Posts Tagged "教育支援"

(2022年2月6日)インターン卒業生インタビュー(劉瀟瀟さん)

2023年2月6日

2月にアラジのインターンを卒業した、劉瀟瀟さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

東京外国語大学の劉と申します。国際人道支援、ジェンダー平等に関心を持っており、現在西アフリカを中心とする研究をしております。2022年11月よりアラジで3ヶ月間インターン生として務めさせていただきました。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

インターネットよりアラジと下里さんのことを知り、日本で西アフリカの支援活動をされている有志者のネットワークが作れればという願いがきっかけでした。

どんな業務に携わりましたか?

シエラレオネ現地NGO団体の情報収集、現地スタッフとのやりとり、日本でのファンドレイジングの関連業務、サポータ勉強会の資料作成、シエラレオネ産布の雑貨作成及び販売、SNS経営など幅広い業務に携わらせていただきました。

インターンを通して学んだことは何ですか?

まず下里さんの物事の進め方に感心をしております。毎日お一人で日本現地スタッフの管理、サポーターさんたちとのコミュニケーション、関連団体とのネットワーク作り及び人脈の維持、シエラレオネ現地スタッフとの業務連絡及び支援受益者のフォローアップなど一連の作業を全てカバーされています。仕事を順序よく効率的に、さらに高い完成度でこなされているところなど、大変勉強になりました。

それに、スタッフ全員に情報がシェアされ、皆さんが自由に意見を出し合う場が整えているおかげで、業務効率の向上に繋がるといったことを学ばせていただきました。

今後思い描いているキャリアを教えてください!

歴史、政治を含め、世界中の出来事の全体像を掴んで、自分なりの思想を持つ人になりたいです。できる限り世界中多くの場所に足を運び、自分の知らない世界に飛び込み、他者の立場をちゃんと理解した上で、視野を広げていくと同時に、国際協力及び人道支援に自分は何をできるかが見えてくると確信しています。

NPO法人アラジでは、ボランティアさんを随時募集しています。
また、現在、2月28日まで締め切りを延長して新宿事務局でのインターン生を募集しています!!

事務局または、オンラインのどちらでもご参加可能です!
ご興味のある方は、下記リンクより詳細をご覧ください!

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(投稿)非常勤スタッフ 金澤伶 

(2022年2月3日)インターン卒業生インタビュー(金澤伶さん)

2023年2月3日

2月にアラジのインターンを卒業し、非常勤スタッフとなる金澤さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

東京大学2年生の金澤伶です。2022年11月から約3か月間、インターン生としてアラジの活動に携わらせていただきました。日本における難民問題に真摯に取り組み、共生社会の実現を目指して、若い活動家や難民の背景を持つ若者、UNHCRや自治体とも連携をして活動しています。
昨日でインターンは卒業ですが、本日から非常勤スタッフとして引き続きアラジで邁進いたします。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

高校時代から、アラジの支援対象国であるシエラレオネと深い関わりのある紛争鉱物の問題に関心をもち、啓発活動などを行ってきました。また、インターン募集の際、モザンビーク国の教育の問題に関するODA事業案を作成しており、特定の国の文化や慣習に基づいた教育分野における根強い問題に対してどのように解決策を見出すのかを考えていたところで、ぜひアラジで学ばせていただきたいと応募いたしました。
アラジのことは、所属のアフリカ系学生団体にてインターンの方にご講演をいただいたことで、元から知っていました。周囲にアラジのマンスリーサポーターの方がいたり、アラジでインターンを経験した方が複数いたり、とてもご縁がありました。「グローバルフェスタJAPAN2022」で下里さんと初めてお会いしたのですが、快くツーショットとLINE交換に応じていただいて、アラジと下里さんがますます大好きになったことを覚えています。

どんな業務に携わりましたか?

