Category "活動報告"

(2019年11月16日)11月16日(土)現地スタッフSiaを交えた活動報告&新プロジェクト説明会を行いました

2019年11月16日

11月16日現地スタッフSiaを交えた活動報告&新プロジェクト説明会を行いました!

11月16日(土)に、東京神楽坂にて、現地スタッフのHarilyn Sia Brimaを交えた活動報告会を開催しました。

当日は25名の参加者が集まり、日ごろ皆さんのご支援で行ってきた活動の成果発表や、農村部における新プロジェクトの活動計画をお話しさせていただきました。

スライド発表のあとは、現地スタッフSiaがつくったシエラレオネのローカルフードのキャッサバリーフをいただきました!容赦なく辛口で、皆さん、辛い辛いといって、食べていました。(下里はこのキャッサバリーフが大好きです!)

当日は、2名のシエラレオネの留学生も、インターネットでイベントについて知り、参加してくださいました。スタッフのSiaも彼らとクリオ語で話しとてもうれしそうでしたし、2名の参加者さんも、キャッサバリーフはとても懐かしかったようです。

「シエラレオネのためにありがとう」と言われたときは、とても感動してしまいました。

今後も、新プロジェクトについての説明会は、個別で1対1活動報告会で行っております。ご興味のある方はぜひご連絡ください。

活動報告会にご参加いただいた皆様、日ごろ活動を応援していただいている皆様、改めまして、本当にありがとうございます。

(投稿:下里夢美)

(2019年11月14日)シエラレオネの現地スタッフシアが11月6日~19日の間、来日しています!

2019年11月14日

シエラレオネの現地スタッフシアが11月6日~19日の間来日しています!

2019年11月6日~11月19日のスケジュールで、現在シエラレオネでNPO法人アラジのほぼすべての現地事業を執り行っている現地スタッフのHarilyn Sia Brima(ハリン・シア・ブライマ)が来日しています。

2019年5月に事務局長の支倉が現地渡航した際に、契約にいたった彼女ですが、継続的にリモートワークをこなし、2020年から本格始動予定の農村部での貧困改善のための新規プロジェクトにおける準備のため、2週間に1回のペースで村訪問を行ってもらっておりました。今回の渡航では、代表下里との顔合わせと、農村部での新規プロジェクトのための最終調整を行っています。また、日ごろの業務の労いも込めて、東京観光も楽しんでもらおうと計画しています。

【渡航費のご報告】

今回の渡航は、日本人駐在員を置かず、シエラレオネ人の現地スタッフが主体的に自国のために行動し、プロジェクトにいたるということをとても大切にしている私たちにとっては、欠かせないものとなっています。そのため、今回の渡航費を活動経費から捻出させていただきました。

  • ビザ申請書類作成:行政書士(43,200円)
  • シエラレオネ原本書類送付×2(9,520円)
  • シエラレオネ⇔ガーナ:航空券代(65,804円)
  •  ガーナ3泊4日:滞在費・ビザ代金(約15,000円Le→$→Cedi→¥未精算)
  • シエラレオネ⇔日本:航空券代(143,631円)

総額約:277,155万円

シエラレオネには日本大使館がなく、シエラレオネ人が日本に渡航することは膨大な書類作成が必要で大変に困難でした。ビザ申請人のシア自身が、招待人(事務局長:支倉)の原本書類をもって、ガーナの日本大使館まで渡航する必要があったため、金額がかさんでおります。また、シエラレオネ人を日本に短期で呼ぶケースはあまり例がなく、書類作成の一部を専門の行政書士におまかせしました。

【滞在費をPolcaで集めています】

今回の彼女の渡航には、約28万円の費用がかかっておりますが、滞在費・観光費の部分をサポーターの皆さんから募っています。これまでに、45名の方から66,500円のご支援をいただきました。本当にありがとうございます!

