジングチームのメンバーをご紹介します!

NPO法人アラジをご支援、応援していただいている皆さま、誠にありがとうございます。

本日は、アラジのファンドレイジングチームに所属する松藤 義尚(まつふじ よしなお)を紹介いたします。

自己紹介をお願いします!

こんにちは!

松藤 義尚(まつふじ よしなお)と申します!

普段は何をされていますか?

早稲田大学政治経済学部の学生です。

ファンドレイジングチームにはどのようなきっかけで参加されたのですか?

インターンシップに参加して、ファンドレイジングの意義の大きさと面白さに気付いたため、下里さんにお願いして参加させていただいています!

ファンドレイジングチームではどのような業務を担当していますか?

活動報告会進行やサポーターの方のマネジメントを行っています。

支援者の皆さまへメッセージをお願いします!

アフリカの教育課題は、目を背けてしまいたくなるほど深刻で、だけれども目を背けてはいけない現実だと思っています。一緒に取り組んでいただける仲間を待っています!

NPO法人アラジでは、ファンドレイジングチームを中心に2021年12月10日から2022年1月20日まで、100名のマンスリーサポーターを募集するマンスリーファンディングを実施しています。

アラジへのマンスリーサポーター登録で、困難な状況でも勉強を諦めない子どもたちに、あなたの力をかしてください!

マンスリーファンディングのページはこちら

(投稿)スタッフ 宮川琳

(2021年12月27日)1年間応援ありがとうございました!年末年始休業のお知らせ

2021年12月27日

1年間応援ありがとうございました!~年間活動ハイライトまとめ~

いつもNPO法人アラジを応援・ご支援いただき、誠にありがとうございます。

2021年も多くのサポーター様に支えられ、活動を続けることができました。

本当にありがとうございました。

(1)農村部定額給付支援

本年は、マケレ小学校の児童数が増え、360名の子どもたちが学ぶための定額給付支援を届けてまいりました。通年で、給食・先生へのお給料、トイレ建設費、備品費などに使用させていただきました。

▶「農村部定額給付支援」の2021年最新活動報告書はこちら

来年も引き続き、約360名への支援を継続するべく、実施体制を整えてまいります。

(2)シエラレオネ奨学金給付支援

本年は、20名の片親・里親家庭で働く子どもへの奨学金給付支援を実施しました。

主には受益者拡大にむけた「実施体制強化」に力を入れ、主に4つの制度改定を行いました。

▶「シエラレオネ奨学金給付支援」の2021年最新活動報告書はこちら

来年は「30名のひとり親世帯で働く子ども」にフォーカスし、首都フリータウンとケネマ県で支援を提供してまいります。

3)10代のシングルマザー復学支援

2021年3月から開始した、10代のシングルマザー復学支援は、来年3月末までの目標人数である半分の25名への復学登録が完了いたしました。

▶「10代のシングルマザー復学支援」の2021年最新活動報告書はこちら

来年は、約70名へのサポートを目指し引き続き活動を続けてまいります。

(4)男子中高生への性教育プログラム「ハズバンドスクール」

2021年11月より、10代のシングルマザーが中等教育を完了することを困難にする、若年妊娠の根本解決にむけて、男子中高生への性教育プログラム「ハズバンドスクール」を実施を開始いたしました。

▶「男子中高生への性教育プログラム」の2021年最新活動報告書はこちら

来年は、ケネマ県の10校1,200名へサポートを提供できるよう、体制を整えてまいります。

年末年始休業のお知らせ
下記の日程で、とおりとさせていただきます。

  • 年末年始休業期間:2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

2022年は、既存の4つの事業をさらに拡大し、誰もが夢に向かって努力することのできる社会を目指して活動していきます。

2022年もNPO法人アラジの応援よろしくお願いいたします。

(投稿)スタッフ 宮川琳

(2021年12月27日)ひとり親家庭・里親家庭への奨学金給付支援プログラムの活動報告

2021年12月27日

2021年も多くのサポーターの皆さまに支えられ、「シエラレオネ奨学金給付支援」の活動を継続させていただきました。以下に、4月~12月末までの、奨学金給付支援の活動報告をまとめさせていただいております。

シエラレオネ奨学金給付支援

1.事業概要

(左)サポートを受けるひとり親家庭の男の子(右)NPO法人アラジ現地スタッフ

NPO法人アラジは、シエラレオネ共和国において、自然災害・不慮の事故・病気・失業などを原因とする保護者の金銭的貧困理由により、義務教育(小学校1年生〜中学校3年生まで)を完了することの困難な、片親家庭・里親家庭の子どもたちに対して、毎月定額の奨学金給付支援を行っています。

今年度は、シエラレオネ首都フリータウンで15名、ケネマ県で5名の合わせて20名に毎月のサポートを届けながら、主には「プログラムの実施体制強化」に努めました。(プログラム開始から述べ27名にサポートを届けています)

