Category "活動報告"

(2020年5月15日)災害孤児支援活動レポート#13 災害孤児支援・支援拡大のお知らせとコロナ感染症に伴う活動制限について

2020年5月15日

災害孤児支援・支援拡大のお知らせとコロナ感染症に伴う活動制限について

2018年1月からはじまった、本災害孤児支援ですが、里親サポーターとして毎月3,000円のご支援をしていただける方が増え、2017年8月の首都フリータウンでの土砂災害において、両親を両方とも失った孤児2名と、父親を失った遺児4名の計6名対して、2020年4月から支援の手を広げることができました。

サポートを続ける子どもたちは、皆元気に過ごしています。

コロナ感染症に伴う活動制限について

2020年3月より、シエラレオネ共和国でもコロナウイルスの感染者が報告されています。

NPO法人アラジでも、緊急支援として、農村部での簡易手洗い場の設置や繰り返し洗って使える布マスクの配布支援を進めています。

「緊急支援募金の特設ページはこちら」

首都フリータウンにおいても、ロックダウン(都市封鎖)が続いておりますが、外出禁止措置が取られない限りは、孤児宅の家庭訪問は、今まで通り実施しています。

2020年4月の家庭訪問では、全里親宅に、130枚の繰り返し洗って使える布マスクの配布を行いました。学校が休校となり、子どもたちは自宅で過ごしておりますが、体調を崩している子どもたちは今のところいません。

今後、現地スタッフの移動を伴う活動は、極力避けていきたいため、モバイルマネーを使って里親の携帯に送金する・里親が毎月現地スタッフに子どもたちの写真を送って活動報告する、などの措置を検討していますが、ほとんどの里親世代の大人たちが文字の読み書きができないため、うまく実施できるか調整を進めています。

次回の、活動レポートで、今後の動向についてまたお知らせできればと思います。

あと 6 名の里親サポーターを募集しています!

写真右は災害孤児となったイェーリ―
結局 18 名の家族は土砂の中みつからないままとなりました。
現地パートナースタッフ(中)が里親(左)に
ヒアリングを行っている様子です。

月 3,000 円で孤児 1 名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。孤児支援活動の支援拡大に伴い、6名の里親サポーターを募集しております。

毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 16 名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

月 1,000 円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

(2020年5月2日)新型コロナウイルス感染予防のための緊急支援のお願いと現地活動状況について

2020年5月2日

(2020年5月2日)新型コロナウイルス感染予防のための緊急支援のお願いと現地活動状況について

私たちが2014年から様々な支援活動を続ける西アフリカのシエラレオネ共和国でも新型コロナウイルスの感染が確認されています。NPO法人アラジでも現地での緊急支援として

  • ケネマ県への手洗い場設置支援
  • 農村部への布マスク配布支援

の二つを2020年4月29日より、実施していきます。

ケネマ県への手洗い場設置支援では、ケネマ県のパートナーNGO「Global Village Network」と協働して、ケネマ県への各コミュニティへの簡易手洗い場の設置支援を進めています。現在、48か所に設置、約500名へ支援を届ける準備を進めていますが、各世帯に設置することが望ましいため、こちらは随時支援を募集をしております。

農村部への布マスク配布支援では、NPO法人アラジ現地スタッフを中心に、アフリカ布商品制作事業を行う4名のテーラーが繰り返し洗って使用できる布マスクの制作をしており、随時支援先のポートロコ県・ケネマ県の小学生の通うコミュニティに配布予定です。布マスクの正しい装着の仕方や感染予防についてまとめた用紙も一緒に配布します。

緊急支援の現地活動状況については、新型コロナウイルス感染防止緊急支援特設ページをご覧ください。

皆様のご支援よろしくお願いいたします。

既存事業の活動状況について

農村部小学校支援

現在まで、ポートロコ県のンボロ小学校(約100名)マケレ小学校(約100名)へ下半期と上半期の2度、必要な教材支援を続けており、ケネマ県への小学校(約200名)への支援拡大も検討していましたが、都市部でのロックダウン(都市封鎖)が続いているため、現在活動を停止しております。

テーラーアフリカ布雑貨販売事業

現在まで、首都フリータウンの5ショップ15人のテーラーと一緒に、日本で販売するアフリカ布雑貨を制作・販売してきましたが、日本への商品輸送が難しい状況のため、現在はすべてのテーラーがコロナウィルス感染防止のための布マスク制作に従事しています。