500円のご支援で、現地スタッフシアの滞在活動報告を毎日お送りするTwitterグループへのご招待、3,000円以上のご支援で、シアと代表下里と個別面談できるリターンをおつけしています。こちらは、あと12月初旬までご支援を募集しておりますので、応援していただける方はぜひお願いいたします。

Polcaのご支援はこちらより

【滞在中のスケジュール】

  • 11月6日(水)成田到着(入国)
  • 11月7日(木)東京事務所訪問・現状業務の確認
  • 11月8日(金)水族館観光→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月9日(土)サポーターの皆さんと遊園地・会食→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月10日(日)日曜礼拝→定期理事会の開催・お寿司屋さんで懇親会
  • 11月11日(月)打ち合わせ→サポーターさんとスカイツリー→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月12日(火)上野動物園観光→新規プロジェクト打ち合わせ
  • 11月13日(水)サポーターの皆さんと会食→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月14日(木)新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月15日(金)サポーターの皆さんと会食→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月16日(土)活動報告会&新プロジェクト説明会
  • 11月17日(日)横浜観光→新プロジェクト打ち合わせ
  • 11月18日(月)孤児支援プロジェクト打ち合わせ
  • 11月19日(火)成田にて出発(帰国)

 

皆様からのご支援で、以上の滞在日程を予定しております。

はじめての日本のお寺を満喫するシア

はじめてのお箸に挑戦中!

サポーターの皆さんと遊園地へ!

 

 

この度は、たくさんのご支援いただきありがとうございます。

彼女の滞在が今後の活動にとっていいものとなるように19日までに打ち合わせを重ねてまいります。

 

(投稿)下里夢美

(2019年10月19日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

2019年10月20日

(2019 年 10 月 19 日)災害孤児支援活動レポート#10 里親サポーターのご紹介-9 月活動報告

こんにちは、代表理事の下里です。

前回の活動報告記事(2019 年 5 月 18 日)災害孤児支援活動レポート#10 9 月活動報告-里親サポーターのご紹介

前回の活動レポートから期間が空いてしまいましたが、2018 年 1 月より行っている当災害孤児支援は継続 1 年 10 か月が過ぎ、サポートを届けているどの子もみんなとても元気にやっています。

今回の活動報告では、実際に当プロジェクトにおいて里親サポーターを続けてくださったいる支援者のお一人から、応援メッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます!

災害孤児支援とは?

2017 年 8 月の洪水による土砂災害でシエラレオネの首都フリータウンにおいて、1,000名以上が亡くなりました。今回被災し生き残った 10 名の両親を失った災害孤児に対して、継続して学校に通い続けるための学資奨学金(医療費含む)を毎月里親宅への家庭訪問を通して届けるのが、当プロジェクトです。

里親サポーターとは?

日本の支援者の皆様に、毎月 3,000 円のご支援をいただき(クレジットカードにてマンスリー決済)1 名の災害孤児の里親になっていただきます。毎月、支援を届けている 1 名の子どもの様子をお写真とともにお送りさせていただいています。また年に 1 度、お手紙の交換ができます。年末には、NPO 法人アラジより特製カレンダー、年度末には年次活動報告書と、シエラレオネでつくったアフリカ布商品をお送りしています。また、各活動報告イベントには、サポーター割引価格でご参加可能です。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

里親サポーターのご紹介!

今回は、毎月サポートを届けている、アイサタ(6 歳)とサヨ(7 歳)の 2 名の里親サポーターになっていただいている、吉成優子さんを紹介させていただきます!

 

里親サポーター:吉成優子さん
グローバルフェスタアラジブースにて
なんと 2 日間とも店頭にてお手伝いいただきました!
(後ろで何かやっているのは私下里と事務局長の支倉です。笑)

アイサタ

小学校入学おめでとう!!
友達をたくさん作って、楽しい学校生活を送ってくださいね。
そして、勉強も頑張ってください。英語でお手紙書いてくれるの楽しみに待ってます。

サヨ

元気ですか?こないだ、熱を出したと聞いて、心配しています。早く元気になってください
ね。そして、おばあちゃんを大事にして、親戚や近所の人と仲良く暮らしてください。
学校では、何の勉強が楽しいですか?今度、教えてくださいね。

 

 

2 人とも写真を一人で撮る!となるとちょっと表情が硬いのですが、お手紙に興味津々で、特に吉成さんの写真に見入って楽しそうにお話ししていたそうです。

今回は二人から、お手紙の返事ももらいました。小学校に上がったばかりなので、難しいのではないかと思っていたのですが、思った以上にすらすらと、アルファベットをきっちりと書けていたそうです。

お手紙の返事を書くアイサタ

お手紙の返事を書くサヨ

 

 

こうして毎月支援している孤児の様子をお送りしているのですが、彼らが勉学を続ける限
り継続する当プロジェクトでは、子どもたちの成長をずっと見守ることができ、よりご支援
の実感をいただける支援活動になっているかと思います!