広報の戦略を立てて、実際のSNS・ホームページ運用などの業務の中で、よりアラジの”中身の魅力”の見える発信を行いました。ドリームサポーターの皆さまの対応を主に担当し、受益者のヒアリングの報告や現地スタッフの方とのやりとりを行いました。また、アラジの組織基盤強化の上で非常に重要なボランティアの皆さまとのコミュニケーションも担当させていただき、アラジに多くの方を巻き込むために考えを巡らせる3ヶ月間でした。
アフリカ布雑貨制作や販促活動を通して支援の輪を広げ、さらにファンドレイジングの業務を下里さんから引き継ぐために、チームでの活動を含め様々な場面で学ばせていただき、企画も行うなど、多岐にわたって一から経験を積ませていただきました。

インターンを通して学んだことは何ですか?

3ヶ月のインターンは、学びと気づきと出会いに満ちていました。インターンという、組織をより客観視できる立場だからこそ提案できること、共感者・潜在寄付者に近い立場としてファンドレイジングや組織の魅力向上のためにできることがあるのだと強く感じます。その一方でアラジの一員として、組織を背負い、送るメッセージ一つ、会議での言葉ひとことに責任を持つということを、学生のうちに経験させていただけることは大変光栄なことです。

また、現地モニタリング状況の更新が滞っていたことで現地スタッフの方に催促の連絡をした際に、下里さんがおっしゃっていたことが非常に印象に残っています。
それは、”相手に日頃の感謝を伝え、本人の状況に共感をする”ということでした。私たちは誰かのために仕事をしていますが、それは必ずしも受益者のためだけではありません。一緒に仕事をする仲間や、サポーターの皆さまの幸せのためでもあります。アラジが末長く誰からも愛される組織であり続けるための理由がそこにあるように感じました。

今後思い描いているキャリアを教えてください!

世界中で飛び回るようなお仕事にもちろん憧れがありますが、国際的な重要課題の解決のためにできることは、規模や密度を問わずたくさんあります。どのような道を選択しても、自分が自分であり続ける限り、常にシエラレオネやモザンビークや、ウガンダやコンゴ民主共和国に心を寄せ続けるでしょうし、日本に暮らす難民の人々のために言語や就労の支援をどんな形であれ続けるだろうと確信しています。
各々が独自の国際協力の形を見出して課題解決に関わって、より良い方向へ自信を持って進める世界を実現することが私の夢です。私のことを見守り、応援してくれている方々の想いを決して裏切らない、と声を大にして言いたいです。

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(投稿)非常勤スタッフ 金澤伶 

(2022年10月31日)インターン卒業生インタビュー(西村郁哉さん)

2022年10月31日

8月にアラジのインターンを卒業した西村さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

大学生の西村郁哉です。2022年8月から約3か月間、インターン生としてアラジの活動に携わらせていただきました。事務所の方には通うことができなかったので、オンラインで参加させていただきました。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

元々語学が好きで、大学の留学生のチューター業務など国際交流などには積極的に参加していました。しかし、交流にとどまるだけでなく、もっと社会問題の解決に直接関わる国際協力に携わりたいと考えていたところ、アラジのインターン募集要項を見つけました。代表の下里さんの思いと、元から携わりたかった教育分野、またシエラレオネという国やハズバンドスクールの取り組みといった独自性に惹かれました。経験も少なく、自分にふさわしいか不安な部分もありましたが、この機会を逃してはいけないと思い、すぐに応募しました。

どんな業務に携わりましたか?

オンラインでの参加でしたが、事務所でしかできない作業以外のあらゆる業務に関わりました。SNS投稿やホームページ記事作成、プレスリリース等を通じての広報業務を主に担当していました。また、現地業務マネジメントとして、給付や受益者の管理だけでなく、現地スタッフの方とのミーティングも行いました。他にもファンドレイジングや認定NPOの申請準備など、NPO全体の運営に直接関わる業務や、サポーターの方々との交流の場である国際協力勉強会の準備など、裏方から最前線まで多岐にわたるインターン活動でした。

インターンを通して学んだことは何ですか?