災害孤児支援

現在まで、首都フリータウンにおいて災害孤児の里親宅への毎月の家庭訪問、現金給付の支援を続けてきましたが、先月4月に支援を拡大し、現在16名の子どもたちへ支援を届けています。こちらは、首都における外出禁止措置が解除されたタイミングで通常の支援活動を行っております。

 

 

様々に大変な状況ではありますが、今後もメインとなる活動を緊急支援に切り替える形で、状況をみながら、できるサポートを考えていきます。

今後とも、ご支援・応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(投稿)下里夢美

(2020年3月2日)学生スタッフ活動ブログVol.3「活動を通して得たこと・シエラレオネに渡航して感じた課題点」

2020年3月2日

(2020年3月2日)学生スタッフ活動ブログVol.3「活動を通して得たこと・シエラレオネに渡航して感じた課題点」

⇒前回の記事(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

2020年1月13日~2月28日までの約6週間(1.5か月)現地スタッフのシアとともに、NPO法人アラジ学生スタッフとして、現地活動を行った角田悠太です。

前回に引き続き、最後の活動報告ブログでは、活動を通して得たことや、実際にシエラレオネに渡航して感じた課題点について、ご紹介していきます。

活動を通して得たこと

私が活動で得たことは主に3つあります。

1.人間関係構築力

短い滞在の中で物事をスムーズに進める上で必要なことは信頼関係を築くことでした。
そこで…

  • 挨拶をきちんと行う
  • 笑顔で接すること
  • 感謝の気持ちを伝えること
  • お願いするときはへりくだること

を意識して取り組みました。

その結果、様々な方から信頼していただき活動をスムーズに進める上で力になってくれました。特にテイラーさんたちが協力的で630点以上を超える商品を帰国前にしっかり作っていただきました!

2.問題解決力

シエラレオネでは毎日のように何かしらのトラブルがおきます(笑)

例えば…

  • 1日に何度も停電する
  • オフィスの水が出てこない
  • 大工を呼んでも時間通りにやってこない
  • テイラーがオーダーを間違える 等

がありました。

そのようなトラブルが起きた際には冷静に次は何をすべきかを考え、即座に行動に移すようにしました。

解決策が自分で出せない場合は周りに聞きまわって情報を集めたり、人を紹介してもらってなんとか作業を進めることができました。目の前の課題をどう解決していくかを考える力がついたと思います。

3.リスク回避力

トラブルが毎日のように起きるからこそ、予め準備できることはしっかりしておくことや、想定できそうなトラブルを常に考えるようになりました。

そこで…

  • 予定やアポイントのリマインドをして時間通りに来てもらうようにする
  • 認識のズレがないかどうか何度も確認する等

を行うことで滞在初期に比べて未然にミスやトラブルを防ぐことができるようになりました。

これらの経験ができたのは自分にとって大きな財産となりました!

シエラレオネで感じた課題点

次は約6週間、滞在していて感じたシエラレオネの課題を4つご紹介します。

1.政府のインフラが機能していない

特に水や電気などといったインフラが機能していないなと感じました。首都ではっても水は週3日しか出ず、電気も1日に何度も停電します。人々は常にタンクに水を貯めておき、停電した時は発電機で電気を供給します。

2.読み書きできない人が多い

街中でレシートを貰おうとしても文字が書けないと言われることがあったり、契約書にサインが書けないことがありました。読み書きができないことで不当な契約を結ばれるリスクがあります。

3.自分にとっての常識以外は受け入れない

今まで自分がやってきたことが正解だと思い込んでいる人が多く、正しい方法を教えても納得してもらえないことがあります。

現地に滞在する日本人駐在の方から聞いたお話では、果物の皮を剥くときにナイフを相手側に向けて剥いていたので、自分に向けてやるのが正しい方法だと伝えたところ、

「これが正しい方法だよ。そんなことも知らないの?(笑)」

と言われたそうです(笑)

どっちの方法がいいかを考えず、今までのやり方に固執しているところがあるので、シエラレオネの人に何か教えることはハードルが高いのが正直です…

4.シエラレオネで生きることは容易ではない

病気になっても、特に農村部であれば日本のような大きな病院に行くことはできません。また失業しても失業保険を受け取ることもできません。このようにシエラレオネには、基本的なセーフティーネットがありません。

またシエラレオネで貧困層向けにビジネスをするのはまだ早いかと感じました。先程もお伝えしたように読み書きや計算ができないのはビジネス以前の問題かと思います。今は、子どもたちがしっかり学校に通い、最低限の教養をつけさせること、そしてその子達の親が学費をしっかり払えるようにすることが最優先ではないかと感じました。

私たちスタッフと、サポーターの皆様がお互い力を合わせて活動を続けることで、シエラレオネの人々がより良い暮らしを送ることができるようになります。

NPO法人アラジではマンスリーサポーターを募集してますので、ぜひご協力いただけますと幸いです。

⇒マンスリーサポーター登録はこちら
(ちなみに僕もマンスリーサポーターになります!)

