Category "活動報告"

(2020年12月16日)【奨学金給付支援から大切なお知らせ】あと4名のドリームサポーターを募集しています

2020年12月16日

奨学金給付支援から大切なお知らせ

2020年11月に、事業を大きくアップデートし、災害孤児だけではなく、5歳〜中学校3年生までの、初等教育を開始・完了できない子どもへの定額給付支援として新たにはじまった「フリータウン奨学金給付支援」ですが、12月中旬に理事会を開催し、既存のドリームサポーター制度の変更点をいくつか可決いたしましたので、ご報告させていただきます。

ドリームサポーター制度とは?

「フリータウン学金給付支援」において、毎月一人の子どもに、月3,000円のサポートをしていただく支援制度です。原則一人の子どもにドリームサポーター一人のご支援が紐づき、NPO法人アラジから毎月写真つきの活動報告レポートをメールにてご報告させていただくのと、半年に一度、サポートを届ける子どもからお手紙が届き、ドリームサポーターの特定の1名の子どもが交流できるものとなっております。

ドリームサポーターの支援金内訳が変更されます

ドリームサポーターの皆様からの月3,000円のご支援は、2,000円を子どもへの奨学金、500円を子どもへの貯蓄金、500円を家庭訪問の際の交通費や、事務局運営費などの手当てとして、ご支援いただいておりました。

しかし、サポートを届けなければならない子どもがまだまだたくさんいること、また、ドリームサポーター制度が非常に人気の支援制度であることから、子ども1名に対して、2名のドリームサポーターが交流できるものとするように、変更させていただきます。下記に、具体的な支援金内訳の変更点と、ご支援の際の注意の変更点をご案内しております。

月額3,000円の内訳についての変更点

  • 1,000円:定額奨学金給付として、毎月交流する1名の子どもの、生活費・医療費・教育費すべてに役立てられます
  • 250円:毎月交流する1名の進学・事故や入院・手術などの緊急時に対処するための貯蓄金に役立てられます
  • 500円:送金手数料、現地スタッフの交通費などの運営費に役立てられます
  • 1,250円:まだドリームサポーターのいない、新たに支援を開始する子どものヒアリングの際の経費や奨学金に役立てられます

※子どもへの毎月の給付金は200,000リオン(約2,000円)と貯蓄金50,000リオン(500円)であり、変更はありません。

ドリームサポーター注意事項についての変更点

  • ドリームサポーターのサポートの有無に関わらず、すべての子どもに毎月支援を届けてまいります。
  • ドリームサポーターは、毎月1名の特定の子どもに支援を届け、交流することのできる制度です。毎月1,750円が交流をする子どもに使用され、1,250円がまだドリームサポーターのいない、新たに支援を開始する子どものヒアリングの際の経費や奨学金に役立てられます。
  • 子どもは、小学校一年生以上で、交流開始月に進学受験をひかえておらず、健康である場合に限り、1名以上2名までのドリームサポーターと交流できるものとしています。

サポーターの皆様におかれましては、さらなる支援拡大のため、ご理解・ご協力くだしますよう、お願い申し上げます。

変更に伴い、ドリームサポーターを4名募集しております。

変更に伴い、「あと4名」のドリームサポーターを募集しております。ご興味ご関心のある方は、ぜひご登録ください。

ご登録の際には、「フリータウン学金給付支援」ページ内の、ドリームサポーター申込フォームを、サポートの際の注意点を全てお読みいただいた上で、ご提出ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

NPO法人アラジ

代表理事 下里夢美

(2020年11月10日)大切なお知らせ:災害遺児支援のプロジェクト名とプロジェクト内容変更のお知らせ

2020年11月10日

災害遺児支援のプロジェクト名とプロジェクト内容変更のお知らせ

支援者の皆様へ大切なお知らせ

日ごろNPO法人アラジを支えてくださったいる皆様、誠にありがとうございます。

10月24日(土)にNPO法人アラジでは上半期定期理事会を開催いたしました。その際に、首都フリータウンにおける災害遺児に対する現金給付支援である「災害遺児支援」の支援内容に関して、変更事項をいくつか可決しましたので、ご案内させていただきます。

