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3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「人工妊娠中絶法編」Vol.14

2022年9月8日

NPO法人アラジを日ごろ支えてくださっている皆様、誠にありがとうございます。私たちNPO法人アラジは、シエラレオネ共和国において、困難な立場に置かれている子どもや大人たちへ、様々な支援事業を日々実施しています。

今月も、支援者の皆様に、3分でわかるシエラレオネ紹介をお届けします。

1. 人工妊娠中絶法

妊娠中絶とは、妊娠20週目以前に妊娠を終了させることとWHOは定義しています。

また、日本の母体保護法では、「胎児が、母体外において、生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその付属物を母体外に排出すること」と人工妊娠中絶を定義しています。

多くの国で女性の権利として認められている一方で、法律上認められていない、あるいは厳しい条件下でのみ許されている国も少なくありません。

2022年6月に、アメリカで長年女性の権利として憲法上認められてきた人工妊娠中絶に関して、米連邦最高裁で判断が覆されたニュースもあったことから、近年の動向に関心がある方も多いかもしれません。

例外を一切認めない一部の国を除き、一般的に以下のようなことが言えます。

先進諸国では母体のリスクがあるときだけでなく、経済的・社会的理由や母親の要望に応じて行われる場合が多いのに対し、途上国や宗教的影響の強い国では、身体の健康が理由であっても、ましてや強姦の場合であっても中絶の権利が認められないことが普通とされています。

参考データ

2. シエラレオネの現状

シエラレオネでは、一般的に中絶基準が厳しいアフリカ諸国の中でも、特に厳しい基準を設けている国です。

そして、母体のリスク以外での中絶が認められていないがために、安全でない中絶を選ばざるを得なくなり、最悪の場合死亡するケースも多くあります。事実、シエラレオネの妊産婦死亡率は、10万人あたり約1,000名、その1割は危険な中絶(大量の抗生剤や麻薬を摂取)によるものというデータがあります。

この「産まざるを得ない状況」により、経済的基盤が不安定なままシングルマザーになり、男性側の支援も受けられず、自身の教育を諦めなければならない女性が後を絶ちません。

もし復学の機会を得たとしても、いじめや陰口と言った社会的なスティグマに苛まれ、結局彼女たちは孤立してしまうことになるのです。

3. より良い中絶環境に向けて

シエラレオネ、そして世界中で女性が人工中絶の権利を得るために、国際機関や国レベルでのアプローチが必要になります。実際にWHOは2022年3月に中絶に関する新たなガイドラインを策定し、女性の意思決定の尊重・医学的に不要な条件などを排除する方針を推奨しています。

しかしそれだけではなく、有効な避妊方法の普及活動や男性側の意識改革といった草の根レベルでの活動も必要ではないでしょうか。

実際にアラジでも、男子中高生を対象とした性教育プログラム「ハズバンドスクール」を通して、女性の権利・教育の重要性を男性側に知ってもらう活動を行っています。

人工妊娠中絶は、女性だけの問題ではないという意識がシエラレオネだけでなく、世界中に広まることを願ってやみません。

いかがでしたでしょうか?

また、来月も、シエラレオネ3分紹介シリーズをお届けしていきます!

3分でわかるシエラレオネ紹介♪編集

下里夢美

西村郁哉

アラジのサポーターになりませんか?

シエラレオネの男女間教育格差は、上記のような中絶の禁止だけが要因となっているのではありません。手に入らない避妊具、性教育の不足、性暴力など、その要因は多岐にわたり、約1.7割の10代の女の子がシングルマザーになることで、初等・中等教育の機会や、その後の夢への進路を失っていると言われています。

シエラレオネで8年間に渡り、教育支援活動を続けている私たちアラジは、シングルマザーの復学支援の他にも、3つのプログラムで、20,700名の子ども達への新たなアプローチを目指しています。アラジの仲間になっていただけませんか?