今後にむけて

実は滞在中に21歳の誕生日を迎えました!
ネクタイはアフリカ布商品制作事業で
テーラー・ファラーさんがつくったもの
代表の下里さんからプレゼント
していただきました!

最後に私の今後について軽くお話させていただきます。

私のビジョンは「周りの環境に左右されず誰もが挑戦できるようにする」ことです。
僕自身トビタテ留学JAPANのおかげで返済不要の奨学金をいただき、実現不可能であった留学を実現することができました。

この留学が実現しなければここまで自分を成長させることはできなかったと思います。だからこそ将来は国内外問わず、色々な事情があって挑戦できない人をサポートできる仕事をできたらと思っています。

どのような形で関わって行くかはまだはっきりと決めていませんが、このビジョンをもとに今後のキャリアを築いていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

(投稿:学生スタッフ:角田悠太)

(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

2020年3月1日

(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

前回の記事⇒(2020年2月29日)学生スタッフ活動ブログVol.1「現地活動に参加したきっかけ」

2020年1月13日~2月28日までの約6週間(1.5か月)現地スタッフのシアとともに、NPO法人アラジ学生スタッフとして、現地活動を行った角田悠太です。

前回に引き続き、今回のブログでは、実際にどんな活動を行いどんな苦労や課題があったのか、活動報告を兼ねてご紹介していきます。

活動では以下の5つの事業を行いました。

(1)ポートロコ県 小学校教材支援

首都から車で2時間半、電気もガスもない森の奥深くにある2村の小学校「ンボロ小学校」と「マケレ小学校」。この二つの小学校には、充分な校舎・給食・トイレ等がないばかりか、日常的に子どもたちが学ぶ、教科書・ペン・ノートなども不足しています。

NPO法人アラジは、2016年から継続して、現在は2村の小学生200名に対して、教材給付支援を実施。子どもたちがどんな環境に産まれても、継続して学ぶことのできるチャンスを提供しています。

⇒活動詳細はこちら

この活動では、事前に小学校から必要なものをヒアリングし、町で教材を購入したものを両村の児童たちに直接渡してきました。以下は今回の教材支援の内容です。

マケレ村(児童約110名)
2020年1月:ノート、鉛筆、ペン、消しゴムチョーク、定規、黒板等を支援

ンボロ村(児童約80名)
2020年1月:ノート、鉛筆、ペン、消しゴムチョーク、定規、黒板等を支援

児童たちはペンやノートなどをもらうことができ大変喜んでいました。

ただ、現状の課題として、毎回支援してもらえると村の人たちが思ってしまっていることが挙げられます。私が初めて両村を訪れると、村の大人たちは、次は学校の校舎を建ててくれ、生徒たちが座る椅子を作ってくれなどと支援してもらえるのが当たり前かのようにお願いしてきました。

私は村の資源を活用すれば支援がなくとも、椅子の作成や、学校の校舎の建築は不可能ではないと村の様子を見て感じました。
何もかも支援してしまうと村の人たちの思考が止まり、すべて支援頼りになってしまうので、村にとって本当に必要な支援は何かを私たち側が見極めて進めていく必要があるのではないかと思いました。

現状として両村で教材を集めてくることは困難であり、教材は子どもたちの教育にとって必要不可欠なものであるため、引き続き支援を進めていきます。

(2)マケレ村、ンボロ村における貧困削減プロジェクト

2019年から準備を進め、マケレ村・ンボロ村において、現在、大人たちへの収入向上のための新プロジェクトを立案しています。そのパイロットとして、第1弾の支援モニタリングがスタートしました。

両村から選出した2グループに3,000,000Le(約3万円)を助成してビジネスの拡大、収入向上をはかり、同時に助成グループからの地域貯蓄も促すプロジェクトとなっています。