1.プロジェクト名変更と、支援対象者基準更新について

今後は、首都フリータウンにおいて、災害遺児に限らず、様々な困難な状況に置かれている子どもへ支援の手を広げていきます。

新支援対象者としましては、大まかな基準としては以下となります。(支援する子どもの選定には当会で定めたより細かな選定基準を設けています)

  • 金銭的貧困理由により初等教育を開始・完了できないと思われる、5歳~中学校3年生までの片親家庭または里親家庭の子ども

上記の新規準の更新に伴い、当プロジェクト名も「フリータウン奨学金給付支援」と名前を変更いたします。

2.プロジェクトの目的の更新

シエラレオネの教育制度は日本と同じ6・3・3・4年制です。義務教育は6歳から開始され、中学校3年生までとされています。世界銀行の調査によると、シエラレオネにおいては毎年約6,000人の子ども達がドロップアウト(退学)し、義務教育を完了できず、そのうちの約4割が金銭的理由によるものです。

保護者の金銭的貧困を理由に、制服や教科書、給食費が用意できない等で不登校となっている子どもによる、物乞いや売り歩き労働、児童買春は大きな社会問題となっています。

孤児院(児童養護施設)に子どもが滞在するケースもありますが、児童養護施設に滞在する多くの子どもの保護者は存命しており、金銭的貧困を理由に一時的に子どもを手放さざるを得ない状況に置かれている家庭もあります。大切な幼少期を親元を離れて過ごすことは、子どもの心理的発達障害を招く恐れもあります。保護者が貧困を理由に簡単に子どもを手放さないよう、親子が共に暮らすことができることができるような、丁寧な支援が国際的にも求められています。

よって、新たにプロジェクトの目的を「金銭的貧困を理由に、困難な状況にいる子どもが、初等教育を家族の元で完了する」とし、より多くの子どもをサポートできる体制を整えていきます。

3.支援内容について

  • これまで通り、当プロジェクトは、子どもの保護者との契約になります。保護者との契約は半年ごと(1月1日~6月30日/7月1日~12月31日)となっており、保護者により子どもの生活費・教育費・医療費として使用することができます。奨学金には返済義務はありません。
  • これまで通り、子ども一人当たり200,000リオン(約2,000円)の給付を行い、毎月現地スタッフが家庭訪問による経過観察を行います。金銭的貧困が続く場合は、受益者対象規準に限らず高校3年生まで支援が続くこととしますが、家庭の経済環境の改善がみられる場合や、他機関から奨学金を受取る場合は、支援を終了します(毎月の家庭訪問では当会で定めたより細かな質問チェック事項を設けています)
  • これまで通り、子ども一人当たり毎月別途50,000リオン(500円)の貯金をアラジが行います。引出申請書をもって、緊急時(進学・病気・事故)引き出しができる仕組み(緊急支援金制度)となっていますが、子どもが支援を終了する場合は、最後の家庭訪問で子ども自身に全額支給します。

4.里親サポーターはドリームサポーターに名称変更しました。

毎月3,000円のクレジットカード定額寄付により、毎月一人の遺児の成長を見守る「里親サポーター」についても、プロジェクトの支援対象者の基準更新に伴い、当会のビジョンである「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」に沿って「ドリームサポーター」という名称に変更いたします。

以上の案内について、11月9日(月)より施行し、HP内の内容も変更いたします。

日ごろ多大なご支援をお寄せ下さる支援者の皆様におかれましては、上記プロジェクトの更新事項について、ご理解・ご協力いただけますと幸いでございます。

また、ご支援の際の注意点についても、「フリータウン奨学金給付支援」のページを合わせてご覧ください。

代表理事

下里夢美

(2020年10月26日)COVID-19緊急支援終了のお知らせ-皆様の温かいご支援ありがとうございました。

2020年10月26日

COVID-19緊急支援終了のお知らせ-皆様の温かいご支援ありがとうございました。

COVID-19緊急支援は、2020年10月25日をもって、募金終了しました。

私たちが2014年から様々な支援活動を続ける西アフリカのシエラレオネ共和国でも、5 州16県すべてにおいて新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が確認されました。NPO法人アラジでも現地シエラレオネ、ケネマ県の16地区のうち、7地区~11地区(約10万人)と、ポートロコ県、ンボロ村・マケレ村(約1,200名)を対象に、2020年4月29日より、感染拡大防止のための緊急支援を実施しました。

