Category "活動報告"

(2017年11月15日)洪水災害レポート#7 現地新聞に掲載されました!

2017年11月15日

シエラレオネ洪水災害レポート#7 現地新聞に掲載されました!

8月のフリータウンの洪水災害発生から 国際支援NGOあい との協働で、支援金募集や物資支援を行ってきましたが、なんと、その支援の様子が現地新聞に掲載されました!

11月6日付 THE EXCLUSIVE 2面

紙面全体 左側中央の From Japan To Sierra Leone… King-Kong To The Rescue という記事です。

日本語訳

【日本からシエラレオネへ~King-Kongが支援を実施】

先日シエラレオネで発生した洪水・土砂災害の被害者に対して、日本の支援を受けて活動しているシエラレオネの団体「King-Kong」は教材と現金の支給による支援を実施しました。
King Kongの代表のLamin Kargbo氏は、慈善団体として、被災した学齢期の子どもや孤児となった子どもたちの支援をしたいと考えていると話しました。またLamin氏は、日本のパートナーである首藤氏、支倉氏、下里氏に感謝の意を表しました。
King Kongは2年前の団体設立当初より、Soja TongやFree Townの中心部において開発事業を実施している他、11歳以下の才能あるサッカー選手の発掘及びサッカーリーグの運営を行っています。

 

まさか新聞記事になるとは思っていなかったので、びっくりしつつも非常にありがたいです。
(しれっと訳では直しましたが、私の名前「Tsune」が「Tunye」となってしまっています(笑)。ま、海外記事のあるあるということで。)

アラジでは、このようなスポットの災害支援に限らず、日本とシエラレオネの懸け橋になれるような事業を展開していきます!

支援金振込先

ひきつづき、銀行振込での支援を募集してます。

 
振り込み先
銀行名
ゆうちょ銀行
店番
〇一八(ゼロイチハチ)
口座番号
5675963
口座名
トクヒ)アラジドリームプロジェクト

お振込いただきましたら、お手数ですが
1.送金日
2.金額
3.振込名義
を添え、件名に「シエラレオネ災害支援金」と記載して、こちら(info@alazi.org)までメールをお送りください。

みなさまのあたたかいご支援お待ちしております。

(文責)支倉常明

Alazi Dream Project シエラレオネ災害復興支援チーム
代表理事長:下里 夢美
  理 事:鈴木香緒理
  理 事:支倉 常明

(2017年9月26日)洪水災害レポート#5 被災者の不満

2017年9月26日

シエラレオネ洪水災害レポート#5 被災者の不満

9月16日付で、アルジャジーラの記者がシエラレオネ・フリータウンの孤児院がいっぱいになっているという状況をレポートしていました。NPO法人アラジとしても、孤児の継続的な支援ができないか検討を進めています。

ニュース:孤児院の状況

現地より:コレラワクチンの接種が開始も、被災者からは不満の声

前回、コレラの予防接種開始というニュースを紹介しましたが、先週からスタートしたとの報告が入りました。各エリアの保健所スタッフが各家庭を訪問したようで、現地のレポートに協力いただいている現地パートナー:FC King Kongのスタッフ家庭でも、子どもだけでなく大人もワクチン接種をする事ができました。一方、被災地では、あちこちで不満が出てきています。

基本的に物資をもらうためには登録をしなければいけないのですが、その登録が統一されておらず、各援助機関がそれぞれ行うので、不定期に行なわれる登録のその場にいなければ登録さえ出来ず、物資はもらえません。新しい生活のために友人や親戚に会いにいったり、職探しをしたりしているのですが、そうしてキャンプを離れている間に登録をしに来たりするので、物資をもらえない被災者がでてきています。また、そもそも登録に来てくれないエリアもあるようです。

登録されていても、チーフや受け取り代表者が登録者につい知らなければ「お前誰だ、このエリアの人間じゃないだろう」と言われ、物資を配ってくれないなどの状況も起きているようです。

結果、バランスがまったく取れておらず、ある人はマットレスを3つもらい、ある人は一人ももらえない、という状況になっていて、この不公平さに対して、かなりの被災者たちが不満を持っています。ただ、こればかりは本当にどうしようもないので、各援助機関も歯がゆい思いをしているのではと思うのですが…。配布先を決めるのは、ONSという機関なのですが、そこがうまく物資をさばくことができていないようです。