アラジでは、毎月500円から寄付していただく、マンスリーサポーターを新たに募集中です。サポーターだけの5つの特典も、ぜひご覧ください。

「誰もが夢に向かって努力できる社会」の実現を一緒に目指していきましょう。

ご寄付はこちら

(投稿)インターン 西村郁哉

(2022年9月7日)アラジの仲間!応援者メッセージ(田村 翼さん)No.115

2022年9月8日

アラジの仲間!応援者メッセージ(田村 翼さん)

日ごろからNPO法人アラジの活動への応援・ご支援をありがとうございます。

私たちアラジは、2022年7月7日~2022年8月31日まで、新たに100人の仲間を募集する、マンスリーファンディングを実施しておりました。そのために応援メッセージをお寄せ下さった、田村 翼さんからの温かいメッセージを紹介させていただきます。

(2022年9月7日)アラジの仲間!応援者メッセージ(矢部 杏奈さん)No.114

2022年9月8日

アラジの仲間!応援者メッセージ(矢部 杏奈さん)

日ごろからNPO法人アラジの活動への応援・ご支援をありがとうございます。

私たちアラジは、2022年7月7日~2022年8月31日まで、新たに100人の仲間を募集する、マンスリーファンディングを実施しておりました。そのために応援メッセージをお寄せ下さった、矢部 杏奈さんからの温かいメッセージを紹介させていただきます。

(2022年9月7日)アラジの仲間!応援者メッセージ(菊池 大幹さん)No.113

2022年9月8日

アラジの仲間!応援者メッセージ(菊池 大幹さん)

日ごろからNPO法人アラジの活動への応援・ご支援をありがとうございます。

私たちアラジは、2022年7月7日~2022年8月31日まで、新たに100人の仲間を募集する、マンスリーファンディングを実施しておりました。そのために応援メッセージをお寄せ下さった、菊池 大幹さんからの温かいメッセージを紹介させていただきます。

(2022年9月7日)アラジの仲間!応援者メッセージ(西田 和奏さん)No.112

2022年9月8日

アラジの仲間!応援者メッセージ(西田 和奏さん)

日ごろからNPO法人アラジの活動への応援・ご支援をありがとうございます。

私たちアラジは、2022年7月7日~2022年8月31日まで、新たに100人の仲間を募集する、マンスリーファンディングを実施しておりました。そのために応援メッセージをお寄せ下さった、西田 和奏さんからの温かいメッセージを紹介させていただきます。

(2022年9月5日)代表理事の下里夢美が「mySDG」様に取材・掲載されました。

2022年9月5日

この度、代表理事の下里夢美が「mySDG」様に取材掲載されました。

『mySDG』とは、法人・個人問わず地球市民がSDGsに向けたアクションに関する投稿をし、それぞれが決めたゴールに対する進捗を見える化していくプラットフォームです。

NPO法人アラジ立ち上げまでの経緯や、ハズバンドスクールでの実績、そして今後の展望等についてもお話させていただいております。

ぜひご覧ください!

記事はこちら

(2022年9月5日)BOOKOFF「キモチと。」でアラジの掲載が始まりました。

2022年9月5日

その不用品、寄付して社会貢献してみませんか?

この度、NPO法人アラジは、BOOKOFFの寄付募集サービス『キモチと。』での支援受付を開始いたしました。

不要になった本などを寄付することで、シエラレオネにおける10代のシングルマザーの復学支援に貢献できます。

『キモチと。』とは

『キモチと。』とは、本などの不用品を寄付することで自分が応援したい活動や団体を支援することができる、BOOKOFFの寄付募集サービスです。

これまでの累計応援金額は3億5000万円以上にものぼり、福祉・災害協力・国際協力など多岐にわたる団体が支援先として登録されています。

「ボランティアは時間的に厳しい」、「支援活動に興味はあるけど、どこから始めればいいかわからない」

そんなあなたの気持ちを後押しするプロジェクトです。

アラジの活動

NPO法人アラジでは、これまで8年間にわたってシエラレオネ共和国での最貧困家庭の子どもたちへの教育支援を実施してきました。

小学校への定額給付支援・奨学金給付支援・10代のシングルマザー復学支援等を通じて、述べ1,554名の最貧困家庭の子どもたちに、公教育への復学機会・よりよい教育環境を提供してきました。