助成金を受け実際にビジネスを
新たにはじめた
ンボロ村グループの女性たち

滞在中は計4回のビジネス研修を終えた両グループのモニタリングを週一回行いました。

モニタリングでは…

  • 会計チェック
  • 今後のビジネスの予定
  • メンバーの人たちの収入は向上しているのか

などを確認しました。

新たな試みということもあり様々な改善点が出始めていますが、引き続きモニタリングを進め、正式なプロジェクトとして支援拡大できるよう、調整を進めていきます。

(3)フリータウン災害孤児支援

この支援事業では、2018年1月より、首都フリータウンで起こった大規模な土砂災害の影響で、両親を失い災害孤児となった子どもたちに、毎月里親宅への家庭訪問を通して、教育費を支給する奨学金給付支援に取り組んでいます。

⇒活動詳細はこちら

1月25日と2月22日の計2回、10名の災害孤児に家庭訪問を通じて支援を行いました。毎月子どもたちに200,000Le(約2,000円)を現金給付し、50,000Le(約500円)を、進学や急な医療費が必要となった場合の緊急時の貯蓄金として、NPO法人アラジが管理しています。

子どもたちの体調や学校の成績、病院のレシートなどの確認、しっかりと里親のもとで生活できているかどうかをモニタリングしました。子どもたちは皆元気で、人懐っこく、子どもが苦手だったのですが、克服できました。

また、現支援事業のスキームを通して、来年度からは新たに10名の災害遺児・孤児のサポートを拡大していく予定です。現地NGOドン・ボスコと協力して、支援拡大の調整も進めることができました。

(4)アフリカ布商品制作事業

首都フリータウンのフォートストリートで働く、火事で家を失った15名のテーラー(布の仕立て屋)と一緒に、アフリカ布を使ったテーラーメイド商品やアフリカ雑貨販売の事業を行っています。

テーラー一人ひとりの住居再建や、商品のクオリティ指導、継続発注を通して、フォートストリート全体の収入向上を目指しています。

⇒活動詳細はこちら

この1.5ヶ月間で、5ショップのオーナーの元で働く約15名のテーラーとともに、アフリカ布を使った商品約630点のオーダーと商品開発指導を行いました。今回は、商品制作に関するマニュアルも作成し・各ショップに配布、現状の課題点を解決していくことができました。

テーラーさん達が、なかなか締切り守ってくれない、指示と違う布で、違う商品を作っているなど…様々なトラブルが起こる中、なんとか一つ一つ丁寧に作業を説明し、全ての商品を制作、回収することができました。

商品はどれも素敵なデザインなので、ぜひwebショップをご覧ください!

アフリカ布雑貨Alazi オンラインストアはこちら

(5)新オフィス移転と、ゲストハウスの再オープン

今回、旧オフィスの移転に伴い、新オフィスの物件探しから始まり、59A Wellington Stにあったオフィスは37D Wilkinson Roadに移転しました。物件は、2019年12月から現地スタッフのシアが内見を開始し、約10件を周ってやっと契約することができました。

オフィスの移転作業は、日本のように、引っ越し業者などがないため、引越しするためのバンを手配したり、退去するオフィスの壁をペンキで塗ったり、大工を手配して修理してもらうなどを行いつつ、3月から再開するゲストハウス事業に向けての準備を行いました。

オフィスと併設しているゲストハウスは、無事に再オープンすることができました。シエラレオネに訪れた際にはぜひご利用ください!

⇒ご予約はこちらから

様々な活動を、同時進行で行うことは非常に大変でしたが、現地スタッフのシアとそれぞれ協力して、なんとか無事にオフィスの移転まで完了させることができました。

 

 

 

 

 

 

最後の活動報告ブログでは、活動を通して得たことや、シエラレオネに実際に渡航して感じた課題点などをご紹介していきます。

⇒次回の記事(2020年3月2日)学生スタッフ活動ブログVol.3「活動を通して得たこと・シエラレオネに渡航して感じた課題点」

 

(投稿:学生スタッフ:角田悠太)

(2020年2月29日)学生スタッフ活動ブログVol.1「現地活動に参加したきっかけ」

2020年2月29日

(2020年2月29日)学生スタッフ活動ブログVol.1「現地活動に参加したきっかけ」

2020年1月13日~2月28日までの約6週間(1.5か月)、NPO法人アラジ学生スタッフの角田悠太さんがシエラレオネに渡航し、現地スタッフのシアとともに、現地活動を行いました。

全3回に渡って、角田さんが活動を通して感じたこと、またシエラレオネに実際に渡航して見えてきた、新たな課題点などを、ブログ形式でご紹介させていただきます。

【角田悠太プロフィール】

1999年群馬県出身(現21歳)首都大学東京 都市教養学部経営学コースの3年生(現在3年次を休学中)トビタテ留学JAPAN 新興国コース10期生。高校生から貧困問題に興味を持ち、大学入学後から様々な形で国際協力に携わる。2019年4月からは1年間休学し計7ヶ月間、フィリピンで国際協力のプロジェクトや社会企業でのインターンに参加。その後計1.5ヶ月間、アラジの学生スタッフとして現地活動に携わる。帰国後は社会貢献を仕事にしたい人向けのメディアcococolor earthの運営に携わる予定。

現地活動に参加したきっかけは?