子どもも含めてひとり50キロのお米が渡っているはずなのに、朝から何も食べられていない人がいる状況です。大規模災害がおきると、どこでも同じような課題は起こるので、日本の災害対策ノウハウが伝えられる日がくるとよいのですが。

第一弾送金完了:次週、物資支援予定です。

NPO法人アラジとしてお預かりした支援金、国際支援NGOあいで集めていた支援金、あわせて約2千万リオン(30万円ほど)の現地送金が完了しています。今週、必要な物資などを確認していますので、次週には具体的に支援を開始する予定です。

フレンドファンディング polca でのご支援もありがとうございました

シエラレオネ復興支援チームの支倉が個人的に始めた polca企画 では、全49口=14,700円もの支援をいただきました。こちらも全額、NPO法人アラジ経由で現地へ送金させていただきます。ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。

 

支援金振込先

ひきつづき、銀行振込での支援を募集してます。

振り込み先
銀行名
ゆうちょ銀行
店番
〇一八(ゼロイチハチ)
口座番号
5675963
口座名
トクヒ)アラジドリームプロジェクト

お振込いただきましたら、お手数ですが
1.送金日
2.金額
3.振込名義
を添え、件名に「シエラレオネ災害支援金」と記載して、こちら(info@alazi.org)までメールをお送りください。

みなさまのあたたかいご支援お待ちしております。

また随時レポートを更新いたします。

(文責)支倉常明

Alazi Dream Project シエラレオネ災害復興支援チーム
代表理事長:下里 夢美
  理 事:鈴木香緒理
  理 事:支倉 常明

(2017年9月7日)洪水災害レポート#4 支援の方向性

2017年9月7日

シエラレオネ洪水災害レポート#4 支援の方向性

前々回のレポート「洪水災害レポート#2 被災者の声」では、シエラレオネ洪水災害について、現地スタッフが直接「被災者の声」を紹介してきました。今回は、最新のニュースからご紹介します。

シエラレオネの土砂災害被災地で、コレラの予防接種開始を発表

 


妹を抱きしめる男の子。(2017年6月3日撮影) © UNICEF_UN072231_Phelps

シエラレオネの土砂災害被災地で、コレラの予防接種開始を発表【プレスリリース】

災害発生直後から、現地ではコレラの感染拡大が懸念されておりましたが、シエラレオネ保健衛生省が、50万人を対象に、人々の命を守るコレラの予防接種を数週間以内に開始すると発表しました。災害発生から3週間でのこの対応が早いのか遅いのか分かりませんが、ひとまず1つの安心材料にはなったかと思います。

一方で、一般的には避難生活が長引くと疲れやストレスなどもたまってくる頃なので、シエラレオネの人々の明るい性格で乗り切ってくれるとよいのですが…

現地の声

今回は、現地パートナー:FC King Kongのスタッフが実際に被災者にインタビューした声を届けてまいります。

被災者のとある女性の声

ちょうど災害が起きたときに教会にお祈りに行っていて、結果、19人家族のうち彼女一人だけが生き残ることになりました。現在キャンプではなく友人宅で過ごしているので、政府からはなにも受け取っていません。涙を時々ぬぐいながら、その時の状況を語ってくれました。

被災者キャンプのチェアマン

あちこちにたくさん設置されているキャンプの一か所(と言っても、未完成の大きな建物に、風が入らないようにビニールシートでカバーしているようなところ)に訪れ、エリアのチーフのチェアマンと話をすることができました。いま一番必要なのは、マットレスでも食べ物でもなく「新学期が始まる子供たちのための文房具」とのことでした。彼らいわく、被災した子供たちの30%が孤児となっているとのことです。

孤児になった子供たちをこれから誰がどういうふうに面倒見ていくのか、そのあてはあるのかと聞くと、彼は「チーフの務めの一つだから」と、できるかぎりチーフが面倒を見ていきたいとのことでした。