さらに「20,700名の子どもたちにアプローチする」ことをミッションに、「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」をビジョンに、現在も日々支援を広げております。

『キモチと。』で支援できるアラジの活動

今回私たちアラジが『キモチと。』との提携で募っているのは、10代のシングルマザーの復学支援のための活動資金です。

手に入らない避妊具、性教育の不足、性暴力、中絶の禁止などにより、約1.7割の10代の女の子がシングルマザーになることで、初等・中等教育の機会や、その後の夢への進路を失っており、シエラレオネにおける男女の教育格差は大きな社会問題になっています。

そこで私たちは、10代でシングルマザーになった女の子たちが、再び学校で学べるよう、奨学金給付支援を行っています。

いただいた支援金をもとに…

  • アラジの現地事務局にて、女性現地スタッフが60項目以上の家庭の経済状況等を把握するためのヒアリングを実施し、指定した20項目以上の条件にマッチングする女の子に対して、支援契約を行います。
  • 2か月に一度、現地事務局にて現金の定期給付(約4,400円)を行います。その際には、現地スタッフによる丁寧な経過観察が行われ、家庭の経済状況、学習状況、赤ちゃんと女の子の健康状態などの50項目以上の質問をもって、丁寧なモニタリングを実施します。

2022年は、約70名のシングルマザーの女の子に、復学機会の提供を目指し活動しています。

寄付募集中

今回の寄付募集では、1,000,000円を目標に、シングルマザーの復学支援のための皆さまの応援を受け付けております。

また、『キモチと。』では9月12日(月)より、3周年記念キャンペーンが始まります。

【キャンペーン内容】

  • 査定金額の10%分がブックオフより別途アラジに寄付される
  • 抽選で333名様に500円分のデジタルギフトのプレゼント
  • 開催期間:9月12日(月)~9月22日(木)

ぜひこの機会を機に、BOOKOFFに不用品を寄付して、アラジの活動を支援してみませんか?

少しの寄付が世界を変える大きな原動力となります。

皆さまのご支援、心よりお待ちしております。

支援はこちらから

(投稿) インターン 西村郁哉

(2022年9月2日)マンスリーファンディングのご報告

2022年9月2日

7月7日より実施しておりました、継続月額寄付者100名を募集するマンスリーファンディングが、8月31日をもって終了いたしました。

55日間の挑戦で、41名の方から月額増額4万4500円のご支援をいただいております。

目標の100名を達成することはできませんでしたが、多くの方が応援メッセージを発信してくださったり、シェアをしてくださったおかげで、多くの方がアラジの仲間になることを決断してくださいました。

皆様からいただいた大切なご支援をもちまして、これからもシエラレオネの困難な状況でも勉強を諦めない子どもたちに、サポートを届けてまいります。

この度、応援・ご支援いただいた皆様に、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。

マンスリーファンディングは終了いたしましたが、サポートを届けていくために、引き続きサポーターを募集しております。

アラジの目指す社会にご共感していただける方は、下記より、ご登録お願いいたします。

https://alazi.org/monthly/index.html

                                (投稿)スタッフ 宮川琳

(2022年8月31日)【マンスリーファンディング】最終日になりました!

2022年8月31日

平素より格別の応援・ご支援を御継続下さる皆さま、誠にありがとうございます。

NPO法人アラジでは7月7日より、100名の仲間を募集する、マンスリーファンディングを実施しておりました。

これまでに33名の方が新たに仲間になってくださいました。

本日23時まで、【あと67名】の仲間を募集しています。

今回のキャンペーンを通して、今年度20,700名に夢への最初の一歩となる教育を届けたいと思っております。

1日15円/月額500円から、アラジの活動にサポーターとして参加していただけませんか?

サポーター登録はこちら

最後に、このキャンペーンに取り組んでいる中心メンバーを紹介させていただきます!

皆さまのあたたかいご支援、応援に支えられてここまで活動してきました!