COVID-19緊急支援において、皆様の温かいご支援、誠にありがとうございました。

COVID-19募金総額

3,737,107円/385名

庭野平和財団”緊急助成金”100万円を含みます

緊急支援クラウドファンディング支援額を含みます

食料支援

COVID-19感染予防のためのロックダウンによる経済悪化の影響で、食料支援へのニーズが高まったことにより、2020年9月には、ポートロコ県ンボロ村・マケレ村の100世帯、ケネマ県の農村部貧困世帯5村145世帯へ、米・玉ねぎ・油・マギー(香辛料)などをパッケージにした食料支援を行いました。

手洗い場設置支援

農村部においては、人々が日常的に手を洗いあらゆる感染症を予防することが難しい状況にあることから、簡易手洗い場と固形石鹸をセットに、地域への設置支援を行いました。

ロックダウン中は、ケネマ県・ポートロコ県の各コミュニティのエントランスと警察チェックポイント、貧困世帯などに設置することができ、7月1日からのロックダウン解除後は、学校施設や、モスク・教会などにも設置を行いました。また、正しい手洗いの方法や、ソーシャルディスタンスについても、啓発活動を行いました。

簡易手洗いバケツ設置は376個、固形石鹸配布は5,944個の設置・配布を行いました。

布マスク配布支援

ケネマ県の学校や農村部、ポートロコ県のンボロ村・マケレ村、首都フリータウンにおいては災害孤児・遺児里親宅など、特に生活が困難な地域と人々に優先して布マスク19,747枚の配布を実施しました。

布マスクの正しい装着の仕方や感染予防についてまとめた用紙も一緒に配布したり、人々が正しい予防知識を身につけるため、地域やラジオ局での啓発活動も行いました。

地域やラジオ局での啓発活動

日常的に、手洗いやマスクをつける習慣のないシエラレオネにおいて、現物を支給し、感染に備えることが、感染爆発を防ぐ効果的な方法だと考え、布マスク、簡易手洗いバケツ、固形石鹸の配布時に正しい感染予防啓発活動を行いました。

また、国民の8割が毎日ラジオ放送を聞いていることから、5つのラジオ局において、コロナウイルス感染予防のための啓発放送も行いました。

簡易手洗い場の設置の際には、正しい手洗いの仕方や、ソーシャルディスタンスのデモンストレーションを行ったり、布マスク配布の際には、マスクでしっかり鼻を覆うこと、毎日手洗いを心がけることなどを、徹底して啓発を行いました。

 

 

 

 

 

皆様のご支援、ありがとうございました。

現在シエラレオネ共和国では、COVID-19感染症そのものよりも、ロックダウンによる経済悪化や、学校閉鎖による児童労働、児童買春の増加、それらに伴う様々な社会課題が顕著に見られています。今後は、徐々に通常の支援事業に切り替え、引き続き、シエラレオネ共和国において、もっとも弱い立場におかれている、子どもや大人へのサポートを続けてまいります。

COVID-19緊急支援において、皆様の温かいご支援、誠にありがとうございました。

(2020年9月10日)新たに布マスク1万枚の配布と食料支援を実施しました

2020年9月10日

プロジェクト完了のご報告

この度は、クラウドファンディングへのご支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。皆様のご支援分の緊急支援プロジェクトは、9月8日(火)に無事実施完了しましたことを、ここに報告いたします。

前回の活動報告「プロジェクト遅延のお詫び」でもお伝えしましたが、支援金の半分が銀行側の手続き不備により送金できなかったことに起因し、プロジェクトが予定よりも2日遅れての完了となりました。今回の件に関して、ご心配おかけした皆さま、誠に申し訳ございませんでした。(着金できず個人資金で補填していた分のお金は無事28日ぶりに発見され、現在組戻しの手続きの際中です)