保護者には現金の受け取り証明として毎月写真撮影にご協力いただいています。

サポートを届ける子どもは、都市部の公立小学校5校と連携し、慎重にヒアリングを重ね、家庭の経済状況・家族構成・居住環境・毎月の児童労働時間などをもとに、決定していきます。

毎月の返済不要の給付金は、保護者によって子どもの生活費・教育費・医療費すべてに使用されます。

毎月、子どもたちの健康状態や成績表、家庭環境等をチェックする他、毎月の現金給付とは別に子どもたちの進学準備金や、急な事故・入院や手術を伴う病気の際の緊急時に使用できる緊急支援金制度を設けています。

※本プロジェクト紹介の際に、WEBページや活動報告書等で利用する情報・写真は、子どもに許可を取って掲載しております。また子どもの個人情報保護のため、子どもの写真とストーリーを一緒に掲載する場合は、子どもの名前はカタカナ表記のファーストネームのみ使用します。

奨学金給付支援について詳しくはこちら

2.今年度更新した支援基準について

支援開始前の家庭訪問の様子

奨学金を給付する支援基準を家庭の経済状況の調査を踏まえて、変更いたしました。

変更内容は以下の3点です。

(1)奨学金支援の受入れ条件の「月に160時間以上の児童労働を行う子ども」の条件を「月に100時間」に緩和いたしました。 これにより、より多くの子どもがサポートを受けられる環境を整えてまいります。

(2)月100時間以上児童労働していない場合でも、家庭の月の固定支出が一定金額以下であれば、受け入れることができるようになりました。 これにより「障害をもつ働いていない子ども」でもサポートが受けられるようになりました。

(3)家庭の経済状況を「世帯月収」ではなく「月の固定費の世帯支出額と家族人数」で算出することになりました。 これにより、より正確な世帯の経済状況を把握する体制を整えてまいりました。

(4)NPO法人アラジで、「チャイルドセーフガーディングポリシー」の制定を行いました。これにより、子どもの個人情報・人権などにより留意しながら、活動を推進する体制を整えました。現地スタッフにも、子どもの保護や性的搾取に対する研修を行い、事業地ごとに、子どもの人権侵害、性的搾取が起った場合の緊急連絡先(各地域警察署のFamily Support Unit)を明記した、英語版チャイルドセーフガーディングポリシーの制定を行いました。

3.家庭の経済状況によるサポートの終了

家庭の詳細な経済状況の把握により、3名の子どもたちが、2021年12月の給付を最後に支援を終了いたしました。

4.ケネマ県の5名の子どもたちに支援開始

2021年、首都のフリータウンだけではなく、新たにケネマ県の5名の子どもたちの奨学金給付支援を開始しました。

今後も「金銭的貧困を理由に、困難な状況にいる子どもが、初等教育を家族の元で完了する」ことを目指し、より多くの子どもをサポートできる体制を整えていきます。

6.今後の活動計画

シエラレオネ奨学金給付支援においては、引き続き首都のフリータウン、ケネマ県の困難な状況にいる子どもたちの初等教育の完了に務めます。来年は「30名のひとり親家庭の子ども」にサポートを届けるべく、実施体制を整えてまいります。

産まれた環境に関わらず、継続した学びの機会を提供するべく、アラジはこれからも支援活動を継続していきます。

2022年も、皆さまの温かいご支援とお力添え、どうぞよろしくお願いいたします。

以上

(投稿)スタッフ 宮川琳

(2021年12月18日)男子中高生への性教育プログラム「ハズバンドスクール」を実施しました! 

2021年12月24日

男子中高生への性教育プログラムを新たにスタートしました!

シエラレオネ共和国ケネマ県では、約17%の10代の女の子が若年妊娠し、その後シングルマザーになることで、初等・中等教育を退学し、教育を続けることが困難な状況にあります。

NPO法人アラジは、問題の根本解決を目指し、ケネマ県の現地NGO「Global Village Network」と協働し、地域の中学校・高校での男子生徒へ向けた性教育プログラム「ハズバンドスクール」という新たな啓発活動を開始いたしました。

現地NGO「Global Village Network」 代表のピディーアさん

1. 事業概要-ハズバンドスクールとは

一人一冊テキストを配布し、男子中高生へむけた1時間のセッションを実施しました。

テキストでは、シエラレオネ地域特有の課題・価値観・認識等に十分留意し、シエラレオネ国内の法律・規則・政策等に沿って制作を行いました。

実施場所:ケネマ県 ルークスコマーシャル中学校・高校

実施人数:100名(男子中高生)

  • 女性の権利・教育の重要性
  • 生理や出産などのリプロダクティブヘルス
  • 性加害を起こした場合や示談した場合の刑罰
  • 女性が被害者となった場合の適切な連絡機関と電話番号
  • 女性が被害者となった場合の治療・アフターケア・刑事訴訟のサイクル
  • 性的同意の10パターン