インターンでは常に、サポーターの方々、現地スタッフ、さらに新たに支援していただける可能性のある方々など、様々な形での人々との繋がりがあるため、まさにアラジとの橋渡しのような役割を担っていました。誰を対象にするかにより、広報やファンドレイジングのアプローチが異なるため、どのようにすれば一番効果的かつ印象的に伝えられるかを考える必要がありました。その点でのノウハウは非常に勉強になりました。

また、インターンを始めるにあたり、国際協力に関してどんなに崇高な大義を掲げても、運営をする上での実用上の問題があるのではないかと疑問に思っていました。実際にNPOの運営に携わることで、やはり社会情勢や支援母体の大きさなどに左右されるという、運営の大変さや脆弱さなど課題も見えてきました。しかし、代表の下里さんの思いの熱さや交流会でお会いしたサポーターの方々の支援の輪を見ていると、それぞれの人間的な魅力が活動を支えているのだと実感しました。こうした繋がりを大切にするというアラジの活動の中で、「自分もこのようになりたい」と思えるような人々にたくさん出会えたのが一番の経験でした。

今後思い描いているキャリアを教えてください!

国際関係にマクロレベルで関われるような仕事をしたいと常々考えていましたが、アラジでのインターンを通じて、個人の支援が目に見える形で実を結ぶようなミクロレベルでの支援活動にも携わりたいという思いが芽生えました。大きな視点で見ると、組織間の繋がりに見えるようなものでも、実際は人と人との繋がりが終局的には最も重要であると思います。そのため、インターンの業務上でもそうでしたが、国や組織間、ひいては人と人を繋ぐ「橋渡し」の役割を担えるような人物になれるよう、積極的に国際協力にこれからも関与していこうと考えています。また、インターンを通じて学んだノウハウを活かして、自分や関わりのある物事に関して訴求力をもって伝えられ、人々を動かせるよう、人間的にも成長していきたいです。あとは、今回の活動を通じてもっと身近に感じたシエラレオネに行くことですね。

西村さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

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(投稿)インターン 川上花菜

(2022年9月12日)インターン卒業生インタビュー(魏思雨さん)

2022年9月12日

8月にアラジのインターンを卒業した魏さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

大学3年生の魏思雨です。2022年5月から3か月間、インターン生として活動していました。中国出身の留学生ということもあり、国際的視点で物事を考えることに興味を持っています。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

2年生の時、世界各地での児童教育をテーマにしたドキュメンタリーを観て、アフリカでの基礎教育に関心を持つようになりました。発展途上国での教育改善について自分が貢献できる方法を探し、非営利組織のインターンに応募しようと考えました。JANICのウェブサイトでシエラレオネだけを支援対象にしたアラジに惹かれました。アラジならではの男子中高生向けの性教育プログラムが印象深く、西アフリカに位置する特定の国について詳しく勉強する機会を逃してはいけないと強く感じました。

どんな業務に携わりましたか?

ちょうど5月にアラジでの活動を始めたので、リターン品製作や年次報告書の作成に携わることができました。感謝の気持ちを込めて、サポーターの皆さまへのメッセージを書き、強いコネクションを感じることができました。日常の業務としては、支援状況の把握と管理、現地スタッフとのやり取り、募金キャンペーンの実行、SNS広報といった一般業務に関わらせていただきました。特にシエラレオネ現地ニュースの記事作成に関与し、シエラレオネのことをもっと知ってもらえることができ、達成感を得ることができました。

インターンを通して学んだことは何ですか?

これまで西アフリカに対して、「極貧」というざっくりとした印象しかなかったのですが、現地スタッフとの交流や情報収集を通じて、シエラレオネへの理解がかなり深まりました。代表の下里さんが、サポーターの方たち全員の情報を覚えていることが印象深く、感心しました。このように一人ひとりのサポーターと強いコネクションを結ぶからこそ、アラジの継続寄付を長く続けていただけるのだと、NPO運営について学ぶことができました。

今後思い描いているキャリアを教えてください!

機会があれば、実際にアフリカに行って、現地の人たちの生活を知りたいです。国によって経済的、教育レベル的に大きなギャップがあるかもしれませんが、私の知識と経験を通じて、相互理解を促進し、このギャップをできるだけ埋めることができればと思います。一方、アフリカだけではなく、身近にある社会問題にも積極的に取り組みたいです。

魏さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

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(投稿)インターン 西村郁哉

(2022年9月5日)BOOKOFF「キモチと。」でアラジの掲載が始まりました。

2022年9月5日

その不用品、寄付して社会貢献してみませんか?