学生スタッフ角田さんと
災害孤児支援活動で
サポートしている子どもたち

NPO法人アラジ学生スタッフの角田悠太です。

1月13日〜2月28日までの約1.5ヶ月間シエラレオネで活動してきました。1.5ヶ月間でアラジの学生スタッフとしてどんな活動をしたのか、そして活動から何を学んだのかをお伝えできればと思います。

まず最初になぜ現地活動に参加したのかについてお伝えします。活動に参加した理由は2点あります。1つ目はNPO法人アラジの「子どもたちに教育を、大人たちに仕事を共に創る」というビジョンに共感したからです。

私は途上国の貧困問題に関心があり、収入向上支援や就労支援から貧困削減にアプローチしていきたいと以前から考えていました。アラジは行っている活動はまさしく私がやりたいと思っていることであり、少しでも力になりたいと思ったのがきっかけです。

2つ目は”世界で最も命が短い国”と言われるシエラレオネで就労支援や生活向上支援の可能性を活動を通して考えたかったからというのがもう一つの理由です。20年前の内戦、5年前のエボラ出血熱流行などの影響により、他のアフリカ諸国よりも発展が遅れているというのが印象的でした。

そして渡航するにあたって、現地の人がどうすれば収入を向上できるのか、自立できるようになるのかを考えながら活動に取り組みました。

滞在中は現地スタッフのシアと
協力して活動を進めました!

現地に到着してからは、いきなりスーツケースが1週間行方不明になるなど、想定外のトラブルが多々ありましたが、なんとか無事に活動を終えることができました。

次のブログでは、実際にどんな活動を行ったのかや、活動の際に苦労したこと・工夫したことなどをご紹介しています。

次の記事⇒(2020年3月1日)学生スタッフ活動ブログVol.2「活動詳細レポートと、活動の際に苦労したこと」

(投稿:学生スタッフ:角田悠太)

(2020年1月30日)学生スタッフの角田がシエラレオネで約1か月半の現地活動を実施しています!

2020年1月30日

学生スタッフの角田がシエラレオネで約1か月半の現地活動を実施しています!

NPO法人アラジ学生スタッフの角田悠太が、1月13日~2月28日まで、シエラレオネで約1か月半の現地活動を実施しています。

すでに現地入りして約2週間が経過し、順調に活動を頑張っています。

今回の活動では、昨年11月に来日していたアラジ現地スタッフのSia Brimaと共に以下の活動に従事する予定です。

災害孤児支援

  • 1月の家庭訪問活動の実施
  • 2月の家庭訪問活動の実施
  • 支援拡大に向けた調査活動

小学校支援

  • ンボロ小学校での上半期教材配布支援・ニーズ調査の実施
  • マケレ小学校での上半期教材配布支援・ニーズ調査の実施
  • 支援拡大にむけて調査活動の実施

テーラー生活向上支援

  • 5ショップ15名のテーラーとともに、約600点の商品制作・商品開発指導

ゲストハウス事業

  • オフィス兼ゲストハウスの移転業務
  • 現地NGO登録業務

 

また、2020年から本格始動予定の新プロジェクトの実施・モニタリングに向け毎週ンボロ村、マケレ村の2村へ、訪問し活動を行っています。

一部の活動は既に完了していますが、最初の一週間、スーツケースが届かなかったり、現地スタッフシアとともに、嘔吐・下痢など体調を崩すという波乱万丈で、なんとか現地での厳しい環境の中で頑張ってくれています。

 

今後も、体調やセキュリティ面など気を抜かず、1か月半の滞在で、全ての事業が前進できるよう、日本からできるサポートを日本スタッフ側も進めていきます。

 

リアルタイムでの活動報告は、引き続きメールマガジンやNPO法人アラジ公式Twitterなどで皆様にお知らせしていく予定です。

メールマガジン登録 →HPのTOPページより登録が可能です

NPO法人アラジ公式Twitter

 

引き続き、現地活動を見守ってくださると幸いです。

 

(投稿)下里夢美

 

(2020年1月24日)女の子の性器を切りとるFGMにNO!~アラジの災害孤児支援の事例から~ 災害孤児支援活動レポート#12 12月活動報告

2020年1月24日

女の子の性器を切りとるFGMにNO!