などについて、理解を深めました。

最後に、一人1つのコンドームを配布し、コンドームの正しい装着方法をレクチャーしました。

ハズバンドスクール実施時の様子
同級生に、コンドームの付け方をレクチャーする男子生徒

2. 活動の背景

NPO法人アラジは、2021年5月から「10代のシングルマザー復学支援」を実施しています。

若年妊娠によって、初等・中等教育を中退している10代のシングルマザーが、再び教育の機会を獲得し、経済的な自立や夢への実現を後押しすることを目的とした活動です。

10代のシングルマザー復学支援の中間報告書はこちら

10代のシングルマザー復学支援・毎月の経過観察実施の様子

シエラレオネにおいて10代の女の子が妊娠にいたるまでには、主に4つの理由があります。

(1)レイプなどの性暴力

シエラレオネの10代の女の子の約5.6%が、同意のない性交渉を経験したことがあると答えています。シエラレオネの伝統文化の多くは女性差別的で、女性が男性に同意をとることは容易ではありません。


(2)学校で性教育が提供されていない

教育現場で充分な性教育がなされていません。シエラレオネのほとんどの学校には保健室がなく、また教員免許をもつ先生は全体の75%、女性教員は男性教員の5分の1程度しかおらず、同意のない性交渉を経験した女の子のうち6.4%が、男性教員からの性被害にあったと報告されています。


(3)家庭での性教育がタブーとされている

文化的・宗教的背景から、未婚女性の性行為はタブーとされ、男女の性や性行為の話を家庭内ですることはありません。

(4)避妊具へのアクセスの難しさ

貧困家庭において、避妊具であるコンドーム(1つ30円~100円程度)を購入することは非常に困難です。(農村部の世帯月収は平均月5,000円程度)

このような問題がある中で、男性側が避妊に理解を示さず、子育ての責任を取らず、女性だけがスティグマとされる社会を変えていくために、問題の根本解決を目指し、ケネマ県全体でのハズバンドスクールの実施を進めてまいります。

3. 事前・事後の意識調査

ハズバンドスクール実施にあたり、女性の性と権利に関する意識調査のため、ランダムに選ばれた男子中高生30名、男子中高生の保護者(父親10名・母親10名)に対し、事前・事後のアンケート調査にご協力いただきました。※保護者20名に対してはヒアリングインタビューを実施しました。

男子中高生に向けた意識調査実施の様子

男子中高生に向けた事前の意識調査では、アンケート用紙を用い、34個の質問をしました。

男子生徒は女性の権利と健康に関して理解しているか、正しい避妊方法を理解しているか、また、性的同意について理解しているか、等についての調査をしました。

事後の意識調査では、事前調査の質問に「家族にハスバンドスクールの内容を話しましたか?」という質問を加えた35個の質問をし、ハズバンドスクールを通して、どのように意識変容したのかを比較しました。

4. 調査結果

ハズバンドスクールを経て意識調査では、以下の結果が出ました。

ヒアリング調査に回答した9割の保護者が、「妊娠した女子生徒の復学に賛成」であるということがわかりました。

事前調査では、アンケートに回答した男子生徒全員が「学校、家庭、地域で、性教育を受けたことがない」と回答しました。

「性交渉をする際に、コンドームを使うべきですか?」という質問に対して、事前の意識調査では13%の男子生徒が「はい」と答えました。しかし、ハズバンドスクール実施後の意識調査では、100%の男子生徒が「コンドームを使うべき」と回答しました。

「コンドームの付け方を知っていますか?」という質問に対して、ハズバンドスクールの実施前は、「知っている」と回答した男子生徒が0%でしたが、実施後は、100%の男子生徒が「知っている」と回答しました。

「女性の生理中は体調を気遣いますか?」という質問に対し、事前調査では83%の男子生徒が「いいえ」と答えたのに対し、事後調査では100%の男子生徒が「体調を気遣うべき」 という回答しました。

「10代のシングルマザーの復学に関して賛成ですか?反対ですか?」という質問に対して、事前調査では44%の男子生徒が「賛成」と答えました。若年妊娠した女の子が復学することで、クラスでいじめ等の問題が起きてしまうことを懸念する声や、シングルマザーになってしまったら、勉強せず赤ちゃんの世話をする必要がある、という回答が得られました。

これに対し、事後調査では調査に参加した100%の男子生徒が「賛成」と答え、多くが「女性が教育を続けることは国家の発展につながるから」や「女性にも学ぶ権利があるから」などの回答が得られました。

テキストをもつ男子中高生

今回の事前・事後の意識調査及び、ハズバンドスクールの実施に協力したいただいた、現地パートナー団体「 Global Village Network 」と、100名の男子中高生の皆さんに、感謝申し上げます。

5. 今後の活動計画

NPO法人アラジでは、シングルマザー復学支援に加え、新しく開始した、ハズバンドスクールを継続的に開校し、ケネマ県全体での開校を目指して進めていきます。

来年度末までに、ケネマ県の10校1,200名の男子中高生に、ハズバンドスクールを届けることを目指してています。

10代のシングルマザー復学支援、そして新しく実施しているハズバンドスクールなど、さらに沢山の支援を届けるために、現在NPO法人アラジでは、マンスリーファンディングを実施しています!