この度、NPO法人アラジは、BOOKOFFの寄付募集サービス『キモチと。』での支援受付を開始いたしました。

不要になった本などを寄付することで、シエラレオネにおける10代のシングルマザーの復学支援に貢献できます。

『キモチと。』とは

『キモチと。』とは、本などの不用品を寄付することで自分が応援したい活動や団体を支援することができる、BOOKOFFの寄付募集サービスです。

これまでの累計応援金額は3億5000万円以上にものぼり、福祉・災害協力・国際協力など多岐にわたる団体が支援先として登録されています。

「ボランティアは時間的に厳しい」、「支援活動に興味はあるけど、どこから始めればいいかわからない」

そんなあなたの気持ちを後押しするプロジェクトです。

アラジの活動

NPO法人アラジでは、これまで8年間にわたってシエラレオネ共和国での最貧困家庭の子どもたちへの教育支援を実施してきました。

小学校への定額給付支援・奨学金給付支援・10代のシングルマザー復学支援等を通じて、述べ1,554名の最貧困家庭の子どもたちに、公教育への復学機会・よりよい教育環境を提供してきました。

さらに「20,700名の子どもたちにアプローチする」ことをミッションに、「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」をビジョンに、現在も日々支援を広げております。

『キモチと。』で支援できるアラジの活動

今回私たちアラジが『キモチと。』との提携で募っているのは、10代のシングルマザーの復学支援のための活動資金です。

手に入らない避妊具、性教育の不足、性暴力、中絶の禁止などにより、約1.7割の10代の女の子がシングルマザーになることで、初等・中等教育の機会や、その後の夢への進路を失っており、シエラレオネにおける男女の教育格差は大きな社会問題になっています。

そこで私たちは、10代でシングルマザーになった女の子たちが、再び学校で学べるよう、奨学金給付支援を行っています。

いただいた支援金をもとに…

  • アラジの現地事務局にて、女性現地スタッフが60項目以上の家庭の経済状況等を把握するためのヒアリングを実施し、指定した20項目以上の条件にマッチングする女の子に対して、支援契約を行います。
  • 2か月に一度、現地事務局にて現金の定期給付(約4,400円)を行います。その際には、現地スタッフによる丁寧な経過観察が行われ、家庭の経済状況、学習状況、赤ちゃんと女の子の健康状態などの50項目以上の質問をもって、丁寧なモニタリングを実施します。

2022年は、約70名のシングルマザーの女の子に、復学機会の提供を目指し活動しています。

寄付募集中

今回の寄付募集では、1,000,000円を目標に、シングルマザーの復学支援のための皆さまの応援を受け付けております。

また、『キモチと。』では9月12日(月)より、3周年記念キャンペーンが始まります。

【キャンペーン内容】

  • 査定金額の10%分がブックオフより別途アラジに寄付される
  • 抽選で333名様に500円分のデジタルギフトのプレゼント
  • 開催期間:9月12日(月)~9月22日(木)

ぜひこの機会を機に、BOOKOFFに不用品を寄付して、アラジの活動を支援してみませんか?

少しの寄付が世界を変える大きな原動力となります。

皆さまのご支援、心よりお待ちしております。

支援はこちらから

(投稿) インターン 西村郁哉

(2022年6月8日)インターン卒業生インタビュー(鈴木知世さん)

2022年6月8日

6月にアラジのインターンを卒業した鈴木さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

大学3年次の鈴木知世です!2022年3月から約3か月間、日本事務局インターンとしてアラジに関わらせていただきました。国際教養学部に所属しており、複数の学問領域を横断しながら授業を履修していますが、特に興味をもっているのは、国際協力やコミュニティ開発、社会福祉といった分野です。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

フィリピンと関わる学生団体の運営を通して、組織の持続性と現地との関係性を資金面からも問うことが多かったため、アラジがこれまで継続的な資金集めの仕組みにより活動をつなげてきた背景や工夫を学びたいと思ったのが大きな理由です。また、「最貧国」「後発開発途上国」に区分される国や地域との協力の在り方を考えたとき、「シエラレオネ共和国」のフィールドと、そこで「教育支援」を行うという内容に、ある意味こだわりをもって活動されているアラジのなかに入ってみることで、新たな視点からの気付きを得られるのではないかと思い応募しました。

どんな業務に携わりましたか?