収支報告について

今回のクラウドファンディングの達成額の使用詳細内訳を下記にご報告いたします。

 

-クラウドファンディング達成額

1,461,000円

-手数料(通常手数料12%+早期振込サービス税込33,000円)

225,852円

-布マスク関連費(10,000枚分)

  • 仕立て代 1枚8,000SLL(テーラー11名が制作)
  • 布代 1ヤード20,000SLL×500ヤード
  • 布マスク啓発広報紙 印刷代2,000SLL×430枚

986,219円

-現地パートナー団体Global Village Network 活動手当

49,930円(有給スタッフ4名手当+交通費)

-目標金額以上の調達資金(緊急食糧支援)

198,999円(別途有給スタッフ4名手当+交通費含む)

 

支援金の内訳としては以上となります。

 

活動報告について

布マスク10,000枚は下記の啓発紙430枚とともに、12の村の各半数(子ども/大人)に配布しました。

 

  1. ケネマ県グアラ地区ウィラー村(子ども140枚/大人140枚)
  2. ケネマ県グアラ地区ティンココ村(子ども210枚/大人210枚)
  3. ケネマ県グアラ地区ケバイワナ村(子ども150枚/大人150枚)
  4. ケネマ県ダマ地区ディアミー村(子ども225枚/大人225枚)
  5. ケネマ県ダマ地区イェーバマ村(子ども295枚/大人295枚)
  6. ケネマ県ダマ地区ボアマ村 (子ども205枚/大人295枚)
  7. ケネマ県ティンキア地区ジャオ村(子ども600枚/大人600枚)
  8. ケネマ県ティンキア地区ファイエマ村(子ども590枚/大人590枚)
  9. ケネマ県ノンゴワ地区コナブ村(子ども650枚/大人650枚)
  10. ケネマ県ノンゴワ地区ネカボ(子ども285枚/大人285枚)
  11. ケネマ県ノンゴワ地区ジュム村(子ども1,350枚/大人1,350枚)
  12. ケネマ県ノンゴワ地区ネカブ村(子ども300枚/大人300枚)

計10,000枚(子ども用マスク5,000枚/大人用マスク5,000枚)

 

 

また、当初の計画より多く集まった予算分に関して、5村の村で食料支援を行いました。

 

 

  1. ケネマ県グアラ地区ウィラー村(25世帯)
  2. ケネマ県グアラ地区ティンココ村(26世帯)
  3. ケネマ県ノンゴワ地区コナブ村(24世帯)
  4. ケネマ県ノンゴワ地区ネカボ(35世帯)
  5. ケネマ県ノンゴワ地区ジュム村(25世帯)

合計150世帯(米1,450kg/油1,740ℓ/玉ねぎ6,960個/砂糖580kg)

 

皆様へのリターンについて

各リターンについては、支援者お一人お一人に、個別にご連絡をさせていただいております。

また、下記の日程にて、今回のクラウドファンディングでご支援いただいた皆様全員を、本緊急支援の活動報告会へ無料でご招待させていただきます。

緊急支援活動報告会のご案内

(ご支援者様無料ご招待)

日時:9月26日(土)14:00~15:30

Zoomオンラインにて開催します

学生参加費:500円

一般参加費:1,000円

(クラウドファンディング支援者様は無料ご招待)

チケットのご予約はこちらのPeatixページからお願いいたします。

 

私たちのこれからについて

今後は緊急支援については、簡易手洗い場・固形石鹸・布マスク等の感染予防物資の配布を終了し、ロックダウン影響により、より生活が困難な農村部の人々に対して、聞き取り調査のもと、食料支援を続けていきます。

こちらの緊急支援募集ページより、1口3,000円から募集しています

 

 

また、NPO法人アラジは、今後も勉学を続けることが困難な都市部の子どもたちや、緊急時の支援など、継続して様々な支援活動を行っていきます。今後も長期的な活動を目指し、1日33円/毎月1,000円からクレジットカードで定額を寄付する、マンスリーサポーターを募集しています。

コースについて

学生(500円コース)