この機会に、アラジの仲間として一緒に支援を届けていきませんか?

マンスリーファンディングのページはこちら

特定非営利活動法人Alazi Dream Project

編集

栗田紗希(インターン)

江原莉菜(インターン)

(2021年12月23日)ファンドレイジングチームメンバーのご紹介 No.3

2021年12月23日

アラジのファンドレイジングチームのメンバーをご紹介します!

NPO法人アラジをご支援、応援していただいている皆さま、誠にありがとうございます。

本日は、アラジのファンドレイジングチームに所属する渡邊 裕樹(わたなべ ひろき)を紹介いたします。

自己紹介をお願いします!

こんにちは!

渡邊 裕樹(わたなべ ひろき)と申します!

普段は何をされていますか?

エアライングループの商事会社に所属する商社マンです。

ファンドレイジングチームにはどのようなきっかけで参加されたのですか?

自身が社会人生活で培った企画、営業、マーケティング、財務の経験を活かせるフィールドであったこと。また、人々とのコミュニケーションを通じて「想い」を集め、困難な状況に陥っている人々に届けるという事は、社会においての重大な役割であると感じたからです。今年の9月に准認定ファンドレイザーの資格を取得しました。

ファンドレイジングチームではどのような業務を担当していますか?

できることは幅広くと考えています。最近では、重要な活動資金の一つとしての助成金の獲得に向け注力しています。

支援者の皆さまへメッセージをお願いします!

世の中に「何かをもらう事による幸せ」と「何かを与える事による幸せ」と2つの幸せがあるとすならば、後者がより大きくなることで、きっと今よりも豊かな世の中になるのだと信じています。それぞれの人たちのできる形での社会貢献活動に対する参画、応援をして頂けると幸いです。

NPO法人アラジでは、ファンドレイジングチームを中心に2021年12月10日から2022年1月20日まで、100名のマンスリーサポーターを募集するマンスリーファンディングを実施しています。

アラジへのマンスリーサポーター登録で、困難な状況でも勉強を諦めない子どもたちに、あなたの力をかしてください!

マンスリーファンディングのページはこちら

(投稿)インターン 栗田紗希

(2021年12月18日)ファンドレイジングチームメンバーのご紹介 No.2

2021年12月18日

アラジのファンドレイジングチームのメンバーをご紹介します!

NPO法人アラジをご支援、応援していただいている皆さま、誠にありがとうございます。

本日は、アラジのインターン生で、ファンドレイジングチームに所属する江原莉菜(えはらりな)を紹介いたします。

自己紹介をお願いします!

こんにちは!

NPO法人アラジ、インターンの江原莉菜(えはらりな)です。

今年の11月から日本事務局学生インターンとして活動しています。

普段は何をされていますか?

早稲田大学の大学2年生です。

ファンドレイジングチームにはどのようなきっかけで参加されたのですか?

インターンに参加させていただいている中で、ファンドレイジングの業務にも興味があり、ぜひ参加させていただきたいと思ったからです。

ファンドレイジングチームではどのような業務を担当していますか?

ファンドレイジングチームでは主にメルマガ配信と、SNSの対応をさせていただいております。公式Twitter(リンク貼る)やFacebook(リンク貼る), Instagram(リンク貼る) など、様々なSNSで、現地の様子や、活動報告、応援者の皆さまの声などを配信しています!皆さま、ぜひご覧ください!

支援者の皆さまへメッセージをお願いします!

インターンの業務を通して、みなさまお一人お一人のご支援の力の大きさを知りました。これからも温かいご支援をよろしくお願いいたします!!

NPO法人アラジでは、ファンドレイジングチームを中心に2021年12月10日から2022年1月20日まで、100名のマンスリーサポーターを募集するマンスリーファンディングを実施しています。

アラジへのマンスリーサポーター登録で、困難な状況でも勉強を諦めない子どもたちに、あなたの力をかしてください!

マンスリーファンディングのページはこちら

(投稿)インターン 栗田紗希

(2021年12月13日)ファンドレイジングチームメンバーのご紹介 No.1

2021年12月13日

アラジのファンドレイジングチームのメンバーをご紹介します!

NPO法人アラジをご支援、応援していただいている皆さま、誠にありがとうございます。

本日は、アラジの非常勤スタッフで、ファンドレイジングチームに所属する吉浦諒子(よしうらりょうこ)を紹介いたします。

自己紹介をお願いします!

こんにちは!

NPO法人アラジの非常勤スタッフの吉浦諒子です。

インターン一期生として活動した後、現在は非常勤スタッフとして活動しています。

普段はどのようなお仕事をされていますか?

JICA民間連携事業部で国内協力員として働いています。

ファンドレイジングチームにはどのようなきっかけで参加されたのですか?

JICA海外協力隊として活動する中で、国際協力分野における資金調達に興味を持ったためです。

ファンドレイジングチームではどのような業務を担当していますか?