オンラインでの参加でしたが、定款変更といった法人として必要な事務作業から、イベントの準備・登壇まで、幅広い業務に関わることができました。特に印象深いのは、現地スタッフの方との1対1のミーティングを担当させていただいたことです。代表の下里さんがシエラレオネに渡航されている際には、自分がデザイン・作成に関わった横断幕や文書などが現地でも使われていることを実感でき、やりがいを感じました。受益者と月額支援者の管理、ホームページの記事作成、SNS広報、年次報告書の作成、アフリカ布雑貨製作・梱包、外部の講演会登壇など、多様な業務に携わらせていただきました!

インターンを通して学んだことは何ですか?

現地マネジメント業務として受益者の方のリスト作成や管理を行うなかで、当たり前のことかもしれませんが、「○○人をサポートしている」という人数の裏には、数字の大きさやデータだけでは測れない、一人ひとりの人生や暮らしぶり、家族や友人といった周囲との関係性があることを強く実感しました。その一方で、アラジの奨学金制度は受益者の方との契約を基にしっかりと管理されており、仕組みが整えられているからこそ継続的な支援が可能になり、本当に必要としている方へのアウトリーチも充実していくのだと思いました。

また、「寄付を基にした支援は持続可能なのか?」という問いを自分のなかで持っていたのですが、毎月応援してくださっているマンスリーサポーターの皆さまとアラジの関係性に触れるなかで、サポーターの方々と一緒になって活動を創りあげているような印象を受け、「絆」とも表せるような目には見えない繋がりを多数持っていることは、組織が困難に直面しても支えてくださる方がいるということであり、活動を持続していける力があると言えるのではないか、という視点から考えられるようになりました。

今後思い描いているキャリアを教えてください!

国際協力・開発の分野で働き、暴力・人権侵害・貧困に直面しているひとの生存を確かにすること、そして、社会構造のなかで取り残されがちな立場にあるひとの生きづらさを解消しエンパワーしていくことに取り組んでいきたいという気持ちが、アラジのインターンを通してより一層強くなりました。国際協力とどんな関わり方をしてきたいかについては、これまでもこれからも模索しながら流動し続けていくと思いますが、いまは特に、協力をする相手の視点や価値観を大事にするとともに、「シエラレオネ専門NGO」であるアラジのような個人・組織それぞれの強みや専門性が最大限に生かされるよう、各機関をつなげたり、あいだにはいって調整をしたりできる人材になりたいと考えています。また、日本が抱えている多くの課題も意識しながら他国・地域とつながることで、よりフラットな立場から、相互に気づきや学びをもたらし合えるような関係性での「国際協力」の在り方を構築していきたいです。

鈴木さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

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(投稿)インターン 榎原茉央

(2022年5月23日)インターン卒業生インタビュー(西田和奏さん)

2022年5月23日

5月にアラジのインターンを卒業した西田さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

こんにちは!

2022年2月から約3ヶ月間、日本事務局でインターンをさせていただきました、大学3年の西田和奏です。大学では社会科学部に所属しており、ゼミでは「国際関係論」を専攻して、学際的な視点から国際問題について勉強しています。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

中高生の頃、瀬谷ルミ子さんの講演や緒方貞子さんについての探求活動を通じ、開発途上国支援、特にアフリカでの国際協力に関心を持ちました。大学生になり、アラジのSNSを拝見し、活動内容や理念に興味を抱き微力ながらも関わりたいと思ったため、応募いたしました。

どんな業務に携わりましたか?