社会人(1000円・2000円・3000円・4000円・5000円・10000円・20000円・30000円コース)

お礼品について

1年間支援を継続していただいたマンスリーサポーターの皆様には、以下の特典があります。

  • 毎月:メールマガジンをお送りいたします
  • 毎年6月:年次活動報告書・シエラレオネのお土産をご自宅へお送りいたします
  • 毎年12月:アラジ特製カレンダーをご自宅へお送りいたします

※マンスリーサポーターの皆様には、毎年5月の総会での議決権はございません。

マンスリーサポーターご登録の流れ

「マンスリーサポーターになる」ボタンをクリックしてください。

  1. メールアドレスを入力し、「私はロボットではありません」をチェックして「送信」ボタンを押してください。
  2. 入力したメールアドレス宛に本登録URLが届きますので、URLをクリックしてお名前・ご住所などのご登録をお願いします。
  3. 「ご希望の月額支援プラン」を選択し、クレジットカードにて任意金額のご支援をお願いいたします。

この度は、皆様のご支援、本当にありがとうございました。

今後とも、NPO法人アラジを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

NPO法人アラジ

代表理事

下里夢美

(2020年8月20日)現在のコロナ感染症の状況と里親サポーター募集について

2020年8月20日

現在のコロナ感染症の状況と里親サポーター募集について

2018年1月からはじまった、本災害孤児支援ですが、里親サポーターとして毎月3,000円のご支援をしていただける方が増え、2017年8月の首都フリータウンでの土砂災害において、両親を両方とも失った遺児計6名に対して、2020年4月から支援の手を広げることができました。

サポートを続ける子どもたちは、皆元気に過ごしています。

現在の活動について

2020年4月の家庭訪問では、全里親宅に、130枚の繰り返し洗って使える布マスクの配布を行いました。現在では、2020年7月頭にロックダウンも解除され、子どもたちの通う学校も再開しています。

毎月、全ての里親宅への家庭訪問を実施し、子どもたちの健康状態や家庭環境、成績表のチェックをしています。雨季の時期となり豪雨が心配です。季節の変わり目で風邪を引いている子どももいますが、問題なく過ごしています。

現在のシエラレオネ共和国における、NPO法人アラジのコロナ感染症対策支援については、緊急支援特設ページも合わせてご覧ください。

あと 3名の里親サポーターを募集しています!

毎月の家庭訪問の様子

月 3,000 円で孤児 1 名の里親になっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。

孤児支援活動の支援拡大に伴い、現在は、3名(女児2名・男児1名)の里親サポーターを募集しております。

毎月の活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 16 名のみの災害孤児支援ですが、今年度はあと4名の子どもたちへの支援拡大を検討しており、今後、里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱える孤児・遺児を引き取る里親宅への支援や、ストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

月 1,000 円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

(2020年8月10日)COVID-19 緊急支援クラウドファンディング終了のご報告【結果発表】

2020年8月10日

クラウドファンディング終了のご報告【結果発表】

クラウドファンディング達成!応援いただいた皆様へ

この度は、私どもNPO法人アラジの、25日間(7月9日~8月3日)のクラウドファンディングへの挑戦にご支援・応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。また、応援メッセージを添えてくださった27名の皆様、SNSなどでクラウドファンディングページのシェアや、応援リツイートをして下さった皆様にも、感謝申し上げます。

 

結果としましては、226名の皆様に目標金額の130万円を上回る、1,461,000円のご支援をいただきました。本当に感謝申し上げます。

10,000枚の布マスク制作費・感染予防啓発活動への資金として、順次現地パートナー団体Global Village Network へ、皆様からのご支援を託していきます。

 

また、今回の計画当初より多く集まった金額についても、現地パートナー団体Global Village Network へ送金し、新型コロナウイルス感染症予防のための諸啓発活動・緊急支援に役立たせていただきます。

今回のCOVID-19に関するNPO法人アラジの緊急支援募金額合計は、今回のクラウドファンディングと合わせて約360万円、支援者数383名となりました。

今後の緊急支援の活動報告については、ぜひ公式HP緊急支援特設ページをご覧ください。

 