アラジを支援してくださっている皆さまに応援メッセージの依頼をさせていただき、応援メッセージ画像を作成しています!

応援メッセージをお送りいただいた皆さま、誠にありがとうございます。

NPO法人アラジの公式Twitterに投稿しているので、見てみてください!

支援者の皆さまへメッセージをお願いします!

これまでの支援に加えて、男子中高生への教育プログラムという新しい挑戦を始めたアラジに、これからも力を貸して頂けたらこんなに嬉しいことはありません…!一緒にシエラレオネに教育を届けていきませんか?

NPO法人アラジでは、ファンドレイジングチームを中心に2021年12月10日から2022年1月20日まで、100名のマンスリーサポーターを募集するマンスリーファンディングを実施しています。

アラジへのマンスリーサポーター登録で、困難な状況でも勉強を諦めない子どもたちに、あなたの力をかしてください!

マンスリーファンディングのページはこちら

(投稿)スタッフ 宮川琳

(2021年12月2日)2021年度 10代のシングルマザー復学支援 中間報告書

2021年12月10日

本中間報告書は、2021年3月にケネマ県事業地で開始した「10代のシングルマザー復学支援」の活動報告をまとめています。

本プログラムは、2022年3月末までに「50人の10代のシングルマザーが復学」することを目標に掲げ、2021年3月に活動を開始しました。2021年5月には100人の月額寄付サポーターを募集するマンスリーファンディングキャンペーン「若年妊娠により退学を強いられた女の子【あと50人】に人生を変えるチャンスを届ける【100人の月額寄付サポーター】を募集しています!」により、目標を上回る107名の方にお力添えいただき、2021年12月現在、目標人数の約半数の22名の復学が完了しております。

本報告書では、10代のシングルマザーを取巻く社会的スティグマ、法的課題の歴史と現状、支援条件や毎月のモニタリング内容、今後の活動計画等についてまとめています。

※NPO法人アラジが使用する写真は、NPO法人アラジが定めるチャイルドセーフガーディングポリシーに遵守し、書面にて写真撮影の許可および広報媒体への使用の許可を得ています。

 1.NPO法人アラジとは

NPO法人アラジ(正式名称:特定非営利活動法人Alazi Dream Project)は、西アフリカのシエラレオネ共和国で、教育を受け続けることが困難な最貧困家庭の子どもに、教育の機会を届ける活動をする国際協力NPOです。

2014年に代表理事の下里夢美(しもさとゆめみ)により任意団体として創設、2017年よりNPO法人化しました。事業スローガンとして「最も困難な状況に陥る子どもと貧困家庭へ私たちが、最初のチャンスを」を、ビジョンとして「誰もが夢へ向かって努力できる社会の実現へ」をそれぞれ掲げ、日本とシエラレオネ共和国で活動を行っています。4年間で延べ1,100人に教育と就労の機会を提供してきました。

NPO法人設立から5期目を迎えた現在では、常勤スタッフ(有給)1名、非常勤スタッフ(有給)3名、登録ボランティア約80名、月額寄付サポーター207名となり、多くの方々のご理解とご支援をいただきながら、活動を継続しています。

事業地シエラレオネでは現在、2つの事業地(首都フリータウン・ケネマ県)の事務所に、現地スタッフ3名が在籍しています。

 2.シエラレオネ共和国とは

西アフリカの西部に位置するシエラレオネ共和国は、18世紀に奴隷貿易の産地として発展、奴隷制から解放された黒人たちの移住地として、1808年にイギリスの植民地を得て、1961年にイギリスから独立しました。

現在の人口は約790.7万人(2020年,世界銀行)で、国土面積は71,740 km²です。首都は、奴隷解放の意味を込めてフリータウン(Freetown)と名付けられています。公用語は英語で、ティムニ族、メンデ族、フラニ族など、多数の民族の共通語としてのクリオ語は、国民の9割以上に使用されています。宗教の内訳は、イスラム教6割、キリスト教3割、その他の土着宗教が1割となっています。日本とは距離にして約14,000km離れており、航空時間は約30時間と、物理的に距離が遠く、心理的・経済的交流が非常に限られた地域となっています。

現在、シエラレオネ共和国は後発開発途上国(*1 LDC : Least Developed Country)47か国に属し、SDGs(Sustainable Development Goals = 持続可能な開発目標)達成年の2030年以降も、後発開発途上国に残り続けるだろうと予測されています。1991年から2002年までの長きに渡る政府軍と反政府軍(RUF)との内戦では、多くの死者や難民を生み出すと同時に経済・教育・行政など様々な面に甚大な負の影響を及ぼしました。2016年のエボラ禍、2018年の都市部の土砂災害(1,000名以上が死亡)等も、同国の経済発展に大きな影響を与えています。

*1 後発開発途上国(LDC:Least Developed Country)

 国連開発計画委員会(CDP)が認定した基準に基づき、国連経済社会理事会の審議を経て、国連総会の決議により認定された特に開発の遅れた国々。3年に一度LDCリストの見直しが行われる。規準は以下の通りである