吉成さん、改めていつもご支援いただき、本当にありがとうございます!

あと 4 名の里親サポーターを募集しています!

写真右は災害孤児となったイェーリ―
結局 18 名の家族は土砂の中みつからないままとなりました。
現地パートナースタッフ(中)が里親(左)に
ヒアリングを行っている様子です。

 

月 3,000 円で孤児 1 名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は 10 名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターやマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

月 3,000 円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

月 1,000 円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

 

投稿:下里夢美

(2019年10月1日)9月28日・29日にグローバスフェスタに出店しました!

2019年10月2日

9月28日・29日にグローバスフェスタに出店しました!

こんにちは、代表理事の下里夢美です。

9月28日(土)・29日(日)と、お台場プロムナード広場にて行われた、グローバルフェスタ2019に2日間出店させていただきました!

1日目にお手伝いいただいた皆様!

日ごろサポーターとして、アラジの活動を支えてくださる皆さんです。

2日間とも、お手伝いいただいた、片山さん・吉成さん、長い時間本当にありがとうございました!

うちの息子も、看板息子として、店頭で活躍しました!笑

また、お手伝いいただいたスタッフの皆さんも、お友達をたくさん呼んでいただき大感謝です。

当日は大人から、お子様まで、たくさんの方がブースにお見えになりました!

大人気のアフリカンピアス・レジンピアス各種は、15点以上販売することができました!

大人気の名刺入れは、今後もアラジの目玉商品になりそうです!

 

 

2日間で【61,600円】を売り上げることができました!

 

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます!

売上げは、シエラレネでの各支援事業に、大切に役立たせていただきます。

 

 

(投稿)下里夢美

(2019年7月15日)シエラレオネをデザインした着物が完成!イマジンワールドKIMONO PROJECTに協力させていただきました!

2019年7月15日

シエラレオネをデザインした着物が完成!イマジンワールドKIMONO PROJECTに協力させていただきました!

一般社団法人イマジンワールド主催のIMAGINE ONE WORLD KIMONO PROJECTにおいて、NPO法人アラジが、シエラレオネの着物のデザインの協力をさせていただきました。

KIMONO PROJECTとは?

2014年にスタートいたしましたKIMONOプロジェクトは、2020年を目指し、各国の文化・歴史・自然をテーマに描いた206か国(国・地域)オリジナルKIMONO(振袖・帯)を、日本を代表する着物作家の方々と共に全国で制作を進めています。
各国をイメージしたKIMONOを着たモデルたちが手を繋ぎ「世界はきっと、ひとつになれる」ことを発信していく所存です。

シエラレオネの魅力がつまったとても素敵なデザインですね。

「内戦が終わり、明るい未来が待ち受けていると願って制作しました」
と、何度もやりとりいただいた、東京都伝統工芸士、手描友禅作家、佐藤洋宜さん。
“貧困”というイメージだけではなく、シエラレオネの明るい姿が、日本に広まっていけばいいなと感じています。

イマジンワールドの関係者の皆様、ありがとうございました。

KIMONO PROJECTついてはこちらよりご覧になれます

IMAGINE ONE WORLD KIMONO PROJECT
~世界はきっと、一つになれる~

(投稿)下里夢美

(2019年6月25日)災害孤児支援活動レポート#9 5月事務局長の支倉が家庭訪問に同行しました

2019年6月25日

(2019年5月18日)災害孤児支援活動レポート#9 4月活動報告-5月事務局長の支倉が家庭訪問に同行しました

こんにちは、事務局長の支倉です。

前回の活動報告記事(2019年2月2日)災害孤児支援活動レポート#8 1月活動報告-試験的に家計簿指導がはじまりました

2019年4月30日~5月18日、アラジとして7度目の現地活動を行いました。今回は、2019年4月分の里親宅家庭訪問(5月5日(日))を行った支倉より、活動報告をさせていただきます。

今回は、私が実際に家庭訪問した際の孤児たちの様子や、家計簿指導の様子などについて報告していきます。

街の様子

5月5日(日)ケケで里親宅まで訪問します。

現在は現地パートナー団体の車が使えないため、ケケと乗り合いバスで移動しています。
(シエラレオネでは、三輪バイクタクシーをケケと言います!)