 

また、後程、活動報告の際に、支援金使用の内訳について、ご連絡させていただきます。

支援者の皆様には、随時リターンの詳細案内と、お礼のメッセージをさせていただきます。

 

猛暑日が続きますが皆様におかれましても、お体に気を付けて、お過ごしください。

 

 

NPO法人アラジ

代表理事

下里夢美

(2020年8月7日)ポートロコ県ンボロ村・マケレ村への食糧支援を実施しました

2020年8月7日

ポートロコ県ンボロ村・マケレ村への食糧支援を実施しました

2020年8月6日(木)に、以前からNPO法人アラジが学校支援を行うポートロコ県のンボロ村・マケレ村に緊急食糧支援を行いました。

コロナ感染症拡大に伴うロックダウンの影響で、農村部の得に経済活動から離れた場所で生活する人々の暮らしは一層厳しいものになっています。今回、2019年に当会と各村チーフが共同で作成した詳細な住民リストをもとに、事前に各村男女5名ずつ(合計20名)へ聞き取り調査を行い、よりニーズの高い食料支援を行うことにいたしました。

今回は、約100世帯(ンボロ村299名・マケレ村273名)への1週間分の食料支援を行いました。

今回の食糧支援では、首都に在勤する現地スタッフのシアが、トラックとボランティアの男性3名を手配し、村へ食料支援にむかいました。

米、油、マギー、玉ねぎを受取った住民たちの様子です。写真撮影に協力していただきました。

一人当たり(約1週間分)

  • 米-11カップ
  • 油-約1.4ℓ
  • 味付け香辛料-マギー4つ
  • 玉ねぎ-8個

使用支援金について(1円=89SLLで概算)

  • 交通費:652,000SLL(7,326円)
  • 食料支援分費:14,635,000SLL(164,438円)

合計:15,287,000SLL(171,764円)

皆様からのご支援は、引き続き、緊急食糧支援に大切に役立たせていただきます。

COVID-19に関する緊急支援活動についてはこちらのページをご覧ください

ご理解、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

下里夢美

 

 

(2020年5月15日)災害孤児支援における、コロナ感染症に伴う活動制限について

2020年5月15日

災害孤児支援・支援拡大のお知らせとコロナ感染症に伴う活動制限について

2018年1月からはじまった、本災害孤児支援ですが、里親サポーターとして毎月3,000円のご支援をしていただける方が増え、2017年8月の首都フリータウンでの土砂災害において、両親を両方とも失った孤児2名と、父親を失った遺児4名の計6名対して、2020年4月から支援の手を広げることができました。

サポートを続ける子どもたちは、皆元気に過ごしています。

コロナ感染症に伴う活動制限について

2020年3月より、シエラレオネ共和国でもコロナウイルスの感染者が報告されています。

NPO法人アラジでも、緊急支援として、農村部での簡易手洗い場の設置や繰り返し洗って使える布マスクの配布支援を進めています。

「緊急支援募金の特設ページはこちら」

首都フリータウンにおいても、ロックダウン(都市封鎖)が続いておりますが、外出禁止措置が取られない限りは、孤児宅の家庭訪問は、今まで通り実施しています。

2020年4月の家庭訪問では、全里親宅に、130枚の繰り返し洗って使える布マスクの配布を行いました。学校が休校となり、子どもたちは自宅で過ごしておりますが、体調を崩している子どもたちは今のところいません。

今後、現地スタッフの移動を伴う活動は、極力避けていきたいため、モバイルマネーを使って里親の携帯に送金する・里親が毎月現地スタッフに子どもたちの写真を送って活動報告する、などの措置を検討していますが、ほとんどの里親世代の大人たちが文字の読み書きができないため、うまく実施できるか調整を進めています。

次回の、活動レポートで、今後の動向についてまたお知らせできればと思います。

あと 6 名の里親サポーターを募集しています!