~アラジの災害孤児支援の事例から~

災害孤児支援活動レポート#11 12月活動報告

前回の記事(2019年10月19日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

女の子の性器を切り取る、アフリカに古くからみられる慣習・FGMをご存知でしょうか。

FGMとは英名で”Female Genital Mutilation(女性性器切除)といい、女性器の一部を切除あるいは縫合する行為のことを指します。主にアフリカ地域を中心に、古くから行われる慣習であり、伝統的な成人儀礼のひとつです。シエラレオネの農村部に住む女の子の9割は、FGMを経験しているとされ、秘密結社と呼ばれる土着宗教によって今もなお行われています。

FGMの4つの特徴

  1. 麻酔なしでクリトリスを切り取る、膣の入り口を縫うなど、女の子とって精神的に非常にショッキングなものである。
  2. 多くが10代未満の女の子に行われ、彼女たちの意思決定は全く考慮されていない
  3. 消毒なしで、地域の女性たちによって執り行われるため、その後の感染症の悪化で死亡するケースもある。
  4. 家族がデメリットをわかっていても、極めて伝統的な儀式のため、執り行わざるを得ない実情がある。

女の子への人権侵害であるとともに、健康面及び精神面で長期的な影響を及ぼすFGM。FGMの施術だけではなく、女性として生きる上で大切な役割・教えを学ぶ一連の儀式であり、なくてはならないものと考えられていますが、現代の都市部の多くでは、その儀式に支払うお金を初等教育にまかなったほうが将来的である、という見方も広まりつつあります。

今回の、災害孤児支援のレポートでは、支援しているとある女の子の里親が、「彼女を村の儀式へ連れて行き、FGMをさせる」という発言から、どうやってNPO法人アラジがFGM根絶にむけて取り組んでいくに至ったかを、実例をもとに紹介していきます。

私たちの活動地シエラレオネ共和国とは?

「世界で最も命の短い国」と言われるシエラレオネ共和国は、西アフリカに位置し、人口約800万人、毎年WHOが発表している“世界平均寿命ランキング”の、2018年のデータでは、平均寿命53.8歳(データのある国の中では、最下位)を記録している、世界最貧国の一つです。

災害孤児支援とは?

2017年に首都フリータウンで起こった土砂災害によって、両親ともを失った子どもたち10名が、里親宅に引き取られることになりました。

NPO法人アラジは、毎月の里親宅への家庭訪問を通じて、子どもたちの身体チェック・学力チェック(病院レシートのチェックや成績表のチェック)里親への聞き取りなどを行い、勉学を続けることができるように現金給付(月200,000LE※約2,000円)のサポートを続けています。

私たちが支援している子どもたちの里親は、全員孤児となった子どもたちの親戚宅です。
ほとんどの子どもたちが、祖母宅へ行っていたり、母方・父方の親戚宅に遊びにいっていたりしたため、洪水による土砂災害によって流されずにすみ、災害を免れた子どもたちです。(土砂の中から生き残った子もいます)

全ての家庭が、もう一人子どもを育てるには厳しい生活状況で、2017年から約2年間、NPO法人アラジの現金給付を受け続けています。私たちは、子どもたちが勉学を続ける限り、このサポートを続けていきます。

どうして、孤児院ではなく、里親宅への支援なのか?

シエラレオネ共和国は、1991年から2002年まで約10年間、政府とRUF(革命統一戦線)が内戦を繰り広げ、経済・教育・医療などすべてのインフラが破壊され、今もなお経済復興を目指している最中です。内戦が終わり、外国支援組織がたくさんの孤児院をつくりましたが、孤児院に入る子どもたちのほとんどが、孤児ではなく両親がいる子どもたちだといいます。孤児院に子どもを入れられるということは、貧困を理由に簡単に親が子どもを手放してしまう原因にもなります。

NPO法人アラジは、子どもたち一人ひとりが里親とともにコミュニティーに再統合され、一人ひとりが親の愛着を再形成しながら、健康に勉学を続けていける社会を目指しています。