受益者と月額支援者の管理、ホームページの記事作成、SNS広報、年次報告書の作成、アフリカ布雑貨製作・梱包、外部の講演会登壇など、多様な業務に携わらせていただきました!

インターンを通して学んだことは何ですか?

NPOの活動は、多くの方々の温かいご支援・ご協力に支えられていることです。このように日頃から応援してくださる方々や、シエラレオネの受益者との向き合い方を見て、各活動がどのように作り上げられていくのかを学びました。

また、国際協力分野に関する経験、知識ともに不十分であり、不甲斐なさを実感できたのは、貴重な経験となりました!

思い描いている今後のキャリアについて教えてください!

国際協力分野での経験と知識を高めていくと共に、様々な支援形態がある中で自分が何を行っていていきたいかを定めていきたいです!

西田さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

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(投稿)スタッフ 宮川琳

(2022年3月30日)インターン卒業生インタビュー(浦杏寿さん)

2022年3月31日

3月にアラジのインターンを卒業した浦さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

こんにちは!
2022年2月から約2ヶ月間、短い期間ではありましたが事務局でインターンをさせていただきました、大学2年の浦杏寿と申します。

大学では「看護学」を学んでおり、国際的に活動できる助産師を目指して勉強しています!

アラジに応募したきっかけは何ですか?

小学生の頃に読んだ本がきっかけでアフリカに興味を持ち、中学生の時にアフリカで助産師として活動するという夢を持ったことがきっかけで国際協力に興味を持つようになりました。

Twitterでアラジの活動をみていて、取り組んでいるプログラムやファンドレイジングに興味を持ち、インターンへの応募を決めました。

どんな業務に携わりましたか?

10代のシングルマザー復学支援の業務管理やホームページの記事作成、SNSでの広報、年次報告書の作成など、幅広く様々な業務に携わらせていただきました!

インターンを通して学んだことは何ですか?

インターンを通して一番強く感じたことは、アラジの活動はたくさんの方々のご支援によって成り立っているということです。インターンとしてアラジの内部から関わる中で、本当に多くのサポーターさんやボランティアさんが活動に協力してくださっており、応援していただいている方一人一人とのより密接な関係性を築くことがいかに重要かということを学びました。

また、NPOの業務管理体制やファンドレイジングにおいて大切なことなど、インターンに参加しなければ経験することのできないことを経験し、学びを得ることができました。

思い描いている今後のキャリアについて教えてください!

将来は、アフリカで助産師として活動したいと考えています!

小学生からの夢である助産師として、大好きなアフリカの方々と関わりながら、より良い未来を創っていきたいです!

浦さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

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(投稿)スタッフ 下里 夢美

3分でわかるシエラレオネ紹介シリーズ「障がい者支援編」Vol.12

2022年3月14日

NPO法人アラジを日ごろ支えてくださっている皆様、誠にありがとうございます。私たちNPO法人アラジは、シエラレオネ共和国において、困難な立場に置かれている子どもや大人たちへ、様々な支援事業を日々実施しています。

今月も、支援者の皆様に、3分でわかるシエラレオネ紹介をお届けします。

1.シエラレオネでは約1割の人々が障がいを抱えています

シエラレオネでは、1.3%の人々が障がいを抱え、その67%は農村部で生活する人々です。

そのうち、身体的障がい者は55%、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚障がい者は33%、知的障がい者は8%、精神障がい者は4%です。

シエラレオネに障がいをもつ人々が多いのは、2002年に終結した内戦と深く関係しています。内戦中、RUF(革命統一戦線)による市民への暴力(四肢や耳などの切断)が横行し、約27,000人もの人々が身体的障がいを被ったと推定されています。

参考記事

2.障がい者に関する法令制定の背景

1991年に制定された『シエラレオネ憲法』の第27条では、初めて障がい者差別に関する保護について述べられました。

また、2006年に国連で採択された『障がい者権利条約』を2010年に批准し、2011年には『the Persons with Disability Act 』を制定しました。