写真右は災害孤児となったメアリー(仮名)
 18 名の家族は土砂の中みつからないままとなりました。
現地パートナースタッフ(中)が里親(左)に
ヒアリングを行っている様子です。

月 3,000 円で孤児 1 名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。孤児支援活動の支援拡大に伴い、6名の里親サポーターを募集しております。

毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 16 名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

(2020年5月2日)新型コロナウイルス感染予防のための緊急支援のお願いと現地活動状況について

2020年5月2日

(2020年5月2日)新型コロナウイルス感染予防のための緊急支援のお願いと現地活動状況について

私たちが2014年から様々な支援活動を続ける西アフリカのシエラレオネ共和国でも新型コロナウイルスの感染が確認されています。NPO法人アラジでも現地での緊急支援として

  • ケネマ県への手洗い場設置支援
  • 農村部への布マスク配布支援

の二つを2020年4月29日より、実施していきます。

ケネマ県への手洗い場設置支援では、ケネマ県のパートナーNGO「Global Village Network」と協働して、ケネマ県への各コミュニティへの簡易手洗い場の設置支援を進めています。現在、48か所に設置、約500名へ支援を届ける準備を進めていますが、各世帯に設置することが望ましいため、こちらは随時支援を募集をしております。

農村部への布マスク配布支援では、NPO法人アラジ現地スタッフを中心に、アフリカ布商品制作事業を行う4名のテーラーが繰り返し洗って使用できる布マスクの制作をしており、随時支援先のポートロコ県・ケネマ県の小学生の通うコミュニティに配布予定です。布マスクの正しい装着の仕方や感染予防についてまとめた用紙も一緒に配布します。

緊急支援の現地活動状況については、新型コロナウイルス感染防止緊急支援特設ページをご覧ください。

皆様のご支援よろしくお願いいたします。

既存事業の活動状況について

農村部小学校支援

現在まで、ポートロコ県のンボロ小学校(約100名)マケレ小学校(約100名)へ下半期と上半期の2度、必要な教材支援を続けており、ケネマ県への小学校(約200名)への支援拡大も検討していましたが、都市部でのロックダウン(都市封鎖)が続いているため、現在活動を停止しております。

テーラーアフリカ布雑貨販売事業

現在まで、首都フリータウンの5ショップ15人のテーラーと一緒に、日本で販売するアフリカ布雑貨を制作・販売してきましたが、日本への商品輸送が難しい状況のため、現在はすべてのテーラーがコロナウィルス感染防止のための布マスク制作に従事しています。

災害孤児支援

現在まで、首都フリータウンにおいて災害孤児の里親宅への毎月の家庭訪問、現金給付の支援を続けてきましたが、先月4月に支援を拡大し、現在16名の子どもたちへ支援を届けています。こちらは、首都における外出禁止措置が解除されたタイミングで通常の支援活動を行っております。

 

 

様々に大変な状況ではありますが、今後もメインとなる活動を緊急支援に切り替える形で、状況をみながら、できるサポートを考えていきます。

今後とも、ご支援・応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(投稿)下里夢美

(2020年3月2日)学生スタッフ活動ブログVol.3「活動を通して得たこと・シエラレオネに渡航して感じた課題点」

2020年3月2日

(2020年3月2日)学生スタッフ活動ブログVol.3「活動を通して得たこと・シエラレオネに渡航して感じた課題点」

⇒前回の記事(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

2020年1月13日~2月28日までの約6週間(1.5か月)現地スタッフのシアとともに、NPO法人アラジ学生スタッフとして、現地活動を行った角田悠太です。

前回に引き続き、最後の活動報告ブログでは、活動を通して得たことや、実際にシエラレオネに渡航して感じた課題点について、ご紹介していきます。

活動を通して得たこと

私が活動で得たことは主に3つあります。

1.人間関係構築力

短い滞在の中で物事をスムーズに進める上で必要なことは信頼関係を築くことでした。
そこで…

  • 挨拶をきちんと行う
  • 笑顔で接すること
  • 感謝の気持ちを伝えること
  • お願いするときはへりくだること

を意識して取り組みました。

その結果、様々な方から信頼していただき活動をスムーズに進める上で力になってくれました。特にテイラーさんたちが協力的で630点以上を超える商品を帰国前にしっかり作っていただきました!