街の様子はこんな感じです。

山肌に家が建ち並ぶのが見えます。どこの地域でも2017年に起こった土砂災害が再び発生しないといいのですが…。

アミナタ(4歳)の家庭訪問

今年1月にお腹が腫れ、腹水が心配だったアミナタですが、無事に病院へ行くことができました。先月保育園の運動会も終わり、元気にやっているようです。日本のサポーターさんからお手紙をもらい、一生懸命返事を書いてくれました。

マルチダ(10歳)の家庭訪問

今回、日本では子どもの日!ということで、大阪在住のサポーターさんが、風船とシールのプレゼントを送ってくださいました。10名の子どもたちへ、平等に渡すことができました。写真は、10歳になったマルチダです。

1年前はまったく笑顔をみせてくれませんでしたが、今ではこんなに笑顔いっぱいになりました!

マルチダの里親宅で、今年からはじまった家計簿指導の様子です。

そもそも書き方を理解してくれていない問題もありますが、2月で更新が止まってしまっています。残額の計算などは良いので、買ったものとその値段だけでも書くよう再度お願いをしてきました。

イェーリ―(15歳)とセイラ(3歳)姉妹の家庭訪問

彼女らはクリスチャンで、日曜の礼拝帰りだったので、お揃いのきれいな服をきていました。シエラレオネの人は、クリスチャンは教会に行くとき、ムスリムはモスクに行くときに正装としてアフリカ布で仕立てたドレスを着ます。

こちらも、1月から更新されておらず、再度記入のお願いをしてきました。

アーリー(8歳)モハメド(6歳)・アイサタ(6歳)マリアツ(4歳)里親訪問

アーリー、モハメド、アイサタ、マリアツは、現在もなお土砂災害の起こった地域の里親宅にて生活しています。彼らの里親訪問は、毎回4人一緒に行っています。

日本のサポーターさんからいただいた手紙に返事を書く、アーリー。

アブライ(14歳)・アダマ(5歳)

土砂災害で両親を亡くしたアブライとアダマはいとこ同士です。アブライのいとこ、アダマの姉にあたるフランシスが里親になっています。アブライはこの2年ですっかり逞しく成長しました。アブライは、この訪問の翌週にある卒業試験のための合宿に行って勉強を頑張っているとのことでした。

1年ぶりの再会でしたが、みんな元気に、大きな問題はなく学校へ通えているようで安心しました。

顔の見える支援を続けたい

少しでも多くの子どもたちが、「不慮の事故や災害で中退せずに学び続けられるように」サポートを続けます。

世界的にみても雨季の降水量の多いシエラレオネの首都フリータウン。2017年に大規模な土砂災害が発生し1,000人あまりが犠牲になりました。時たま「人災」だったと言われるこの大洪水。森林伐採やコンクリートにするための石採掘などで地盤が緩いところに、人口増加により安価な家を建設する人々が増え、さらに水路がゴミで埋まって水が流れにくくなり、並行してコレラの蔓延も懸念される。原因の何をとっても途上国ならではの問題のように思えます。

NPO法人アラジとして、2017年8月の災害発生時には80名の災害孤児に対して約30万円の教材支援を届け、さらに私たちの現地オフィスの近くの里親宅に対して10名に限定して、毎月の家庭訪問を通して継続的に教育費と医療費を届ける支援活動を行っています。

引きつづき里親サポーターを募集しています。

月3,000円で孤児1名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は10名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

→月3,000円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

→月1,000円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

投稿:支倉常明

(2019年6月24日)新現地スタッフ:シア・ブリマのご紹介

2019年6月24日

新現地スタッフ:シア・ブリマのご紹介

シア・ブリマ(Sia Brima)

2019年5月から新しく、現地シエラレオネのスタッフとして仲間に加わったマネージャーのシア・ブリマを紹介します。大学を卒業したばかりの彼女は、インターネット経由で採用申込をし、5月に面談を経て正式に雇用契約にいたりました。