(1)一人あたりGNI(3年間平均):1,018米ドル以下(2)HAI(Human Assets Index):人的資源開発の程度を表すためにCDPが設定した指標で、栄養不足人口の割合、5歳以下乳幼児死亡率、妊産婦死亡率、中等教育就学率、成人識字率を指標化したもの。(3)EVI(Economic Vulnerability Index):外的ショックからの経済的脆弱性を表すためにCDPが設定した指標。人口規模、地理的要素、経済構造、環境、貿易のショック、自然災害のショックから構成。(参考:外務省HP

 3.これまでの活動

現在NPO法人アラジでは「農村部小学校定額給付支援」「都市部奨学金給付支援」「10代のシングルマザー復学支援」の主に3つの支援事業を、首都フリータウン、ケネマ県、ポートロコ県の3つの事業地で実施しています。

シエラレオネ共和国において、子どもがより経済的に脆弱な状況に陥る要因としては、主に3つのパターンがあげられます。1つは事故・病気・災害等で子どもが両親を失っており、親戚宅で里子として過ごしている場合、次に、子どもの保護者が初等教育を完了していないひとり親世帯で頼れる親戚が不在の場合、最後に学校設備が不十分な農村部で生活している場合等が考えられます。生きるため、また、学校に通い続けるために、月100時間以上の過度な家事、農業、兄弟の育児、売り歩き、物乞い、最悪の場合にはセックスワーク等の児童労働に従事する場合があり、大きな社会問題となっています。

両親から明らかな虐待を受けている場合や、ストリートチルドレン、災害・緊急時の保護・サポートはより充実していますが、上記にあげた「家族と過ごす子どもの貧困」は目に見えにくく、義務教育課程(中学校3年生まで)において、留年や退学を繰り返す要因にもなり、解決がより困難です。

現在NPO法人アラジでは、そうした「家族と過ごす子どもの貧困」の諸問題の根本要因を改善するべく、上記に掲げた3つの支援事業と啓発活動を実施しています。それぞれの事業が、児童労働や子育てなど、様々な理由で教育を受けることが困難な子どもの家庭に、教育機会を提供し、長い目でみた教育の成果を目指すものです。

活動の実績として、奨学金給付支援事業においては教育費の補助により受益者の留年率0%を達成、また小学校定額給付支援においては、未認証の小学校への初期設備の整備を担当しこれまで1校を現地行政へ引き継ぎました。現在、430名の子どもが毎月NPO法人アラジのサポートを受けながら、学校に復学しています。

 中間報告(2021年3月~2021年10月)

アラジ現地スタッフと受益者家族

 1.事業概要

「10代のシングルマザー復学支援」は、若年妊娠によって、初等・中等教育を中退している10代のシングルマザーが、再び教育の機会を獲得し、経済的な自立や夢への実現を後押しすることを目的とした活動です。

手に入らない避妊具や性教育の知識不足、性暴力などの望まない妊娠により教育を受ける機会を失い、パートナーが経済責任を果たさない10代のシングルマザーの女の子が、再び学校で学べるよう、毎月定額(約2,200円)の奨学金給付支援を行っています。

復学した女の子が教育を受ける様子

ケネマ県の事業地を主な活動地域とし、2022年3月末までに、新たに50名の女の子が復学することを目標に、支援を進めてまいりました。

 2.10代のシングルマザーを取り巻く現状

女性にとって「出産」は、全世界共通で人生最大のリスクです。

また、若年妊娠は、SDGsのすべての目標達成を困難にする脅威であるとも言われています。

ヒアリングを受ける受益者と赤ちゃんの様子

時にシエラレオネは「世界一お産の危険な国」と揶揄されるほど、出産が女の子の命を脅かしている国の1つです。特に10代の女の子は骨盤が未発達であるため、出産時のリスクが通常よりも40~60%高く、10代の女の子の死亡要因のうち「出産」が最も高い割合を占めています。

10代の母親から生まれた赤ちゃんは、死産または出生直後に死亡する可能性が非常に高いことも問題です。特に農村部で女性が出産に挑む時、病院まで歩いて2・3時間という地域も珍しくなく、医療補助の乏しい環境下における出産では、母子ともに出産時の死亡率は高くなります。

また、無事に出産を終えたとしても、母親が初等・中等教育を完了していないシングルマザーとなる場合、多くは経済的に困窮したり、病気の予防知識や手段がないために、子どもがマラリアや下痢性疾患などの病気にかかり、5歳までに亡くなってしまうケースは珍しくありません。

このように非常にリスクが高い若年妊娠ですが、シエラレオネにおいて10代の女の子が妊娠にいたるまでには主に4つの理由があります。

1)レイプなどの性暴力

シエラレオネの10代の女の子の約5.6%が、同意のない性交渉を経験したことがあると答えています。シエラレオネの伝統文化の多くは女性差別的で、女性が男性に同意をとることは容易ではありません。