2.問題解決力

シエラレオネでは毎日のように何かしらのトラブルがおきます(笑)

例えば…

  • 1日に何度も停電する
  • オフィスの水が出てこない
  • 大工を呼んでも時間通りにやってこない
  • テイラーがオーダーを間違える 等

がありました。

そのようなトラブルが起きた際には冷静に次は何をすべきかを考え、即座に行動に移すようにしました。

解決策が自分で出せない場合は周りに聞きまわって情報を集めたり、人を紹介してもらってなんとか作業を進めることができました。目の前の課題をどう解決していくかを考える力がついたと思います。

3.リスク回避力

トラブルが毎日のように起きるからこそ、予め準備できることはしっかりしておくことや、想定できそうなトラブルを常に考えるようになりました。

そこで…

  • 予定やアポイントのリマインドをして時間通りに来てもらうようにする
  • 認識のズレがないかどうか何度も確認する等

を行うことで滞在初期に比べて未然にミスやトラブルを防ぐことができるようになりました。

これらの経験ができたのは自分にとって大きな財産となりました!

シエラレオネで感じた課題点

次は約6週間、滞在していて感じたシエラレオネの課題を4つご紹介します。

1.政府のインフラが機能していない

特に水や電気などといったインフラが機能していないなと感じました。首都ではっても水は週3日しか出ず、電気も1日に何度も停電します。人々は常にタンクに水を貯めておき、停電した時は発電機で電気を供給します。

2.読み書きできない人が多い

街中でレシートを貰おうとしても文字が書けないと言われることがあったり、契約書にサインが書けないことがありました。読み書きができないことで不当な契約を結ばれるリスクがあります。

3.自分にとっての常識以外は受け入れない

今まで自分がやってきたことが正解だと思い込んでいる人が多く、正しい方法を教えても納得してもらえないことがあります。

現地に滞在する日本人駐在の方から聞いたお話では、果物の皮を剥くときにナイフを相手側に向けて剥いていたので、自分に向けてやるのが正しい方法だと伝えたところ、

「これが正しい方法だよ。そんなことも知らないの?(笑)」

と言われたそうです(笑)

どっちの方法がいいかを考えず、今までのやり方に固執しているところがあるので、シエラレオネの人に何か教えることはハードルが高いのが正直です…

4.シエラレオネで生きることは容易ではない

病気になっても、特に農村部であれば日本のような大きな病院に行くことはできません。また失業しても失業保険を受け取ることもできません。このようにシエラレオネには、基本的なセーフティーネットがありません。

またシエラレオネで貧困層向けにビジネスをするのはまだ早いかと感じました。先程もお伝えしたように読み書きや計算ができないのはビジネス以前の問題かと思います。今は、子どもたちがしっかり学校に通い、最低限の教養をつけさせること、そしてその子達の親が学費をしっかり払えるようにすることが最優先ではないかと感じました。

私たちスタッフと、サポーターの皆様がお互い力を合わせて活動を続けることで、シエラレオネの人々がより良い暮らしを送ることができるようになります。

NPO法人アラジではマンスリーサポーターを募集してますので、ぜひご協力いただけますと幸いです。

⇒マンスリーサポーター登録はこちら
(ちなみに僕もマンスリーサポーターになります!)

今後にむけて

実は滞在中に21歳の誕生日を迎えました!
ネクタイはアフリカ布商品制作事業で
テーラー・ファラーさんがつくったもの
代表の下里さんからプレゼント
していただきました!

最後に私の今後について軽くお話させていただきます。

私のビジョンは「周りの環境に左右されず誰もが挑戦できるようにする」ことです。
僕自身トビタテ留学JAPANのおかげで返済不要の奨学金をいただき、実現不可能であった留学を実現することができました。

この留学が実現しなければここまで自分を成長させることはできなかったと思います。だからこそ将来は国内外問わず、色々な事情があって挑戦できない人をサポートできる仕事をできたらと思っています。

どのような形で関わって行くかはまだはっきりと決めていませんが、このビジョンをもとに今後のキャリアを築いていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

(投稿:学生スタッフ:角田悠太)