紆余曲折を得ながら現在の、現金給付+貯蓄支援に

月に250,000Le(約2,500円)の現金給付からはじまったこの支援ですが、現在は、月200,000Le(約2,000円)の給付と50,000Le(約500円)をNPO法人アラジが一人ひとりのために貯蓄するという方針に変わっています。

里親宅にて、家計簿をつけてもらい、毎月何にいくら使っているかモニタリングをする予定でしたが、シエラレオネ内の小売店でレシートをもらうのことが不可能なことや、細かいお金の管理をすることが複雑で、会計簿をつけ提示してもらうことは、難しいことがわかりました。

また、子どもたちが急に手術が必要な大きな病気になったときに、貯蓄がないばかりに、病院にいくことを里親がためらい、病気の原因発見が遅くなったケースが過去にありました。

そのようなときのために、現在は、月50,000LeをNPO法人アラジが毎月孤児一人ひとりの貯蓄金として管理しています。子どもたちが進学するタイミングや、急な病気の時に、里親宅との関係が良好で、一定の基準にクリアしているなどのすべてのチェック項目を現地スタッフが判断し、貯蓄金を引き出すことのできる仕組みを作っています。

どうすればFGMを止められる?NPO法人アラジの事例から

実は昨年11月(2か月前)の家庭訪問で、ショッキングな知らせがありました。

災害孤児支援の対象である、女の子の一人、マルチダの里親が、彼女を村のFGMの儀式へ行かせるというのです。

※以下、支援している孤児の名前は、許可をとり実人物ですが、里親名は非公開とさせていただきます。


マルチダ(災害当時9歳)

母親が土砂災害で流されて亡くなり
義理の父親がそのまま育児放棄したため
親戚宅に引き取られることになりました
災害から1年後…
ようやくアラジの現地スタッフ達に
笑顔を見せてくれるようになりました

現地スタッフの報告によると、マルチダの里親宅の女性は全員FGMを受けており、文化として当たり前のことであるという認識であるということ、そしてマルチダは、実際に何をされるか、知らずに楽しみにしている様子だったということです。

左がアラジの現地スタッフ
シア・ブライマ
その他の里親宅にて

現地スタッフは非常にショックを受けてしまい、「彼女をFGMに行かせるのなら、この支援をやめなければならない」とまで言ってくれたようですが、このような事態を考慮し、半年に一度更新する契約書に、きちんと明記しておかなかったこちらの考え不足が招いた出来事でもありました。

その後、現地スタッフのシアが何度も里親宅に連絡を入れ、彼女はFGMを実施せずにすみました。

孤児支援の契約書には、今後FGMと児童労働の禁止を明言。

半年ごとに契約更新している、災害孤児支援の里親との契約書ですが、今後はFGMの施術と、児童労働の禁止を明言していきます。また、毎月の貯蓄金(50,000Le※約500円)の引き出しは、現地スタッフがFGMを施術していないことをチェックし、申請が下りる仕組みとしました。

FGMの施術は本人の意思を尊重して

FGMをすることに対して、外国支援組織側から「禁止」と明言するのは、大切な慣習・伝統的な文化という側面からみると、とても一方的なように思えます。とはいえ、こちらが譲歩していてばかりでは、苦しい思いをする女の子はいなくなりません。

本人の意思の尊重なく、施術されるFGMは権利の侵害です。長期的に女の子の体・心に多大な影響を及ぼします。

私たちは、農村部でのFGMについては、麻酔や消毒のある環境のもと、本人の意思を尊重したうえで、より安全に執り行われることを望みます。

また、今後、孤児となった子どもたちの支援は続けていきますが、今後も契約書には、FGMの禁止を明記していきます。

NPO法人アラジでは、月1,000円(1日33円)の月額サポーターを募集しています!

月 1,000円のご支援で、NPO法人アラジの活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しております。現在は 10 名のみの災害孤児支援ですが、今後マンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお、何らかの社会的問題で勉学に困難を抱える孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

月 1,000 円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

(投稿)下里夢美

 

(2020年1月4日)新年あけましておめでとうございます!12月マンスリーサポーター募集キャンペーンのご報告

2020年1月4日

新年あけましておめでとうございます!