2)学校で性教育が提供されていない

教育現場で充分な性教育がなされていません。シエラレオネのほとんどの学校には保健室がなく、また教員免許をもつ先生は全体の75%、女性教員は男性教員の5分の1程度しかおらず、同意のない性交渉を経験した女の子のうち6.4%が、男性教員からの性被害にあったと報告されています。


(3)家庭での性教育がタブーとされている

文化的・宗教的背景から、未婚女性の性行為はタブーとされ、男女の性や性行為の話を家庭内ですることはありません。

(4)避妊具へのアクセスの難しさ

貧困家庭において、避妊具であるコンドーム(1つ30円~100円程度)を購入することは非常に困難です。(農村部の世帯月収は平均月5,000円程度)

参考:National strategy for the reduction of adolescent pregnancy and child marriage 2018-2022

3.若年層女子に関する4つの重要な法制度と法改正

(1)児童婚の撤廃 (2007年-

シエラレオネ政府は、2007年に児童婚に関する法改正を行いました。それまで女性の多くは、両親が決めた年上の男性と結婚するという書面を用いない「伝統的な結婚」が主流であり、2010年代には約5割の女の子が児童婚を経験したといわれています。農村部の家庭にとって、「早婚」は大きな経済効果をもたらすものとして考えられていたために、多くの女の子が児童婚を強いられてきました。

法改正により、児童婚は女性への権利侵害にあたるとされ、伝統的な結婚をする際には、男女双方が18歳以上であることが条件付けられました。(※しかし、この法律は双方の親の同意があれば16歳で結婚できることになっており、今後の法改正が課題となっています)

(2)自宅出産の違法化 (2010年-)

シエラレオネでは2010年まで、出産補助の適切なトレーニングを受けていない「伝統産婆」による自宅出産が主流であったため、新生児と妊婦の高い死亡率が続いていました。そこでシエラレオネ政府は、女性が医療施設で出産することを推進するため、妊婦と幼児の医療費を原則無料にし、自宅出産を違法とする法律を制定しました。医療施設にアクセスできる女性にとっては、熟練した助産師のもとで安全な出産が可能となりました。

しかし、貧困家庭や農村部に住む女性にとっては、医療施設にアクセスすることが難しく、政府に罰金を支払いながらも自宅出産を選択する女性が多くいます。自宅出産の違法化が施行された2010年以前から、シエラレオネの出生率は低下傾向にあります。(1人の女性が一生のあいだに産む子どもの数=合計特殊出生率は、2010年には5.2人、2019年には4.1人と低下傾向にあります。引用:THE WORLD BANK : birth rate)

(3)妊娠した女子の復学禁止令 (2015年-2019年

2015年にエボラ出血熱の感染拡大により学校機関が長期的に閉鎖することを余儀なくされたために、若年妊娠が大幅に増加しました。(前年比50%)そこでシエラレオネ政府は、2015年、妊娠中または出産女子生徒の通学を禁止する政策を実施しました。しかし、国際社会から、女子への多大なる権利侵害であるとバッシングを受け、2019年に撤廃されることとなりました。

若年妊娠をした女の子が地域でのいじめや陰口等の社会的スティグマの対象になるなど、復学禁止令の影響は、撤廃された現在でも妊娠・出産を経験した女の子が学校に戻ることを困難にしています。

”若年妊娠をすることは恥ずかしく愚かなこと” という負のイメージが浸透していることにより、鬱、自殺、自傷行為など、精神面での困難を抱えてしまう女の子も少なくありません。若年妊娠をした女の子の約8割が妊娠したことを後悔しており、10人に3人、29%の女生徒が妊娠により中退しているという現実があります。

(4)中絶禁止法 (1861年-)

シエラレオネでは1861年に制定された旧法により、現在でも「中絶」が禁止されています。 「望まない妊娠による中絶の合法化」を目指した「Safe Abortion Act 2015」が2015年に評決されましたが、人口妊娠中絶に反対する宗教評議会(IRCSL)に激しく拒否され、実際に施行されることはありませんでした。

現在の法では、約5.6%にも達する、性加害によって妊娠した女性たちでさえも「産まない」という選択をすることができません。また、本来中絶をすべき「妊娠の継続が難しい命の危険にさらされてる妊婦」でさえ、安全な中絶のできる医療機関に簡単にアクセスできないという現状があります。

 4.「10代のシングルマザー復学支援」現在の支援状況

復学のために必要な給付金額

支援プログラム概要について

プログラム実施人数:22名(2021年11月末現在)

受益者平均年齢:17歳(※約5割の受益者が最終学歴中学校2年生)