現在は、農村部小学校支援・農村部新プロジェクト立案と、ゲストハウス運営などの事業のマネジメントを担当しています。

上記写真は、2019年5月に農村部ンボロ村とマケレ村にて基礎調査を実施した時の様子です。女性住民へのインタビュー時には彼女が大活躍してくれました。

彼女は、週に一度、NPO法人アラジが、プロジェクトを行うンボロ村とマケレ村に訪問し、地域住民との信頼関係を構築しています。また、月に2回の日本人スタッフへのクリオ語レッスンや、月に2度のシエラレオネニュースのピックアップ、現地情報レポートなどをまとめ、情報共有を円滑に進めてくれています。

新たな頼れるスタッフが仲間に加わり、ますます現地活動がスムーズに進行するようになりました。今後も、さらに活動を進展させられるよう、尽力してまいります。

投稿:下里夢美

(2019年5月4日)テーラーインタビューを行いました!アフリカ布服開発・販売事業の進捗

2019年5月4日

2017年12月上旬にシエラレオネ共和国の首都・フリータウンのフォートストリートで起こった大規模な火災。NPO法人アラジが活動する地域の一帯が巻き込まれ、多くの住民が家を失いました。

下里がはじめての渡航当初からアフリカ布に魅了され、オーダーメイドでドレスを制作してもらっていらテーラーショップが軒を連ねるエリアが、まさにフォートストリートで、多くのテーラーが財産全てを失いました。

そこで、2017年より5店舗のテーラーショップのオーナーと弟子を含む15名と一緒に、アフリカンプリントの布を使用した日本でも販売できる商品の開発と研修プログラムをはじめ、テーラー生活向上プロジェクトを行ってきました。(クラウドファンディングでご支援いただいた皆さまありがとうございました)

今回の活動報告は、2018年下半期12月に渡航したスタッフの瀬谷より、テーラーショップのオーナー、スフィアンと弟子メアリーの2名のインタビューと活動報告をまとめたものです。ぜひご覧下さい。

テーラースフィアンのインタビュー

写真右がスフィアン(Suffian)

左が弟子のメアリー(Mary)

●スフィアンさんについて教えて下さい

テーラー歴は15年だよ。4年前に以前いたところに教会を建てることになって今の場所に移動してきたんだ。奥さんと娘3人(中学3年生、小6、小4)がいて、つい最近は8カ月の息子モハメドが産まれたよ。女の子だったらYumeってつける予定だったんだけどね。

●テーラーショップは順調ですか?

収入は月によってばらつきがあるから何とも言えないけど…。クリスマスシーズンは仕事もたくさん来るからもう少したくさん稼げるけど、1~2月は一気に仕事が減って半額くらい売り上げが下がってしまうんだ。

●生活に一番お金がかかることは何?

子供の教育費だね。長女がハイスクールに通っていて下二人も小学校に通っているから結構大変だよ。

●火災の時はどんな状況でしたか?また政府の対応は?

ちょうど三年前だね。当時は本当に大変だったよ。火事の最中は火が広がらないようにみんなで壁を立てて抑えたりしたね。結局全部燃えちゃったけど。

政府によって火事から6か月間(6か月後の一定期間?)医療費が無料になったけど、それ以外の援助は全くなかったよ。決して十分な支援ではなかったね。地域のコミュニティの人たちと協力し合って家を再建したんだ。

●弟子を雇った感想は?

教えるのは楽ではないけど、来てくれてうれしかったね。メアリーもプリンセスも今はまだ洋服は作れないけど、いつかは自分たちで作っていけるように指導していかないとね。

●アラジ(代表下里)と一緒に商品開発するようになった後の生活の変化について教えてください

もちろんこれまで以上に稼げるようになってハッピーだよ。Yumeが来る前は家計が厳しくて子供の給食費も十分に出せなかったんだ。Yumeのおかげで今は子供たちの給食費にも前よりお金をかけられるようになったよ、本当にありがとう。

●スフィアンさんの将来の夢は?

もっとたくさんの服やドレスを作っていきたいな。まだ今の収入にも満足はしてないからね。子供の成長のためにもっと稼ぎたいんだ。きちんと教育させて子供が大人になった時にしっかり稼げるようにね。そしたら家も助かるし、未来の幸せにつながるでしょ。これからも家族みんなで幸せに暮らしていきたいよ。

メアリーへのインタビュー

●メアリーについて教えてください

今、23歳の学生よ。現在は実家を離れて一人暮らし中なの。両親と妹がいるわ。。平日は学校に通っていて、毎週金土にスフィアンの下で働いているの。学校の授業は本当に難しいわ。スフィアンのテーラーショップは、父親がスフィアンと知り合いで紹介してもらったの。テーラーの仕事に興味があって、勉強もかねてここで働くことにしたの。

●アラジからはじめて注文をもらったときはどんな感じだった?