あと少しご協力お願いいたします。

サポーター登録はこちら

(投稿)スタッフ 宮川琳

(2022年8月19日)【クラウドファンディング】8/19 9時にNFT アート作品が返礼品となる国内初のクラウドファンディングを開始いたしました。

2022年8月19日

NPO法人アラジではこの度、株式会社VAIABLE (バイアブル)様が新しく開始するクラウドファンディングサービス、「VAI!CROWDFUNDING」にて、国内初の取り組みとなる、NFT アート作品が返礼品となるクラウドファンディングを実施いたします。

NFTアート×クラウドファンディング実施概要

「VAI! クラウドファンディング」での寄付キャンペーンを通じて、4校目の支援となる、ケネマ県のウィラー小学校約100名の子どもたちへのサポートが開始できます。

ご支援は、子どもたちへの教材、机・椅子・黒板などの学校設備費だけでなく、トイレ・水道などの学校設備、そして学校給食の提供など、学校運営や就学に不可欠な施設・制度にも充てられます。現金給付と毎月のモニタリング等のサポートを通して、いずれは行政主導の学校運営に引き継ぐことを目標に活動していきます。

目標金額:1,000,000円
実施期間:2022年8月19日(金)午前9時~2022年9月30日(金)23時59分まで
VAI! クラウドファンディングプロジェクトページ:https://vaiable.jp/vaicf/alazi/

NFT作品について

今回、障碍者アーティストなど多様なバックグラウンドを持つアーティストの方がNFT作品を提供してくださっています。クラウドファンディングでのご支援の5%は、アーティストが所属するアート団体への支援金として支払われます。

今回、皆さまのご支援のリターン品となるNFTアート作品は以下の5点です。

NFT作品名「太陽」【アーティスト スターシード和】

シエラレオネの空に昇る太陽は、日本のものよりずっと大きく見えます。青い空に輝く太陽が、教育のその先の「希望」を感じ、こちらの作品を選ばせていただきました。

NFT作品名「コスモ」【アーティスト 角+】

シエラレオネの国旗の3色「青・緑・白」が表現されている「宇宙」というこちらの作品は、アフリカ・日本という境目はなく、私たちは皆、同じ広い空間に住む生命体なのだと感じさせられます。

NFT作品名「海が青いと誰が決めた」【アーティスト エクリン】

人間からみたら青く映る海も、動物たちからみたら多様性に溢れています。アフリカは支援が必要なだけの国ではなく、様々な魅力に溢れる彩りある場所です。そんなことがお伝えできたらと思い、こちらの作品を選ばせていただきました。

NFT作品名「そら」【アーティスト ちかこ】

ハートに包まれた大きな手と小さな手が羽ばたくこちらの作品は、可能性に溢れた子どもたちの、学びたい権利を、大人たちが今、守る、という強い意味を込めて、こちらの作品を選ばせていただきました。

NFT作品名「好きな雨」【アーティスト あんず】

「雨」が少しでもプラスのイメージになったらという想いで描かれたこちらの作品。シエラレオネの首都フリータウンは、アフリカ地域で2番目に降雨量が多い都市で、雨季のピークを憂鬱に感じる方も少なくありません。雨をポジティブに感じられるこちらの作品を選ばせていただきました。

1万円からのクレジットカードでのご支援があり次第、希望の作品のNFTトークンをお送りいたします。

※ベータ版サービスのプロジェクトは「寄付型プロジェクト」で、返礼品は転売・譲渡等ができない無資産性NFTとなります。なおベータ版サービスでは、支援金額に対し手数料 (決済手数料やNFT発行手数料等) を差し引いた 81.4% が支援先団体、5.0%がアート団体にて活用されます。

本プロジェクトを支える返礼品のNFTアート作品は、以下の団体よりご提供いただきます。

・一般社団法人 障がい者アート協会(本所:埼玉県入間市、代表理事:熊本豊敏)
・NPO 法人 studio FLAT(本所:神奈川県川崎市、理事長:大平暁)
・社会福祉法人わたぼうしの会Good Job! センター香芝 (本所:奈良県香芝市、理事長:播磨靖夫)

ぜひ、NFTアート作品を通して、夢への最初の一歩となる小学校卒業を後押しいただけますと幸いです。

ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

クラウドファンディングページはこちら

スタッフ 宮川琳