この条約は、障がい者の人権及び基本的自由の権利を生まれながらにしてもつことを確保し、障がい者固有の尊厳の尊重を促進することを目的としています。

現在では、障がいのある人々が慈善事業や医療、社会的保護の対象としてではなく、自分たちの生活のために決定権を持つ対象として見るアプローチへと変化しています。

参考記事1)(参考記事2

3.障がいをもつ子どもへの教育支援

シエラレオネ全国の教育現場には、約48,000人の障がい児がおり(2019, Annual school sences)その内67%の障がい児が勉学の機会を完全に失っており、特に女児では2倍以上になります。

そのような状況の中、シエラレオネの教育現場では以下のような、障がい児支援の枠組みが掲げられています。

〈学校環境の整備〉

  • 学校施設のバリアフリー化や多目的トイレの設置
  • 手話や点字の導入
  • 障がいをもつ子どもへの教育訓練を受けた教師や障がい者教員の設置、及び増加

〈個人へのサポート〉

  • 個別学習計画の作成
  • 点字・手話の促進
  • 障害や能力の測定の定例化
  • 保護者ボランティアやクラスアシスタントの教育及び支援の実施

障がいをもつ子どもへの教育支援としては、以上のような枠組みが掲げられ、それらを実施して効果を測定することで包括的な教育向上を目指しています。

参考記事

いかがでしたでしょうか?

また、来月も、シエラレオネ3分紹介シリーズをお届けしていきます!

3分でわかるシエラレオネ紹介♪編集

下里夢美

花田優子

秋山みずき

髙橋美亜

栗田紗希

浦杏寿

アラジのサポーターになりませんか?

コロナ禍で世界の児童労働は増加傾向です。Child Labour: Global estimates 2020, trends and the road forwardによると、なにも対策しなければ、児童労働に従事する子どもの数は、2020年の1億6000万人から、2022年末には1億6890万人に増加する可能性があると言われています。

シエラレオネで8年間に渡り、教育支援活動を続けている私たちアラジは、今年4つのプログラムで、20,700名の子ども達への新たなアプローチを目指しています。アラジの仲間になっていただけませんか?サポーターの5つの特典も、ぜひご覧ください。

ご寄付はこちら

(投稿)インターン 浦杏寿

(2022年2月18日)インターン卒業生インタビュー(江原莉菜さん)

2022年2月18日

1月にアラジのインターンを卒業した江原さんにインタビューしました!

自己紹介をお願いします!

こんにちは!
2021年11月から3ヶ月間、事務局でインターンをさせていただいておりました、大学2年生の江原莉菜です。大学では国際関係の文化、政治などを学んでいます。

アラジに応募したきっかけは何ですか?

中高生の頃、「国際協力」に関心を持ち、大学での授業やセミナーを通して、アフリカでの支援に関わりたいと思うようになりました。そんな中、SNSでアラジの活動を見て、是非参加させていただきたいと感じ、応募いたしました。

どんな業務に携わりましたか?

男子中高生への性教育プログラム「ハズバンドスクール」に関する指示や教科書の確認、報告書作成などの業務、SNSでの広報、また現地スタッフとの研修など、さまざまな業務に携わらせていただきました!

インターンを通して学んだことは何ですか?

まず、アフリカ支援と言っても本当にさまざまな方法の支援、関わり方があると実感しました。

NPOの活動は多くの方々の暖かいご支援、ご協力の上で成り立っているものなので、いかに日頃から応援してくださる皆さんと関わっていくか、一つ一つの活動をどのように皆さんと作り上げていっているのか、学ぶことができたと思います。

まだまだ自分自身に足りていないことがたくさんあるということも強く感じたので、これから今回の経験を将来に活かせるよう精進したいです!

思い描いている今後のキャリアについて教えてください!

さまざまな支援の形がある中で、自分が関わっていきたい支援の形を探し、そしてそのために必要な多くの知識やスキルを磨きながら、自分なりに「国際協力」の仕事に貢献できるようになりたいと思っています!

江原さん、インタビューにお答えいただき、ありがとうございました!

インターン生・ボランティアさんを募集しています!!

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(投稿)スタッフ 宮川琳