12月マンスリーサポーター募集キャンペーンのご報告

NPO法人アラジを日ごろ支えてくださっている皆様、新年あけましておめでとうございます。

2019年にはたくさんのご支援をいただき、誠にありがとうございました。

12月に行ったマンスリーサポーター募集キャンペーンでは、目標金額の月/20,000円増にわずかに届かず、95%の達成率で、月/19,000円の増額となりましたが、たくさんの方にNPO法人アラジを知っていただくきっかけとなり、改めて周りの皆さんに支えられて活動が継続できていているのだなぁと実感できました。

 

2020年の目標

2020年は大まかに以下のプロジェクトの事業拡大を目指しています。

災害孤児支援

現在10名の子どもたちに毎月支援を届けていますが、《20名》に支援を増やし、計30名へ事業を届けていく予定です。

災害孤児支援について詳しくはこちら

テーラーメイド事業

現在まで、テーラーの多く店を構えるフォート・ストリートの大規模火災によりはじまった「テーラー生活向上支援」と明記している当プロジェクトですが、テーラー全員の自宅の再建が完了したため、今年からは、より対等な立場での活動を目指し、「テーラーメイド事業」と名前を変えて活動していきます。

現在5名のベテランテーラーと、10名の若手テーラーとともに様々な商品を開発・日本における販売活動をしておりますが、さらにシエラレオネの魅力発信と、持続的な収入確保のため、2020年はさらにアイテムを増やし、提携テーラーも増やしていきます。

テーラーメイド事業についてはこちら

小学校教材支援

農村部の小学校にはまだまだ教育機会を得られず勉学を続けることが難しい子どもたちがたくさんいます。

現在2校200名の子どもたちに上半期と下半期の1年に2回支援を届けていますが、《3校300名》に事業を拡大していきます。

小学校支援についてはこちら

新プロジェクトがいよいよ本格始動予定!

農村部における貧困削減プロジェクトとして、2019年より準備を進めてきた新プロジェクトがいよいよ本格的にスタートします。

3月末の19年度決算後には、改めて皆様にご報告できればと思っていますので、しばらくお待ちください。

 

 

2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

投稿:下里夢美

(2019年12月31日)災害孤児支援活動レポート#11 契約更新と現地パートナー団体提携終了のお知らせ

2019年12月31日

災害孤児支援活動レポート#11 契約更新と現地パートナー団体提携終了のお知らせ

こんにちは、代表理事の下里です。

前回の活動報告記事(2019 年 10 月 19 日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

2018 年 1 月より行っている災害孤児支援は、来年2020年1月でもうすぐ2年が経過しようとしています。

子どもたちが勉学を続ける限り約束しているこの支援ですが、サポートを届けているどの子もみんなとても元気にやっています。

災害孤児支援とは?

2017 年 8 月の洪水による土砂災害でシエラレオネの首都フリータウンにおいて、1,000名以上が亡くなりました。今回被災し生き残った 10 名の両親を失った災害孤児に対して、継続して学校に通い続けるための学資奨学金(医療費含む)を毎月里親宅への家庭訪問を通して届けるのが、当プロジェクトです。家庭訪問を通じて現金給付するだけではなく、子どもたちの健康チェックや、学力チェックも行っています。

不慮の事故や病気で、生活基盤が経たれることなく、すべての子どもたちが夢へのステップを踏み続けられるよう、今後も支援拡大を目指して活動していきます。

現地パートナー提携終了のお知らせ

活動開始当初から、現地パートナー団体「FC King Kong」に毎月の孤児の家庭訪問と現金給付の依頼をしていましたが、2019年12月の家庭訪問を経て、提携終了となりました。

2020年1月からは、全里親宅が新契約書をもって、11月に来日していたアラジ現地スタッフの、Harilyn Sia Brima(ハリン・シア・ブライマ)が、災害孤児支援活動を担当します。

11月の家庭訪問では、現地パートナー団体スタッフ(一番右上)とともに、アラジの現地スタッフSiaが家庭訪問に同行し、活動の引継ぎを行いました。

小学生になった子どもたちは、1月のテストにむけ、勉強に奮闘しているようです。

中学生・高校生の子どもたちもみんな元気に学校に通っています。

現地パートナー団体が提携終了するにあたり、2019年12月31日までの契約書の更新を行い、2020年1月1日~2020年6月30日までの契約をすべての子どもたちが行いました。2020年も、継続して支援を行っていきます。

 

あと 4 名の里親サポーターを募集しています!

写真右は災害孤児となったイェーリ―
結局 18 名の家族は土砂の中みつからないままとなりました。
現地パートナースタッフ(中)が里親(左)に
ヒアリングを行っている様子です。

 

月 3,000 円で孤児 1 名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 10 名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

月 1,000 円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

 

投稿:下里夢美