今後の支援の方向性

現地の声もふまえ、先日の第3回ソーシャルドリームコンテスト会場や振込でお預かりした支援金について、次回は子どもたちが学校に通うための文房具の購入にあてる予定です。

なお、現地の状況は刻々と変わっており、今回話をしたチーフとチェアマンたちと連絡をとりながら、実際の支援物資は決めさせていただきます。支援を実施した際は、またこちらのレポートにて随時報告いたします。

また、まだ決定段階ではありませんが、今後、今回の災害で孤児となった子どもたちが大人になるまで、継続的にサポートしていくような体制がとれないか検討・協議しています。

今回の支援金募集は、あくまでも直近の災害復興という位置づけで始めており、いったん締め切ることになる予定ではありますが、なんとか1人でも多くの孤児を救う仕組みを作りたいと考えています。

支援金振込先

ひきつづき、銀行振込での支援を募集してます。

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ゆうちょ銀行
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口座番号
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トクヒ)アラジドリームプロジェクト

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を添え、件名に「シエラレオネ災害支援金」と記載して、こちら(info@alazi.org)までメールをお送りください。

みなさまのあたたかいご支援お待ちしております。

また随時レポートを更新いたします。

(文責)支倉常明

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(2017年9月4日)洪水災害レポート#3 ドリコン募金箱の報告

2017年9月4日

シエラレオネ洪水災害レポート#3 ドリコン募金箱の報告

先週末、NPO法人アラジ主催「第3回 ソーシャル・ドリーム・コンテスト」を開催し、本災害の状況と募金のお願いについて、鈴木理事より皆様へご紹介させていただきました。

募金のお礼とご報告

会場で設置させていただいた募金箱では、21,398円もの募金が集まりました。みなさまのあたたかいご支援、大変感謝いたします。さっそく、銀行振込で募金いただいたお金とあわせて現地送金し、大切に使用させていただきます。

支援金振込先

ひきつづき、銀行振込での支援も募集してます。

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店番
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トクヒ)アラジドリームプロジェクト

お振込いただきましたら、お手数ですが
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を添え、件名に「シエラレオネ災害支援金」と記載して、こちら(info@alazi.org)までメールをお送りください。

みなさまのあたたかいご支援お待ちしております。

現地の様子:360度カメラ映像

ちょうど昨晩、現地の様子を360度カメラで撮影した映像が、Al JazeeraのFacebookページで公開されていましたので紹介します。土砂崩れの現場、被害をうけた家、避難所の様子などが映し出されています。スマートフォンの場合は、いろいろな方向に向けながら、PCの場合は、動画をドラッグしながらご覧ください。

現地とは、やりとりを続けていますので、また随時レポートを更新いたします。

(文責)支倉常明

Alazi Dream Project シエラレオネ災害復興支援チーム
代表理事長:下里 夢美
  理 事:鈴木香緒理
  理 事:支倉 常明

(2017年8月28日)洪水災害レポート#1 被害状況と支援物資

2017年8月28日

洪水災害レポート#1 被害状況と支援物資

先日、緊急支援金募集を開始したシエラレオネ洪水災害支援について、現地から刻々と情報をいただいています。随時お伝えしていきます。

被害状況について

災害発生直後は、いろいろ情報が錯綜していましたが、少しずつ整理されてきました。

  • 死者-500名
  • 行方不明者-600名
  • 避難民-5,000名
  • 崩壊家屋-1,100戸

シエラレオネは、総人口が700万人の国ですので、被害のインパクトはかなり大きいようです。

支援物資について

いま、被災地近くの学校を避難所として利用していますが、9月からは学校が始まって退去しなければならないため、テントの優先度が高いようです。テントは、一般人の我々のチームでは手に入るものではなく、以下のようなものが支援物資として求められています。

  • 米1バッグ(50キロ Le220,000 ≒ 3,150円
  • 衣服1枚 Le3,000~5,000 ≒ 50~80円
  • 食用オイル20リットル Le185.000 ≒ 2,700円
  • 毛布 Le50,000 ≒ 720円
  • マットレス3人用 Le250,000 ≒ 3,600円
  • 洗濯用洗剤ー家族一週間分 Le6,000 ≒ 90円