Yumeからマスクを注文されて初めてお金をいただいたとき、すっごくうれしかったわ。私にとって初めての仕事で、初めての収入だったから。そのお金で自分用のドレスのためにラパー(布)を買ったわ。すごく気に入ってるの。

●師匠のスフィアンさんはどう?

普段はとても優しい。たまに怒るけど!笑 オーダーされた洋服を作成中にスフィアンからの指示を間違えちゃったときとかね。
(そのあとスフィアンが手直しして何とかなったそうです。)

●メアリーのこれからやりたいことや将来の夢はなに?

もっと学びたいな。学校の勉強もこの仕事についても。ドレス(ワンピース)が好きだから、まずはここでしっかり学んで、いつかは自分の店を構えてお客さんのためにたくさんドレスを作りたいわ。

 

 

 

インタビューに答えてくれたお二人どうもありがとうございました!

スフィアンは最近プリンセスという弟子をもう一人雇ったそうで、男性テーラーが割りと多いシエラレオネで、女性たちももっとがんばってくれたらいいなと思いました。

田舎の出身で内戦中は友達が二人、目の前で撃たれて殺された経験をしたというスフィアン。首都に引っ越してきたときに、両親の稼業である大工を継ぐように言われたが、テーラーの仕事が本当に魅力的だったため、テーラーになったそうです。

日本でテーラーたちのつくったドレスを着ているお客さまの写真をみせたり、感謝の手紙を届けると、本当に彼らはよろこんでくれるのですが、自分の好きなことを自身をもって働ける環境は素晴らしいですね。

この後、第7回現地活動報告でもお伝えしようと思いますが、フォートストリートのほとんどの家で、建物の再建が終わろうとしています。これからは、「生活向上支援」とい形ではなく、フォートストリートのテーラーたちとは、日本で販売できるものを協力して開発・制作する、WIN-WINな関係になれればと思っています。

スフィアンが制作した服はWEBショップで購入可能です!

シエラレオネで制作したアフリカ布の商品はWEBショップで購入可能です。

全品作った人の顔がわかるWEBショップになっています。ぜひ覗いてみてください。

 

 

(投稿)下里夢美

(2019年3月25日)災害孤児支援活動レポート#9 2月活動報告-家計簿指導その後

2019年3月25日

(2019年3月25日)災害孤児支援活動レポート#9 2月活動報告-家計簿指導その後

こんにちは、事務局長の支倉常明です。

前回の活動報告記事はこちら:(2019年2月2日)災害孤児支援活動レポート#8 1月活動報告-試験的に家計簿指導がはじまりました

今月も現地パートナースタッフより届いた、最近の子どもたちの様子や家計簿指導の続報をご紹介していきます!

顔の見える支援を続けたい

 

少しでも多くの子どもたちが、「不慮の事故や災害で中退せずに学び続けられるように」サポートを続けます。

世界的にみても雨季の降水量の多いシエラレオネの首都フリータウン。2017年に大規模な土砂災害が発生し1,000人あまりが犠牲になりました。時たま「人災」だったと言われるこの大洪水。森林伐採やコンクリートにするための石採掘などで地盤が緩いところに、人口増加により安価な家を建設する人々が増え、さらに水路がゴミで埋まって水が流れにくくなり、並行してコレラの蔓延も懸念される。原因の何をとっても途上国ならではの問題のように思えます。

NPO法人アラジとして、2017年8月の災害発生時には80名の災害孤児に対して約30万円の教材支援を届け、さらに私たちの現地オフィスの近くの里親宅に対して10名に限定して、毎月の家庭訪問を通して継続的に教育費と医療費を届ける支援活動を行っています。

今月の子どもたちのレポートです。

風邪とマラリアにかかってしまったアイサタ

アイサタは、風邪とマラリアにかかってしまい、かなり症状が悪かったようで、少しの間入院していたそうですが、今は元通り元気に過ごしているとのことでした。

里親さんは、もともとタクシーの運転手をしていたのですが、昨年、車の故障で職がなくなり、現在も職探し中です。ただ、ちゃんと面倒を見てもらえているようなので安心しています。