毎月の奨学金支給額:約2,200円(返済不要)※1円=0.011リオンで計算

進学支援金制度:受益者が中学校受験(NPSE)に合格し中学校に進級する場合、約3,300円を給付

緊急医療費補助制度:事故・病気などにより1,100円以上の医療費がかかる場合、支援契約期間内に一度だけ、5,500円まで給付

 5.支援条件・契約期間について

支援契約の様子

女の子が当法人との支援契約に至るまでには、女の子と赤ちゃん、そして赤ちゃんの養育者に課する様々な条件があります。50以上の候補者へのヒアリング項目と、 19の絶対条件 である 「赤ちゃんの父親と同居しておらず、経済的責任を果たしていないこと」 「最終学歴が中学校2年生までの10代のシングルマザーであること」「女の子と赤ちゃんの関係が良好であること」「赤ちゃんが生後7か月以上で、授乳が1日に3回以下になっていること」「家族が復学に協力的で、赤ちゃんのお世話をできる家族がいること」などを定め、それらの項目に基づいて支援対象者を決定しています。

女の子への最初のヒアリングと毎月のモニタリングは、原則1名の女性スタッフが行っています。また、女の子が、元いた学校での、いじめや陰口を懸念し新しい学校への転入を希望する場合、1名の男性スタッフが学校関係者との連携を取り、復学登録を行います。

プログラムの契約は1月1日~6月30日と7月1日~12月31日の2度の更新手続きがあり、更新する1か月前までの毎月のモニタリングによって、今後のサポートの有無を決定していきます。契約は、女の子が通学している間に赤ちゃんのお世話をする家族1名も同時に行います。

毎月のモニタリングでは、女の子の世帯の経済状況、給付金の使途、赤ちゃんの健康状態、学校でのいじめや陰口がないか等、約30の質問項目によって詳細に経過を観察していきます。

通常3月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月・1月・2月は、女の子が赤ちゃんと一緒に現地オフィスに訪問しモニタリング・現金給付を行い、長期休みの重なる4月と12月には、現地スタッフが受益者宅に家庭訪問を実施します。

このように現地スタッフが、10代のシングルマザーとその家族へ綿密に毎月のモニタリングを実施し、支援契約・契約更新を行っています。

 6.給付金の使用用途

給付金の使用用途は、女の子の教育費と赤ちゃんの養育費に限定して使用され、返済の必要は原則ありません。

6名の受益者の奨学金給付の使用例

初月にはバッグ・制服・文房具代・給食費といった学用品等の復学準備金、給付3か月後からは赤ちゃんの養育費と放課後学習(有料)に主に利用される傾向にあります。

奨学金で購入した学用品

 7.今後の活動計画

今後は、シングルマザーの女の子の復学支援に努めるとともに、同意のない性交渉による望まない妊娠の根本的解決のために、ケネマ県の現地NGO「Global Village Network」と協力し、中学校・高校での男子生徒へ向けた性教育プログラム「ハズバンドスクール」の継続的な開校を計画しています。

来年度末までに、ケネマ県の10校1,200名の男子中高生に、ハズバンドスクールを届けることを目指しています。

男子中高生への性教育プログラム「ハズバンドスクール」開校の様子

ハズバンドスクール開校の背景には、「学校に性教育カリキュラムがないこと」と「高額なコンドームが購入できないこと」の二つの課題があります。

男子中高生への性教育プログラム 「ハズバンドスクール」では、女性の権利・健康、正しい避妊方法、性加害の処罰の内容、性被害にあった女の子の保護・治療・アフターケア・訴訟までのサイクル、10の性的同意のパターンについて理解することを目的としています。一人一冊テキストを配布し、一人当たり1つのコンドームを配布し、コンドームの正しい装着方法も学びます。

10代の女の子の若年妊娠の理由は、2010年代まで「児童婚」が主な要因でしたが、男女の教育格差が徐々に是正されていくにつれ、その主流要因は近年変化しつつあります。教育格差の是正により、中学校に進学できる女の子の割合が増加し、近年では親元を離れて都市部で寮生活をする女生徒が増えました。都市部でボーイフレンドができるも、コンドームへのアクセスの難しさ、性的同意の難しさ、性教育の知識不足などにより妊娠にいたります。男性側も複数の若者と関係を持ってるため、経済的責任を果たさない・果たせないケースがほとんどです。

また学校での男性教師による性暴力が起きているという現状もあります。 男性側が避妊の方法を学ばず、子育ての責任を取らず、女性だけがスティグマとされる社会を変えていくために、ケネマ県全体でのハズバンドスクールの開校を進めてまいります。

すでに政府機関である「Marie Stop」がコミュニティベースで、性教育に関する啓蒙活動を担っていますが、確実にそして幅広く性教育を届けるために、NPO法人アラジでは「学校機関」での啓蒙活動に努め、いずれは行政との連携・協働等も視野にいれ活動を続けてまいります。

若年妊娠をした10代の女の子が再び教育の機会を獲得し、経済的な自立と夢の実現が可能となるよう、NPO法人アラジはこれからも支援活動を継続していきます。

2021年12月以降も、皆さまの温かいご支援とお力添え、どうぞよろしくお願いいたします。

以上

(参考文献)

特定非営利活動法人Alazi Dream Project

編集:栗田紗希

文責:下里夢美