日本の物価からすると、特に衣類などは驚くほど安いかと思います。少しの金額で、いま避難生活をしている人たちへ支援を届けることができます。

必要とされるものは刻々と変わり、また、国連やユニセフなど大規模な支援をしている団体もありますので、我々は小さなチームとして、手の届かないところを支援していく予定です。

現地写真

地滑りですっぽりと抜けた山の一部

かなり多くの家が、トタン板の家ではなく、しっかりとした大きなセメントハウスだったようです。残っている家の住居者も避難しています。


この写真で右端の方に大きな岩が見えると思いますが、これ、写真で見る以上に巨大な岩で、地滑りによって、巨大な岩が民家を直撃して破壊していったようでうす。


上ふたつの写真では地滑りの土がどの長さまで流れて行ったかが分からないのですが、これが山の中腹部当たりから撮影した風景です。この写真の真ん中の方にかすかに水の流れが見えると思いますが、そこに向かってすべてが崩れ落ちていったようです。

引きつづきご支援を募集しております

振り込み先
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5675963
口座名
トクヒ)アラジドリームプロジェクト

お振込いただきましたら、お手数ですが
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を添え、件名に「シエラレオネ災害支援金」と記載して、こちら(info@alazi.org)までメールをお送りください。

(文責)支倉常明

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(2017年8月17日)【緊急】シエラレオネ洪水地滑り被災者への支援金募集

2017年8月17日

【緊急】シエラレオネ洪水地滑り被災者への支援金募集

日本のテレビやニュースサイトでも報道されましたが、NPO法人アラジで支援しているシエラレオネ共和国の首都フリータウンで、8月14日の早朝、大雨が降り、洪水・地滑りが発生しました。首都フリータウンは、つい数か月前に代表の下里が訪問していた場所であり、NPO法人アラジで支援している各種活動の拠点でもあります。

2017年8月19日時点のCNNニュースの報道によると、犠牲者の数は467人となっていますが、いま現在、現地からの情報では死者は600人を超えているとのことです。

被災したかなり多くの家が、トタン板の家ではなく、しっかりとした大きなセメントハウスであったようです。残っている家の住居者も現在避難中とのことです。被害者の3分の1が子どもで、約100名が災害孤児となりました。現在も土砂崩れの被害にあったリージェント通り周辺では、被災者の生き埋めの状態が続いているとのことです。

この災害による被災者を支援するため、NPO法人アラジでは、緊急支援金を募集することとしました。

支援内容と支援が届くまで

今回、すでに現地で支援をはじめている「国際支援NGOあい」と共同で支援を進めてまいります。※国際支援NGOあいによる記事(2017.08.20 シエラレオネ洪水地滑りによる被災者への支援募集)をぜひ、ご一読ください。

NPO法人アラジでも現地パートナー団体: FC King Kong のメンバーが、災害発生直後から被災者がいるシェルターへ何度も足を運び、直接「いま必要としているもの」を調査し物資を購入、直接または現地のテレビ局・AYV経由で物資支援しています。

【主な支援予定物資】

  1. テント
  2. 食用オイル
  3. 衣服
  4. 医薬品
  5. ソーラーランタン
  6. 毛布
  7. マットレス

今回の募集でいただいた支援金については、日本の窓口である「国際支援NGOあい」を通して、現地パートナー団体:FC King Kong に送金させていただき、FC King Kong がそのとき必要な物資に変えて、被災者に届けるという形をとらせていただきます。

現地で、がんばって活動してくれている仲間がいますので、日本からできることは、お金の支援と考えています。

支援金振込先

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1.送金日
2.金額
3.振込名義
を添え、件名に「シエラレオネ災害支援金」と記載して、こちら(info@alazi.org)までメールをお送りください。

いただいた支援金は、迅速に現地をサポートするために、1週間ごとに国際支援NGOあいを通じて現地に送金させていただく予定です。

支援いただいたお金の使途と、現地の状況については、随時ここで報告させていただく予定です。

(文責)支倉常明

Alazi Dream Project シエラレオネ災害復興支援チーム
代表理事長:下里 夢美
  理 事:鈴木香緒理
  理 事:支倉 常明