その他の孤児たちも、毎日運動会の練習をしていたり、きちんと宿題をして頑張っているなど報告を受けています。

家計簿指導・その後

先月からスタートした家計簿指導について、今月、確認させてもらいました。

いくつかの家庭に記入のお願いをしていたのですが、1家庭だけきちんと持ってきてくれました。
どのように書くかは徐々に伝えていますが、そもそも「毎日記入するのはできない」「残額も記入できない」と言われてしまっています。

背景として、シエラレオネでは、日本のように「スーパーなどで、まとめて買い物をする」といった習慣はなく、例えば「水だけ買う」「靴だけ買う」「お菓子だけ買う」といった感じで、1日に何回も、必要になったらそれだけを買います。もちろんレシートもでないので、その度に記録するのも手間ですし、あとから思い出して書くのもなかなか難しそうです。また、スモールビジネスをやっている家庭も多く、収入についても、月に一度の給料日があるというわけではありません。

とはいっても、子どもたちの将来設計のために「その場しのぎ」ではないお金の使い方を意識してもらうべく、どのような形なら続けていけるか模索しながら、引きつづき指導を続けていきます。

里親サポーターを募集しています。

月3,000円で孤児1名の里親なっていただく「里親サポーター」制度のご支援を募集しております。毎月活動報告とともに、子どもたちの写真データをメッセージでお送りするほか、半年に一度、ご自宅へ写真つきで子どもたちからのお礼のお手紙とプレゼントを送付いたします。

現在は10名のみの災害孤児支援ですが、今後里親サポーターマンスリーサポーターとして、アラジの仲間になっていただける方が増えれば、今もなお問題を抱えるエボラ出血熱孤児やストリートチルドレンなどの支援に、活動範囲を広げることができます。

→月3,000円からの災害孤児支援「里親サポーター」についてはこちら

→月1,000円からの「マンスリーサポーター制度」についてはこちら

皆様のご支援のほど、引き続きよろしくお願いいたします。

投稿:支倉常明

(2019年3月10日)文京区事務局にて第6回現地活動報告会を開催しました

2019年3月10日

文京区事務局にて第6回現地活動報告会を開催しました!

2019年3月9日(土)NPO法人アラジ文京区事務局にて、第6回現地活動から帰国したスタッフの瀬谷による現地活動報告会を行いました。

主な開催内容

  • 参加者の皆様の自己紹介
  • シエラレオネ共和国について(現状と課題)
  • 第6回現地活動報告について
  • 今後の活動計画について
  • 質疑応答タイム
    …etc

私たちが行っている活動について

  • アフリカ布雑貨開発・販売事業
  • フリータウン災害孤児支援
  • ポートロコ小学校教材支援
  • ゲストハウス事業

詳しくはこちら

NPO法人アラジの基礎概要や、シエラレオネの最新データ・情報をお越しいただいた皆様へ説明する事務局長・支倉。

今回の現地活動内容やシエラレオネでリアルに感じたことや体験などについて、スタッフの瀬谷からお伝えしました。

 

この日は、日ごろメディアやSNS等でアラジの活動を知っていただいている方が多く初参加してくださいました。

代表の下里は出産間近のためこの日は不在でしたが、スタッフが協力して、いつも活動を支えて下さっている皆様へ活動報告ができました。

 

 

瀬谷による現地活動滞在レポートは(2019年2月3日)第6回現地活動を行った瀬谷からのちょこっと活動報告にもまとめられていますので、ぜひご覧ください。

また、この日に報告させていただいた内容はPDFにて下記閲覧可能ですので、ぜひ下のボタンからダウンロードしてご覧ください。

NPO法人アラジー第6回現地活動報告会(PDF)

現地活動報告のほか、現在のシエラレオネの各種データ、2019年のNPO法人アラジの計画も書かれていますので、ぜひご覧ください。

 

引きつづきマンスリーサポーターを募集しています!

引きつづき今後も、1日33円(月1000円)から活動を応援いただけるマンスリーサポーターを募集しております。(学生は1日16円:月/500円から)

1日たったの33円で継続して一緒にシエラレオネの課題解決に向けて考え、行動することができます。引き続き仲間をたくさん増やし、シエラレオネ共和国における課題解決に一同真摯に取り組んでまいります。

マンスリーサポーター登録はこちら

(投稿)支倉常明